急行「能登路」ロマンスカー(キハ28 2049)
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「国鉄キハ58系気動車」の記事における「急行「能登路」ロマンスカー(キハ28 2049)」の解説
キハ28 2049「能登路」用ロマンスカー ロマンスカーマーク 1980年当時、七尾機関区(現・七尾鉄道部)に所属し七尾線の急行「能登路」で運用されていたキハ28 2049に施工した改造。 床に絨毯を敷き、座席を新幹線0系電車同様の転換クロスシートに交換したため定員を44名に変更。 運転中に車内で観光案内ビデオの放映を行うため、ビデオ再生装置の搭載と客室の前後に50インチビデオスクリーンならびに側壁面にサイドスピーカー24個を搭載。 客室後位寄りの窓1枚を小型化し、戸袋窓脇にシンボルマークを記載。 AU13形冷房装置を1台撤去して6台とした。 これは、沿線地域の観光振興のために試験的に改造したものであり、同年7月12日より多客期のみ1往復ロマンスカーの名称で普通車指定席で運用された。しかし、外見は国鉄急行色のままで視覚的区別が付きにくかったこともあり、利用客が延びず1982年には運用を終了。その後はビデオ再生装置の撤去が行われ、普通列車の運用にも用いられた。なお同車は、1987年にゴールデンエクスプレスアストルの中間増結車キロ29 552に改造された。
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