急行から特急の時代へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:51 UTC 版)
「とき (列車)」の記事における「急行から特急の時代へ」の解説
1969年(昭和44年)10月1日:「とき」の季節列車が定期列車となり、5往復になる。「佐渡」は1往復が廃止されて7往復となる。上野駅 - 秋田駅間に羽越本線経由の気動車特急「いなほ」(キハ80系)が新設され、「鳥海」の昼行1往復は季節列車に。また上野駅 - 金沢駅間の特急「はくたか」が、それまでのキハ80系気動車から481・485系電車に変更された上で信越本線経由から上越線経由となる。 1970年(昭和45年)10月1日:「佐渡」1往復を特急「とき」に格上げ。「とき」「佐渡」ともに6往復になる。 1972年(昭和47年)3月15日:「とき」は1往復増発され、7往復になる。この時上野駅 - 新潟駅間の所要時間は3時間51分に。「ゆざわ」が廃止される。「天の川」は秋田行きとなる。 10月2日:「とき」は3往復増発されて10往復になる。自由席を新設しエル特急に。「佐渡」はこのとき上野駅 - 長岡駅 - 直江津駅間に「よねやま」が運転開始したため1往復が廃止され、5往復になる。また「いなほ」は485系電車に変更され2往復に増発、うち1往復が青森駅発着となった。「鳥海」は夜行1往復が廃止され1往復になる。 1973年(昭和48年)4月1日:東北・上越新幹線建設工事に伴う上野駅 - 東京駅間の線路封鎖のため、「とき」の東京駅乗り入れを廃止。 10月1日:「とき」は3往復増発されて13往復になり、6時から18時台までほぼ1時間ヘッドとなる。「佐渡」は1往復が廃止されて、昼行3往復・夜行1往復の4往復になる。また、「佐渡」「よねやま」のビュッフェ営業を休止。 1974年(昭和49年)12月28日:「とき」の181系電車の一部を、新製された食堂車を連結しない183系電車1000番台に置き換える(当時13往復のうち、朝・昼・夕の3往復の列車)。なお、この183系1000番台のヘッドマークには161系→181系とは異なり、「朱鷺」の漢字は添えられなかった。 1975年(昭和50年)3月10日:「北陸」1往復が特急に格上げされ、もう1往復は「能登」に改称。 4月14日 - 5月26日:上越線上り線の土合駅 - 湯檜曽駅間での落盤事故の影響により、同区間は下り線を使うことで復旧するが、線路容量が不足するため「とき」「佐渡」の半分が運休。 1978年(昭和53年)6月:「とき」の食堂車営業が休止。 10月2日:ゴーサントオと呼ばれるダイヤ改正に伴い、「とき」が1往復増発、14往復になる。 1979年(昭和54年)4月:「はくたか」が1往復増発され2往復になる。 7月:「いなほ」が1往復増発され3往復になる。 1981年(昭和56年)10月1日:自由席1両が禁煙車となる。在来線特急としては初めて行われた。 1982年(昭和57年)11月15日:同日のダイヤ改正に伴い、「とき」「はくたか」は上越新幹線の開業によって廃止。「佐渡」は新幹線開業とともに夜行便の削減などを行い3往復と減便されたが存続。「いなほ」は、2往復が新潟駅 - 秋田駅・青森駅間の新幹線連絡特急となり、残った上野駅 - 青森駅間の1往復は「鳥海」と改名。それまでの夜行急行「鳥海」は、特急に格上げされて「出羽」となる。 1985年(昭和60年)3月14日:「佐渡」「鳥海」「よねやま」は、新幹線上野駅延伸開業を機に廃止。また、急行「天の川」を臨時列車に格下げ。 1987年(昭和62年)9月3日:夜行快速列車、「ムーンライト」(現在の「ムーンライトえちご」)が運転開始。 1990年(平成2年)9月1日:上野駅 - 青森駅間に上越線経由の寝台特急「鳥海」が運転開始。 1993年(平成5年)12月1日:寝台特急「出羽」が廃止。 1994年(平成6年):臨時急行「天の川」が廃止。 1996年(平成8年):上野駅 - 秋田駅間に上越線経由で臨時急行「うえつ」が運転される。 1997年(平成9年)3月22日:「鳥海」が「あけぼの」に改称。同日に「はくたか」が北越急行ほくほく線の開業に伴い、同線と上越線(越後湯沢駅 - 六日町駅間)を経由する越後湯沢駅 - 金沢駅間の新幹線連絡特急として復活。 10月1日:「能登」が信越本線経由から再び上越線経由になる。 2004年(平成16年)10月23日 - 2005年(平成17年)3月25日:新潟県中越地震により「あけぼの」「能登」「ムーンライトえちご」が運休。 2009年(平成21年)3月14日:快速「ムーンライトえちご」が臨時列車に格下げ。 2014年(平成26年)3月15日:寝台特急「あけぼの」が臨時列車に格下げ。これにより上越線全線(高崎 - 宮内間)を走行する定期優等列車が消滅。
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