将棋界の人々と関係者
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米原公紀(よねはら きみのり) 演 - 桂枝雀 棋界のドン・永世名人。香子と史郎の師匠。勝負師同士の二人の結婚には反対だったが、不幸にも彼の懸念は的中してしまう。後に自身が持つタイトルの挑戦者の史郎との対局直前にぎっくり腰を発症し、そこを突いた史郎の2時間にも及ぶ長考に耐えられずに敗れたことにより、引退を決意する。 米原桂子(よねはら けいこ) 演 - 三林京子 米原永世名人の妻。夫婦仲は良好。史郎のことをずっと気にかけており、米原は「森山君のことが好きなのだろう」と言ってからかっている。それゆえ、史郎と香子の結婚には米原以上に猛反対した。史郎が離婚した後もお見合い話を何度も持ちかけている。が、上述の長考を行った対局の後、史郎を鬼呼ばわりした。 猿渡夏彦(さるわたり なつひこ) 演 - 國村隼 新進棋士奨励会の幹事。初登場時は五段、後に六段。初めは香子を軽視していたが、次第に実力を認めるようになる。香子と史郎の結婚式では幹事を務めた。対局の解説を担当することが多い。 雨宮秋彦(あめみや あきひこ) 演 - 田口浩正 奨励会員。史郎が四段昇段を決めた時の相手。弱気な将棋で猿渡は彼のことをずっと気にかけていた。その後もずっと四段に上がれずに時が過ぎ、後がなくなった彼は銀蔵に教えを乞うて攻め将棋に開眼。米原に改めての教えを乞うて守りの将棋(および無の境地)を習得した香子と互いにプロ入りを懸けた大一番を争う。香子をあと一歩のところまで追いつめ、一時は銀蔵も米原も雨宮の勝ちを確信するが、その二人の予想を超えた香子の妙手がきっかけで敗れ、年齢制限規定により奨励会を退会。その後はファミリーレストランで店長として働いていたが、偶然訪れた野田家で香子が棋士を辞めようと思いつめていたことを知り、自身最後の対局となった勝負の棋譜を再現して慰留した。なお、最後の対局後に産まれた第二子には香子と名づけている。 雨宮みどり(あめみや みどり) 演 - 松本麻希 雨宮秋彦の妻。雨宮と香子が対局する事になった時は第二子を妊娠していたこともあり、香子に雨宮への負けを懇願。香子を苦しめる。 雨宮春彦(あめみや はるひこ) 演 - 森田直幸 雨宮秋彦の息子。 羽柴秀明(はしば ひであき) 演 - 茂山宗彦 21世紀編に登場する天才的な若手棋士。対戦相手の手の内を読むのが得意。香子曰く、コンピュータのような将棋。75手で負かすと宣言し、動揺した史郎を77手で負かし、その後、香子と対戦するが今度は手を全く読めずに敗北。対局終了直後に突如、香子にプロポーズする。以後、香子につきまとうが全く相手にされず、さらに「竜将」のタイトル挑戦者決定戦で「75手で負かすので、負けたら引退してください」という羽柴の挑発に応じた史郎に120手で敗れ、自分の計算通りにならないこともあることを思い知ったことから18歳で引退してしまう。 なお、作中のタイトルは実際の将棋界のタイトルとは名称が異なる。作中では「名人」のみ実在のものと同じタイトルが使われた。 織田信雄(おだ のぶお) 演 - 岸部一徳 「飛将」のタイトル保持者。 対局相手の背後に回りこみ、相手側から盤面を見ようとする癖がある。 上杉康治(うえすぎこうじ) 演 - 桂小米朝(現・五代目桂米團治) 「飛王」のちに「王棋」のタイトル保持者。 三枝桂一郎(さえぐさ けいいちろう) 演 - 桂三枝(現・六代桂文枝) 「竜将」のちに「飛王」のタイトル保持者。終盤の妙手で一度は史郎の挑戦を退ける。 プロ将棋界・プロ野球界からのスポット登場人物 羽生善治(はぶ よしはる、本人役) 演 - 羽生善治 「名人」のタイトル保持者。香子が羽生の名人位に挑戦するシーンをもってドラマは幕を閉じる。 毛利元彦(もうり もとひこ) 演 - 古田敦也 = ヤクルトスワローズ 「棋将」のタイトル保持者。 実在の将棋棋士 内藤國雄 演 - 内藤國雄 谷川浩司 演 - 谷川浩司 神吉宏充 演 - 神吉宏充 有吉道夫 演 - 有吉道夫 神崎健二(香子が対・雨宮秋彦戦で指した妙手の解説役も担当。聞き手は三倉茉奈・佳奈の二人が麗子・香子として務めた) 演 - 神崎健二 平藤眞吾 演 - 平藤眞吾 島朗 演 - 島朗 長沼洋 演 - 長沼洋 井上慶太 演 - 井上慶太 森内俊之 演 - 森内俊之
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