女王アリとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 女王アリの意味・解説 

じょおう‐あり〔ヂヨワウ‐〕【女王×蟻】

読み方:じょおうあり

アリ集団における真正の雌。結婚飛行後、地上で翅(はね)を落とし隠れ場を見つけて小室作り産卵し新たなアリ集団をつくる。《 夏》


女王アリ

英訳・(英)同義/類義語:queen ant

社会アリ生殖個体
「生物学用語辞典」の他の用語
生物の名前総称など:  多細胞性緑藻類  大がく類  奇蹄類  女王アリ  女王バチ  好気性細菌  好気生物

女王アリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 10:09 UTC 版)

Oecophylla smaragdinaの女王アリ

女王アリ(女王蟻、Queen ant、じょおうあり)はアリのコロニーのうち、産卵を行う雌であり、通常はコロニー全てのアリの母親である。Cataglyphisのように交尾せずに無性単為生殖で子孫を残せる雌アリもいるが、その子も雌アリである[1]。他に、Crematogasterの女王のように、結婚飛行を行って交尾するものもいる。新女王アリとなる子は幼虫時から繁殖可能になるよう特別に育てられる。種によって、女王アリが1匹の種もいれば、中には何百匹もの女王がいるような種もある[2]Lasius nigerの女王アリはドイツの昆虫学者Hermann Appelによって28年9ヶ月飼育され、Pogonomyrmex owyheeiの女王アリは野生化での最大推定寿命が30年である[2]

シロアリの女王アリ

アリと同様に真社会性昆虫であるシロアリの女王についても、日本語では「女王アリ」と呼ぶ。シロアリの女王アリは非常に大きな腹部を持つことで知られる。

脚注

  1. ^ Keller, Laurent; Gordon, Elisabeth (26 February 2009) (英語). The Lives of Ants. Oxford University Press. p. 191. ISBN 9780191580079 
  2. ^ a b Chapter 34: Longest Adult Life - The University of Florida Book of Insect Records - Department of Entomology & Nematology - UF/IFAS”. entnemdept.ufl.edu. 2022年8月14日閲覧。

関連項目

  • 女王バチ
  • 働きアリ
  • 社会性昆虫
  • 真社会性
  • ガマゲイト英語版 - 女王のように繁殖可能となった働きアリ(繁殖ワーカー)。
    • ワーカー型幼形生殖虫英語版
    • ニンフ型幼形生殖虫(nymphoid neotenic、副女王アリ)
  • ワーカー・ポリシング英語版 ‐ 働きアリ・ハチなどが、女王以外が生んだ雌の卵などを除去する行動。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「女王アリ」の関連用語

女王アリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



女王アリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの女王アリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS