工房の魔女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 01:35 UTC 版)
「ウィッチクラフトワークス」の記事における「工房の魔女」の解説
火々里 かざね(かがり かざね) 声 - 大原さやか 綾火の母であり、冬月高等学校の理事長。冬月市の工房長でもあり、工房の魔女(主に綾火や霞)が引き起こした事態の収拾などを裏で行っている。 「終わりの魔女」の称号を持っている実力者。終わりの魔女としての名は「バッドエンド」。その強大な力は棗からは「神話級」、メデューサやキオラパメラをして「魔女の頂点の一つ」「化け物の様な魔力」と評されるほど。 白姫を抑えられるほどの力を持ち、「竜の歯(ドラゴントゥース)」「拷問屋」「迷探偵かざね」などの異名を持つ。親戚からも畏れられ、怒ると角が生える。その実力は不完全なメデューサでは手も足も出ず、白姫と契約した綾火さえ母には敵わないと考えるほど。 コーヒーなどに角砂糖を山盛りで入れるほど、常軌を逸した極度の甘党である(この性質は娘の綾火も同様)。 理知的だが考察力に欠け、要所要所で見当違いな推察をしてしまう。頭は良いがバカとクロノワールやメデューサから評されている。また、若干の親バカであり、綾火が姫様特権で仄を生徒会長にした際の建前の演説に感動して泣いていた。そのせいか、白姫の封印が解けたことにはウイークエンド戦までは気づいていない。理事長の前はこけし職人をしていた。往年の学生時代は冬月市の女番長であり、仄の母の小町とはその当時からの親友。 仄が傷つこうが綾火が死のうが封印だけは解かれるなと綾火には言っていた。封印が1つでも解けたらかざねが仄ごと封印すると周囲は考えていて、綾火は封印が1つ解けた仄を護るため母を倒そうと必死になった。ところがいつの間にか封印が全部解かれたらかざねが全てを終わらせる、に基準が甘くなっていた。ウイークエンド戦の際にはかざねは力が回復していたにもかかわらず参戦もせず、仄(白姫)が奪われても仕方が無いと考えていたという。 敵であろうが娘であろうが基本的に敬語を使う(口調は傲岸不遜だが)。仄にも年上には敬語を使うことと躾けた。 昔の思い出として十字軍遠征やフランス革命を思い出している(娘曰く天然理心流の使い手で新撰組にもいたとのこと)ことから、数百年を生きていることがうかがえる。塔の魔女のクロノワールとは知人であり、理事長代理を任せたこともある。かざねとクロノワールの出会いについては魔女の恋人に描かれている。 もともとは塔の魔女であり、本編の時間より以前には「宝月かざね」の名で仄を弟子として放浪していた。その際に人助けのつもりで入った火々里家で火々里火陽の外道を知り、その後に火陽を捕縛。工房の魔女から長年追われていた火陽を手土産に工房入りし、火陽の監視を名目に冬月市の工房長に収まり、同時に火々里家の当主となり綾火を養育するようになった。お福 声 - 斉藤佑圭 「こけし職人」の異名を持つかざねがフランス人形から感化されて創り出した、大きなこけしの使い魔。着物姿でフワフワ浮く雲の上に乗っている。顔の正面はおかめのようなにこやかな顔をしているが、後頭部には角を生やした「ダークお福」の顔がついており、緊急時には顔がそれに変わってしゃべれるようになる。 深影 栞(みかげ しおり) 火々里家に仕える工房の魔女。深影恭一郎の姉で、棗の母。 女郎蜘蛛を使役する魔女で、火々里家の護衛を一任されている。蜘蛛との契約によって呪いを受け、また両手の掌に印があり、隠すために手袋をしている。容赦のない性格で実娘の棗であっても容赦がないが、後述の過去から小町とその息子である仄には非常に甘い。多華宮家の幸せが人生の目的の1つとなっており、恭一郎を洗脳して仄に歪んだ感情を持たせたり、また棗を仄と結婚させるつもりだった。そのため、綾火とは仲が悪い。 学生時代に掌を見られたことでいじめを受け小町に助けられる。その後、自身が休学となって、代わりに小町がいじめの対象となり、恩返ししたいと考えている。この件があり、小町や彼女を助けたかざねとは親友同士となる。 氷尾 真冬(ひお まふゆ) 火々里家に仕える工房の魔女。凍子の母。 由緒ある魔女の末裔だが、真冬自身の能力は低く、現在は没落している。火々里家に使用人として住み込みで働いており、栞からはいつも小言を言われている。能力の高い娘・凍子が自慢。 ローランとウィネ 声 - 尾崎真実(ローラン) メデューサを管理しているドイツのローテンブルクの工房から派遣された、「刺青の魔女」と呼ばれる姉妹。自分より高位であるかざねに対しても、慇懃無礼な口調で話す。ルフという巨鳥に乗る。捕縛状態のメデューサをかざねから強引に奪ったため、最終的にメデューサを逃がしてしまう羽目になる。 その後は冬月 アルシナ 「始まりの魔女」と呼ばれる、工房を作った創始者である魔女の一人。かつては「冬の嵐」と呼ばれた強大な魔女で、白姫エヴァーミリオンとも旧知の仲。かざねの上司にあたるためかざねであっても逆らえない。 かざねが工房長として冬月市を管理していることを知りつつ、仄の抱える危険性や塔の魔女が市内に複数潜伏しているといった報告等から自ら調査のために冬月市に滞在、さらには冬月高校に1年生として転入する。その際の活動のためにかざねにねじ込む形で火々里姓を名乗る。 仄がエヴァーミリオンの器として相応しい人間かを調査するという名目であるが、そもそもエヴァーミリオンと契約した者は歴史上必ず力に溺れて堕落してきていたため、「仄も今までの契約者と同じように危険であること」を証明することが調査の目的と化している節がある。 人を物(家具)に変える魔法を得意とし、気に入った物はそのまま私物として自室に置いている。一方で所有した時点で満足するタイプらしくその管理はかなりずさんで、段ボールに詰め込んだまま放置する、どの魔女をどの家具に変えたかを失念する、と言った具合である。
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正式名称「アルティマシュリアの工房の魔女」。本部はアルティマシュリ(=世界の果て)に存在する。人が集まり町となった場所に工房を建て、その町で魔法が悪用されないように管理する。夜に活動することが多いため、魔女姿は黒が基本となっている。普段は箒で町を見回っており、町を守護するのは5人の高校生と決まっている。
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