大森組とは? わかりやすく解説

大森組

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 08:27 UTC 版)

スタート!」の記事における「大森組」の解説

宮藤 映一くどう えいいち主人公映像の仕事がしたくてテレビ局入社したが、くだらないバラエティ番組ADばかりで腐る日々送っていた。そんな中、ある新作映画メイキング参加した時、大森宗俊知遇得て映画スタッフ一員加えられ2年間、映画現場で毎日発見驚嘆連続である濃密な日々過ごした。その経験何物にも代えがたい財産となっている。以降映画監督めざして映画の世界に入る。 そして曲がりなりにも助監督呼ばれるようになって5年、現在34歳最初の頃は自分でも呆れるくらいに熱く監督以上に小道具一つ衣装一着拘り見せ、どれだけ寝不足だろうが二日酔いであろう撮影所入れば心と身体跳ね起きた。しかし現在は、最初に起用してくれた監督威光様々な現場からお呼び掛かり5年の間にサードからセカンド昇格したものの、意に染まぬ仕事多く惰性で働くようになり昔の湧き立つような興奮なくなっている。現在は酒浸り日々スティーヴン・スピルバーグデヴィッド・リンチを特に尊敬しており、部屋ポスター貼っている。メール着信音は『E.T.』、通話着信音は『インディ・ジョーンズ』。地下鉄の駅から徒歩15分のオートロックでもない20年過ぎた5階建てのアパート住んでいる。 大森 宗俊おおもり そうしゅん監督邦画界の重鎮映画界巨匠。宮小森らからは「オヤジ」と呼ばれている。デビュー2作目でいきなりベルリン国際映画祭金熊賞獲得それ以降世界通用する傑作作り続けたが、完璧主義を貫くあまり、1作に最低4年かかってしまう。彼が率い制作スタッフは”大森組”と呼ばれ海外映画界でも彼を師と仰ぐ者は多く彼の映画触発されこの世界入ってきた”大森チルドレン”も多数存在する国内での評価海外のそれに追随する形。作品完成度追求するあまり、いつも資金繰り苦しめられており、実はそれが寡作である理由一つ静謐佇まいより、過剰なまでのドラマ好みビデオ撮り大嫌いフィルムにこだわる。美人好みだが、男の運命狂わせるような存在感なければフィルムに残す価値などないというのが持論世田谷区の砧に、内玄関と外玄関分かれた屋敷ともいうべき日本家屋自宅があり、試写室兼ねた大広間があるため、大森組のオールスタッフスタッフ編成の他、キャスティング撮影スケジュールなどを作成する作業)はここで行われるのが慣例。実は製作費を捻出するために何度も抵当入っている。 昨年肺炎入院し以前より顔も身体ひと回り小さくなり、髪の毛の艶もなく四肢がやせ細ってしまった。外部移動には車椅子を使うように夫人から厳命されている。しかし相対する者を射抜くような眼光変わらずトレードマークとも言われている咥えタバコはやめず、〈蒸気機関車〉と綽名つけられる程のチェーン・スモーカーぶりも変わらず紳士というわけではなく、温厚でもない直情径行気難しい。それなのになぜかその人柄に皆惹きつけられる妙に子供じみたところもあり、仕事出来不出来をすぐ顔に出す。癇癪玉爆ぜる寸前になると、左手で額を押さえ右手の指がせわしなく動き出す。しかし誉める時には極上笑顔炸裂させるので、それが見たくて周囲奔走することしばしば。 現場刺激的アイデア見る間に形になり、照明当て方や美術工夫演出方法などは他の現場で応用がきく。どんなカットやどんな演技指導にも勘や経験だけでなく明確な理論づけがあり、「報酬もらって映画学校通っているようなものだ」と歓喜した者もたくさんいる。 五社 和夫(ごしゃ かずお) 大森監督ベルリン名を馳せた2作目からずっと大森映画プロデュースし続けている盟友。「五社プロ」の代表。彼の存在なくしてはその後大森作品生まれていなかっただろうと言われている。大森全幅の信頼寄せて裏方徹するため、カネは出すが口は出さない70過ぎているが黒々とした髪をオールバック整えていて、精悍な顔立ちプロデューサーというよりスポーツ選手イメージさせる。 小森 千寿(こもり せんじゅ) 大森組のカメラマンカメラマンとしては日本で5本の指に入る実力者大森全作品手掛けていて、斯界では大森小森コンビなどと呼ばれている。大森より6歳年下温和気さくな男。大森には「千ちゃん」と呼ばれている。 雑司が谷の駅から徒歩20分の所にある瓦葺平屋建て住んでいる。大森新作撮りに宮を誘う。 平岡 伸弘ひらおか のぶひろ) キャストスケジュール管理のみならずスタッフ管理完璧にこなす大森組の大黒柱存在長年大森組におり、しごかれた甲斐あって今は顔色だけで大森言わんとすることがわかる。当初今回映画でも演出部チーフ助監督をつとめることになっていたが、帝都テレビものいいにより、吉崎徹変更されてしまう。 苫篠 哲(とましの てつ) 演出部チーフサード助監督おっとりとした男。YouTube原稿映像流れているのを発見する土居 博司(どい ひろし) 美術監督物腰柔らか見てくれロマンスグレー紳士

※この「大森組」の解説は、「スタート!」の解説の一部です。
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