感染事例
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「リステリア・モノサイトゲネス」の記事における「感染事例」の解説
1981年、カナダ東部のノバスコシア州ハリファックスでコールスローを感染源とするリステリア症の大流行であった。主に妊婦と新生児で41人が感染、18人が死亡した。原因は、コールスローに使用されていたキャベツに与えられていた羊糞であった。この事件により、リステリア・モノサイトゲネスが食品媒介性であることが証明された。 2001年3月、北海道でリステリア・モノサイトゲネスによるナチュラルチーズの集団食中毒が発生した。日本で食品由来の感染が確認されたのはこの件が初。 2015年3月、米国の有名酪農ブランドがアイスクリームを大量リコールした。米国食品医薬品局(FDA)の発表では、カンザス州の病院で同社のアイスクリームを食べた5名の患者がリステリア症の治療を受け、そのうち3名が死亡した。
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感染事例
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エボラウイルス属の感染に関する年表年国種感染者死者致死率備考1976年 コンゴ民主共和国 ザイール 318 280 80% ザイールエボラウイルスの発見。 1976年 スーダン スーダン 284 151 53% 初めてのエボラウイルス属の発見。 1976年 イギリス ザイール 1 0 0% 実験室内で汚染された針に誤って触れたことによる感染。 1977年 コンゴ民主共和国 ザイール 1 1 100% 1979年 スーダン スーダン 34 22 65% 1976年と同じ場所での再流行 1989年 アメリカ合衆国 レストン 0 0 0% フィリピンから輸入されたサルから発見。レストンエボラウイルスの発見。ヒトへの感染はなかった。 1989年 - 1990年 フィリピン レストン 3 0 0% カニクイザルの間で流行し多数の死亡が確認されているが、感染したヒトの4人には抗体が発見されたが症状はなかった。 1990年 アメリカ合衆国 レストン 4 0 0% 1989年の再導入。感染した4人には抗体が発見されたが症状はなかった。 1992年 イタリア レストン 0 0 0% 1989年のアメリカ合衆国と同じフィリピンの施設から輸出されたサルから発見されており、関連が疑われている。ヒトへの感染はなかった。 1994年 ガボン ザイール 52 31 60% 熱帯雨林の金鉱山キャンプで流行した。黄熱病と疑われ、確定したのは1995年。 1994年 コートジボワール タイフォレスト 1 0 0% タイフォレストと呼ばれる地域で野生のチンパンジーの解剖後、1人が感染した。スイスで治療されている。 1995年 コンゴ民主共和国 ザイール 315 250 81% 1996年1月 - 4月 ガボン ザイール 37 21 57% 森の中でチンパンジーを狩り、屠殺し食べた19人が感染した後、家族に広がった。 1996年7月 - 1997年1月 ガボン ザイール 60 45 74% 森の中で見つかったチンパンジーが感染源であると断定されている。 1996年 南アフリカ共和国 ザイール 2 1 50% ガボンでエボラ出血熱を治療した医者が南アフリカ共和国に移動した後発症、世話をした看護士にも感染。その看護士が死亡した。 1996年 アメリカ合衆国 レストン 0 0 0% フィリピンから輸入されたサルに感染していた。ヒトへの感染は確認されていない。 1996年 フィリピン レストン 0 0 0% ヒトへの感染は確認されていない。 2000年 - 2001年 ウガンダ スーダン 425 224 53% 2001年10月1日 - 5月2日 ガボン ザイール 65 53 82% ガボンとコンゴ共和国間で国境を越えて感染した。 コンゴ共和国 57 43 75% 2002年12月2日 - 2003年4月3日 コンゴ共和国 ザイール 143 128 89% 2003年11月 - 12月 コンゴ共和国 ザイール 35 29 83% 2004年 スーダン スーダン 17 7 41% 2007年 コンゴ民主共和国 ザイール 264 187 71% 2007年12月 - 2008年1月 ウガンダ ブンディブギョ 131 42 37% ブンディブギョエボラウイルスの発見。 2008年11月 フィリピン レストン 6 0 0% 感染した6人には抗体が発見されたが症状はなかった。 2008年12月 - 2009年2月 コンゴ民主共和国 ザイール 32 15 47% 2011年5月 ウガンダ スーダン 1 1 100% 2012年7月 - ウガンダ スーダン 24 16 67% 2012年8月 - コンゴ民主共和国 ブンディブギョ 36 13 36% 2012年11月 - ウガンダ スーダン 6 3 50% 2014年2月 - 2016年6月 ギニア リベリア シエラレオネ ザイール 28610 11308 39% 2014年の西アフリカエボラ出血熱流行。西アフリカで初めての流行(1995年のコート・ジボアールの1人を除く。)。ナイジェリア、マリなどの周辺国、ヨーロッパ、アメリカに拡大。 2014年6月 - 10月 ナイジェリア ザイール 20 8 40% 2014年 - 2015年1月 マリ ザイール 8 6 75% 2014年 - 2014年12月 アメリカ合衆国 ザイール 4 1 25% 2014年8月 - 11月 コンゴ民主共和国 ザイール 69 49 71% 大流行した2014年の西アフリカエボラ出血熱流行のウイルス種とは無関係。 2017年5月 - 7月 コンゴ民主共和国 ザイール 8 4 50% 2018年5月 - コンゴ民主共和国 ザイール % 2018年5月現在流行継続中。
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