好人のアパート関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:05 UTC 版)
「異常生物見聞録」の記事における「好人のアパート関係者」の解説
好人(よしひと) 声 - 三上丈 / 風袖 本作の主人公で、一般人。年齢は23歳。職業は大家、見習い審査官(時空管理局一部エリア担当管理事務官)。お人好し。就職先を探しつつ両親の残した辺鄙な郊外にある一軒家の部屋を貸し出して入居者を募集していたが入居者もなく収入の見込めない中、家賃収入の絶望的な異類達を入居者として迎える事になる。理由は明らかにされてないが夢の次元界に渡った際に魔法無効化の能力を獲得し、その後ワタリガラスにより審査官の義務として身体強化を施された。 劉 莉莉(りゅう りり)/リリ 声 - 洲崎綾 / 蘇婉 獣人。人狼のようだが先祖は狼ではなくシベリアン・ハスキー。幼い頃から人間と暮らしており、自身の種族やその能力、他の異類に関することは何も知らない。人狼の宿敵とも言える吸血鬼のヴィヴィアンからは「ワンちゃん」と呼ばれておりよく喧嘩もするが関係は良好。最初は本人も周囲も人狼であると思い込んでいたが、赤い月を見たことで先祖返りを起こし、それにより狼ではないことが発覚。更にヴィヴィアンの血液検査によりペキニーズの血が1/16混じっていることも判明。覚醒後は獣人としての能力も向上、右拳には炎、左拳には氷の魔力を帯びた爪を生やし、それにより各々の魔力を帯びた竜巻を発生させられるようになった。フリーライターや獣医の肩書も持つ。苦手なものは猫で好物はスペアリブの煮込み、趣味は石のコレクション。脳天気で食いしん坊だが読書家な一面もある。 ヴィヴィアン 声 - 夏吉ゆうこ / 馮駿驊(中国語版) ハイヴァンパイア。他の異類からは「赤月を招く女伯爵」と呼ばれ、恐れられている。数千年を生きる吸血鬼ではあるが、人の生き血を吸わない。彼女にとって下賤な存在である吸血鬼と呼ばれることを嫌い、高級血族または血族の貴族を自称する。料理が趣味でその腕は好人達に絶賛される程。主にニンニクを使った料理を得意とする。種族として本来苦手な魔除けやお守りを収集しており、普段から十字架をアクセサリーとして身に着けている。極端に金運には恵まれず、常に貧乏。赤い蝙蝠のような形をした分身体を飛ばして感覚を共有したり、複数の蝙蝠に分裂することができる。心配性で面倒見がよく、様々な場面でリリを気遣い世話を焼く。世界各国の言語をマスターしているが覚えた頃の時代が余りにも古く、現代では通じない。 南宮 五月(なんぐう さつき)/サツキ 声 - 諏訪ななか / 醋醋(中国語版) 陸棲セイレーン。行方不明になった父母を探し路上で歌い生活費を稼いでいたが、好人の同行者としてワタリガラスに引き合わされ、以降アパートの住人となる。カサーから聞いたセイレーンの予言に父母の手がかりを見出す。人魚のような姿が本来の姿のようだが、それ以外の水棲生物に擬態する能力も持つが一度スキャンすれば何にでも変身可能。シャコの姿がお気に入り。幼い頃は興奮すると兄を尻尾で掴み振り回す癖があった模様。第二次世界大戦中ドイツの戦艦ビスマルクを沈めた張本人らしい。 イザックス・グッドマン 声 - 玄田哲章 かつて宇宙を荒らし回った悪魔。好人達に会う1ヶ月程前に宇宙船で地球に来訪し、イギリスのヤフルド城で封印されていた悪魔の石(実は単なる転送装置のゲートとそのキー)の封印を三八が破壊したことで地球に降り立った。性格は温厚だが粗野で何事にも隕石を落とすことで解決しようとし、彼が説得や話し合いと考えるその手段は先述と同様に隕石を落とす、溶岩に沈める等の残酷かつ暴力的な脅迫である。それ故か時空管理局の彼への認識は「他種族を侵略しながら全宇宙に戦争を仕掛けた存在」。生身で宇宙空間に生存可能で大気圏突入すらものともしない。地球では人間の姿で仕事を探しているがその容姿のためよく職質を受け、なかなか仕事に就けない。リリからは「デカイさん」と呼ばれている。醤油が大好物で普段から持ち歩いてるらしく、魔法陣を描くのにも使う。殆ど触れたこともないテーブルゲームの類いが尋常じゃなく強い。 卵 声 - 滅びた別の世界から来た人魚の卵。5人?目の入居者。サツキの尻尾で弄ばれて床に落とされたり、リリにダチョウの卵に間違われて茹でられたり散々な扱いをされる。茹でられたことで孵化の兆しを見せる。 アチイケ 声 - 柳田みり 好人の飼い猫。
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