巨神機の繰者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 02:21 UTC 版)
巨神機の繰者たち。戦闘では主にブラッククロークからの命令で動いており、亜人種の集落への侵攻、セントガルド軍兵士のサポートなどが主な役割である。 ゲーマー 第1~4巻、第6、7巻に登場。 人型有人・無人巨神機、辰型巨神機などの量産型巨神機及び子神将ヴィカラーラの繰者。 地上にいた頃は「DAINSLEIF(ダインスレイブ)」の名で有名な世界ゲーマーランキングトップの天才ゲーマーだった。 「誰だってスコアのために生きている」という考えを持ち、「結局世の中も全部ゲーム」とも考えている。 第1、2巻では、単独で巨神機による侵攻作戦を実施、自身の専用機を壊され撤退、第3、4巻ではブラッククロークからの指令で、フィッシャーと組んだ。顔を合わせてそうそうフィッシャーに嫌悪感を抱く。 第4巻でブラッククロークから撤退命令を受けて撤退、命令でフィッシャーを見捨てたことに対して「別にアイツは好かないからどうでもいい」と発言した。 巨神機を搭載した飛行機を所有しており、人型巨神機での攻撃の際は、そこから出動する。第1巻での描写から辰型巨神機もそこから遠隔操作していると思われる。 第6巻では「ワーカーの巨神機を使ってゲームをしてこい」と言われ、子神将ヴィカラーラで衛太と戦い、彼を捕らえる。続く第7巻では衛太とゲームで対戦、その後ラミア族救出に現れた衛太(&ガントレット化したタクシャカ)とヴィカラーラで戦い、3度目の敗北を喫する。 巨神機の繰者として選ばれた理由は第7巻時点で不明。 フィッシャー 第3、4巻に登場。巳神将インドラの繰者。 地上にいたころは、人嫌いから釣りに逃げていた(加えて上記のブラッククロークに会う直前も含め、憂さ晴らしの如く立入禁止区域に扉の鍵を破壊しての釣りをして、注意を受けてた)。友人達に趣味をばかにされ、更に父親から「そんなお前なんか社会は必要としない」と言われ、孤独感の中にいたとき、ブラッククロークにより巳神将インドラの繰者に選ばれ、マギスーツを与えられ(第3巻での回想)、海軍の魚人族侵攻作戦の任務を与えられる。 ゲーマーとの合流時、エータとの再戦に燃える彼を、冷静になるよう挑発的かつ余裕のある口調で諭す一方、傲慢なまでに自惚れ屋でもあり、自身の「魚人たちは海に必要とされていない」との発言に対しマリーナから 「お前こそ海に必要ない」と反論されて逆上、彼女を魔力回復用の生け捕りから切り刻んでの殺害に切り替える等、自身も同じかそれ以上に短気かつ攻撃的でプライドが高い。しかし、一方で「釣りの極意(獲物の欲しがる物を旨そうに見せる)」と 称してわざと自らの弱みを晒して相手の油断を誘う狡猾さも持ち合わせている。しかし、前述の性格故か、一度不利になると激しく取り乱す事が多い。また、物の例えの殆どが、釣りや海に関する単語である。 衛太との一騎打ちで敗れ退却、魚人族を圧倒するも、衛太とアステリオ吸収形態ガントレット、マリーナ率いる魚人族の反撃に遭いインドラも破壊され、更にはゲーマーにも見捨てられ、魚人族の精鋭たちに海中に引きずり込まれ死亡。 ハンター 第5、6巻に登場(第4巻ではブラッククロークによる紹介で2コマだけ登場)。戌神将ヴァジュラの繰者の壮年(現実の日本はライフル所持には散弾銃の入手後から最低10年必要の為、その通りなら若くとも30歳前後と思われる)の男性。額にクマによる引っかき傷の痕がある。ボルトアクション式のライフルを使用しており、他に迷彩模様のマントと弾丸ポーチを装備している。 「命」、「生きる」事に対して「生きる事は命を食べるという事」、「命への感謝と共に己の血肉とする」という考えを持ち、同時に「現代において命はただの商品」、「ただ消費されるだけの物」とも考え、「命を実感する」ために猟師になった。だがある時、冬眠し損ねたヒグマと遭遇、頭を裂かれ死を覚悟した時ヒグマを瞬殺したブラッククロークから巨神機の繰者として選ばれた。 凍土山脈のセントガルド軍陣地近くの森から登場。この時点ですでに森中にトラップを張り巡らせていたり、森の動物達の生態、急所を熟知していたり、トラックでおびき寄せた人狼族に臭いで気付かれないようにして待ち構える等、冷静且つ用意周到な性格。さらに族長の左右に揺さぶりをかけた高速移動に対し、脚を狙って狙撃するなど、狩人として非常に高い実力を持つ。また、番外編「ハンターさんのその後」では料理の腕を発揮、人狼族の食糧問題を解決した。 衛太(&ガントレット化したフレキ)と「狩る者同士の勝負」を繰り広げるが、衛太の【群狼乱襲】を喰らい敗北、「猟師としてイチから出直す」として人狼族の村に現れ、物々交換を持ちかけ、族長もこれに応じた。 ワーカー 第6、7巻に登場。カガチ基地の巨神機生産工場の生産体制を管理している。子神将ヴィカラーラの操者。 常に「効率!能率!回転率!」と「率」を意識するように兵士に心掛けさせている。
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