安斎肇とは? わかりやすく解説

安齋 肇

安齋肇の画像 安齋肇の画像
芸名安齋 肇
芸名フリガナあんざい はじめ
性別男性
生年月日1953/12/21
星座いて座
干支巳年
出身地東京都
URLhttps://www.office-123.com/harold/index.html
プロフィール桑沢デザイン研究所デザイン科修了後、麹谷・入江デザイン室(1976~1979)、SMSレコードデザイン室(19781982)を経てフリー東京イラストレーターズ・ソサエティ会員イラストレーターとして多数キャラクター世に送り出している。代表的なキャラクターにはJALリゾッチャ』、田中康夫イメージキャラクターカモシカ・やっしー』、JA共済『しあわせ夢くらぶ』、花王キッチンハイター』、Eテレアニメ『わしも』などがある。アートディレクターとしてCDジャケットやツアーパンフレットなど音楽に関するデザインのほか、書籍など装幀多数手掛けている。映画、ミュージックビデオ監督CMナレーションアニメーション制作パルコしもだて美術館では大型展覧会開催するなど活躍多岐に渡る。近年では陶芸作品も展示2006年NHK『みんなのうた』作詞・作曲歌唱映像制作すべてを手掛けたホャホャラー』を発表しCD+DVD発売自身ボーカル務めロックバンド『チョコベビーズ』でもCD発売書籍では『LOVE! LOVE! LOVE!』『タビダチくんがゆく』『WASHIMO』など絵本多数1992年より、テレビ朝日系『タモリ倶楽部 』空耳アワー出演2005年より、みうらじゅん氏と『勝手に観光協会』に出演。まれに独特な雰囲気放つ役柄で映画やドラマ出没2016年みうらじゅん原作の『変態だ』で初監督を果たす。ジャンル超えて活動中
代表作品1年1992
代表作品1テレビ朝日『タモリ倶楽部』レギュラー
代表作品2年20142022
代表作品2NHK Eテレ『わしも-wasimo-』(デザイン)
代表作品3年2023
代表作品3FMヨコハマ『アンハジ・ヤマケイのちょめちょめラジオDJ・パーソナリティ(ポッドキャスト)
職種文化人

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安斎肇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 17:53 UTC 版)

あんざい はじめ

安斎 肇
第29回東京国際映画祭にて(2016年)
生誕 (1953-12-21) 1953年12月21日(71歳)
日本東京都
職業 イラストレーターアートディレクターミュージシャン、ソラミミスト
テレビ番組 タモリ倶楽部
安斎知行(父)
親戚 安斎育郎(叔父)
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安齋 肇(あんざい はじめ、1953年12月21日[1][2] - )は、日本イラストレーターアートディレクターミュージシャン、ソラミミスト(後述)。血液型はO型[3]

略歴

東京都出身[1]。父は肖像画家で100歳を超えても現役を続けた安斎知行(1921 - 2022)[4]。叔父は立命館大学特命教授名誉教授安斎育郎。幼い頃から父の影響で画家を志す。二科展に入選したことがある[5]

1975年桑沢デザイン研究所修了[1]。1976年麹谷・入江デザイン室入社、1979年SMSレコードデザイン室勤務、1982年フリーとなる[1]1998年村松利史温水洋一らと株式会社エッグパラダイス内にマネージメント・オフィス「ワン・ツゥ・スリー」を設立・所属。以降広告[1]・雑誌・映像作品等で幅広くデザインを手がけている。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員[1]

人物

  • イラストレーターを生業にしているが、子供のときから風景が駄目で写生大会では全く描けなかった。あるとき見かねた画家の父が代筆したが、それは子供のレベルを遙かに超えているモノであった。その絵を仕方なく提出したものの教師の絶賛に心苦しく真相を吐露して許しを請うたが、インチキの罰にそのまま褒賞されると言う晒し者の刑を受けた。
  • 1993年5月28日放送分の『タモリ倶楽部』内「空耳アワー」のコーナーで、プリンスBatdanceの"Don't stop dancin'"という歌詞が「農協牛乳」に聞こえると紹介された際、安斎は農協牛乳のパッケージデザインにかかわったことを明かした。インタビューによると、安斎が在籍していたデザイン事務所がパッケージデザインを受注し、安斎は「農協牛乳」の文字の角を整え、フォントに丸みを帯びさせるといったアシスタント業務を担当した[6]
  • かつてはロングヘアがトレードマークであった。1993年7月23日放送分の『タモリ倶楽部』の企画「安斎肇 涙の断髪式」にて、七三分けに散髪されたことがある[7]。現在はセミロング風のヘアスタイルである。
  • 2006年12月NHKみんなのうた』で「安齋肇とフーレンズ」名義で「ホャホャラー」を歌う。同時にイラスト、アニメーションも担当。
  • みうらじゅんとのユニット「勝手に観光協会」や自身のバンド「チョコベビーズ」において音楽活動も行っている。みうらとはJ-WAVEにてGOLDEN TIMEパーソナリティを務めていた。シールコレクターであり、シールをデザインした人の一生懸命さを思うあまりシールが捨てられなくなり、買ったものに貼ってあるシールをアドレス帳に貼っていくうちに、そのアドレス帳が何を買ったかの毎日の記録であるシールブックと化したことがある。それらは食べ物、飲み物からCD、割引シールにも至る。剥がしにくいものでも1時間くらいかけて剥がすこともあったという[8]。また「勝手に観光協会」のロケでは、ラベルがシールになっているお土産物を買い漁るシーンがたびたび見られる[9]
  • サッカーファンであり、特に好きな選手はジョージ・ベスト[10]スカイパーフェクTV!のサッカー関連番組にもたびたびゲスト出演しており、サッカー雑誌「ウイレレ」でコラム連載もしている。
  • F1好きであるが、自身は運転免許を所持していない。

ソラミミスト

1992年より『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」にてソラミミスト(進行役)としてレギュラー出演[10]、メインの企画に出演することもある。当初、「空耳」開始の3カ月前に始まった「あなたにも音楽を」というコーナーに、途中から「テーマミュージック評論家」という名義で登場していたが、コーナーそのものの性質が変わり「空耳アワー」になって以降、継続して出演し、肩書が「ソラミミスト」となった。そのためコーナー名が変更された初回は「テーマミュージック評論家」の肩書のままであった。

番組出演依頼に対し「最初は断ろうと思っていたが、レギュラー出演する前に出演交渉に来たディレクターを1時間待たせてしまい断りにくくなってしまったため、出演を続けている」と語っていたことがある。ただし、その後も収録時間に間に合わなかったことが複数回あり、タモリのみやメイン企画のゲスト、空耳アワードのゲストのマーティ・フリードマンが代わりに同席し収録を行ったこともある[11]

番組で良く取り上げられる空耳常連バンドのMETALLICAがバンド結成当初のアマチュア時代、まだオリジナル楽曲が書き揃えられなかった頃に熱狂的にコピーしていたのは日本のBOWWOW初期のアルバム「HARD DOG」であり、これは安斎がアートワークを手がけた代表作の一つでもある不思議な縁も存在する。

遅刻癖

「空耳アワー」では定番ネタになるほど遅刻や作品制作の納期遅れが有名である。ネット検索でも、安斎肇と入力すると予測ワードとして「遅刻」と続いて出てきたこともあったという[12]

遅刻の原因として、本人が心理カウンセラーに相談したところ、「完全主義者的な傾向があり、一つのことをやり始めるとある程度区切りが付くまでやめられない、本人的にはものすごく慌てているが区切りがつくまでやってしまう」と言われ「時間通りに来れたら自分にご褒美しなさい」とも言われたことから、その後遅刻は減ったという[8]。安斎本人も「身支度しながら、テレビで色々気になることが出始めたりするからその過程で遅れていってしまう」とも話している[13]。遅刻癖が出始めた原因として、親がとても過保護であり、子供の頃学校に行く前にくしゃみをしたら時間が無いのに改めて厚着をさせられ、中学時代も時間がないのに母親に「朝に一杯のお茶は一日の難を逃れるから飲んでから行きなさい」といつも言われていたから、と話している[12]

かつて役所相手にデザインの仕事をしていたとき、作品制作の遅れが原因で裁判沙汰になりそうになったこともあった[12]。またあまり遅刻し過ぎることから「何分遅れます」と正確な遅刻情報を相手に伝えていたということもあった[13]

かつてデザイン会社に勤めていた頃、師匠がいないとできないという仕事をしていたが、その師匠はいつも午後12時ぐらいの出社で、安斎は10時に出社しなければいけなかったが、2時間待つのは無駄と思い、準備時間の30分込みで勝手に11時30分出社に変えさせていたとのことで「これは会社のためでも僕のためでもある」と思っていたという。また、桑沢デザイン研究所で学んでいたときも担任に「学校というのは自分で学ぶところであるから、学びたくないのなら来なくていい。その代わりにその間、何を学んだか報告してください。それならば全部出席にします」と言われ、「なんだ行かなくて良いんだ」と感動すら覚えたという[13]

主な作品

アルバムジャケット
  • 「ヒゲのテーマ」たかしまあきひこ & エレクトリック・シェーバーズ(1980年) ジャケットデザイン
ジャケット裏を切り取るとヒゲグッズになるのは安斎の発案だが、実際切り取るとジャケットが台無しになるから意味が無かったと後年語っている。

監督作品

映画
  • 変態だ(2016年12月10日公開) [14]
MV

音楽作品

  • 大人パンク!(2011年リリース)
2008年に安斎肇自らが率いて結成した5人組パンクバンド「LASTORDERZ」の1stアルバム曲。

主な出演

テレビバラエティ

ほか多数

テレビドラマ

ラジオ番組

映画

CM

テレビアニメ

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f 安齋肇: PROFILE
  2. ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「12月21日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、367頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  3. ^ 眠りの迷宮に住む男たち 2007-12-13-THU ほぼ日刊イトイ新聞
  4. ^ 渋谷パルコで安齋肇さん還暦博覧会「anzai expo 60」-幼少期の作品も 2013年05月16日 シブヤ経済新聞
  5. ^ anzai expo 60 PARCO MUSEUM パルコアート.com 2013年 パルコミュージアム
  6. ^ 「ソラミミストは引退しました」 タモリ倶楽部終了...安斎肇さんに聞いた「空耳アワー」の30年”. J-Cast (2023年3月29日). 2024年8月9日閲覧。
  7. ^ 1993年7月23日当日の毎日新聞などのテレビ欄より。
  8. ^ a b ゲストは・・・安齋肇さん”. 坂本美雨のディア・フレンズTOKYO FM)番組公式サイト. 2015年3月3日閲覧。
  9. ^ DVD『みうらじゅん&安齋肇の新・勝手に観光協会 和歌山県編 ディレクターズカット』(ポニーキャニオン)など各県編より
  10. ^ a b No.111 イラストレーター・アートディレクター「安齋 肇」 | サッカーを愛して止まないあの人の『ゆめのはなし』 I DREAM スルガ銀行
  11. ^ コンプレックス文化論第八回「遅刻」(3/3)”. CINRA.NET. 2015年3月3日閲覧。
  12. ^ a b c コンプレックス文化論第八回「遅刻」(1/3)”. CINRA.NET. 2015年3月3日閲覧。
  13. ^ a b c コンプレックス文化論第八回「遅刻」(2/3)”. CINRA.NET. 2015年3月3日閲覧。
  14. ^ “前野健太が主演映画「変態だ」で不倫バンドマンに、原作はみうらじゅんで監督は安齋肇”. 音楽ナタリー. (2016年6月28日). https://natalie.mu/music/news/192572 2016年6月29日閲覧。 
  15. ^ TBSドラマ「重版出来!」現場レポート 2016年5月10日号
  16. ^ 錦鯉の半生描く『泳げ!ニシキゴイ』長谷川家キャスト発表 坂井真紀&シソンヌじろうが両親役”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年7月8日). 2022年7月8日閲覧。
  17. ^ 萩原利久×河合優実の映画「今日空」新キャストは安齋肇、浅香航大、松本穂香、古田新太”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年10月29日). 2024年10月29日閲覧。
  18. ^ “幽白×モンストCMで、萬田久子、みうらじゅん、安齋肇が戸愚呂ファミリーに”. コミックナタリー. (2017年5月2日). https://natalie.mu/comic/news/231082 2017年8月14日閲覧。  {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)

外部リンク


安斎肇

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田中康夫」の記事における「安斎肇」の解説

個人キャラクターヤッシーデザインを行う。

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