大森署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/11/30 00:08 UTC 版)
大森署(おおもりしょ)
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大森署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:18 UTC 版)
貝沼 悦郎(かいぬま えつろう) 大森署副署長。警視。 竜崎は当初貝沼から「反目されている」と思っていたが、自省した竜崎からは「ホテルマンの様」「補佐役に徹している」と評価されるようになった。貝沼自身も「署長が変わればやり方に慣れなくてはいけない」と言上するも「所轄は運命共同体であることは、紛れも無い事実」と諫め、「所要の措置」という言葉を教えた。以降、竜崎にとって無くてはならない「右腕」となっている。 貝沼自身も竜崎の事を「左遷キャリア」「変人」と降格人事のことで色眼鏡に見ており、まったく期待していなかった。しかし「立て籠もり事件再捜査」以降、「正しい事を言える・行えるキャリア」と見直すことになる。だが、その分竜崎の有能ぶりに応えられる内はいいが、評価されなくなる事への恐れも抱いている。だが、ある事件がきっかけで「信用されている」と感じた事を嬉しく思っている。 戸高 善信(とだか よしのぶ) 大森署刑事組織犯罪対策課(刑事課)強行犯係。巡査部長。 優秀な刑事だが、世を斜に見るところがあり、上司の事を上司と思っていないところがある。更には、第1弾で大森署に来た竜崎を一般市民と間違え警察権力で恫喝したことを叱責されている。 第2弾『隠蔽捜査・果断』で不審点を竜崎に指摘。その不審な点をもっともだと思った竜崎の指示により立て籠もり事件再捜査が始まり、事件の全容を明らかにすることができた。以降、竜崎から優秀な刑事として評価されている。また周囲からも優秀と見られ能力的には信頼されている。 不遜なところもあるが、第3弾『隠蔽捜査・疑心』で本部部長達を前にある事件を一人で捜査した内容を報告した際は、ガチガチに緊張していた。 第4弾『転迷・隠蔽捜査』では、大森署管内で放火事件が発生し、「放火は金で買えない大切なもの全てを焼き尽くしてしまう。だから俺はアカイヌが許せないんです」と怒りを露わにした。 勤務中に競艇場に出かけることがあるため、そのことが署内で問題となったこともある。後に竜崎の指示でストーカー対策チームを兼務するようになり、その縁で根岸紅美の面倒を見ることになった。 今野の別作品では『カットバック 警視庁FCⅡ』にも登場。竜崎の後任である藍本新署長らと共に登場し、『安積班シリーズ』の登場人物である警視庁捜査一課の佐治基彦警部や、その部下である矢口雅士刑事らと共に、映画の撮影現場で発生した殺人事件の捜査を行う。矢口とコンビを組むが、聞き込みをした相手の気分を害したり、「自分で考えること」と「独断専行」の区別がつかない矢口に閉口し、「利口なだけで役に立たない」と吐き捨てた。矢口には「所轄のヒラ刑事にそんなことは言われたくない」と反論されるが、「所轄も本部も関係ない。要は自分で考える頭があるかどうかだ」と言い返している。 根岸 紅美(ねぎし くみ) 大森署生安課少年係。階級は巡査。 自主的に夜回りするなど少年犯罪の阻止と更生を志す生真面目な性格。 竜崎の指示で戸高と共にストーカー対策チームを兼務するようになり、その縁で戸高とコンビを組むようになった。 後に独り立ちも兼ねて戸高と行動することを減らし、必要な時だけ頼るようになった。 斎藤 治(さいとう おさむ) 警務課課長。竜崎の秘書的な存在。 関本 良治(せきもと りょうじ) 刑事組織対策課課長。 久米 政男(くめ まさお) 地域課課長。大森署の課長の中では最年長。野間崎管理官のことは、所轄にいい顔をしたいだけと嫌っている。 笹岡 初男(ささおか はつお) 生活安全課課長。大森署内では久米に次ぐ年長者。 藍本 百合子(あいもと ゆりこ) 竜崎の後任として大森署署長に就任した女性キャリア。スピンオフの電子書籍『空席』で初登場。 美貌の女性キャリアとして紹介されており、前職は北海道警総務課長。『空席』は、彼女が就任する前日の出来事が描かれる。 今野の別作品『カットバック 警視庁FCⅡ』では、大森署署長に赴任後という形で、戸高、貝沼らと共に登場する。年齢については具体的には明かされていないが、主人公である楠木肇よりも年上であることから、30代以上と推定される。署長に赴任したばかりで大森署のことが良く把握できていないことや、前任の署長であった竜崎に署員たちが心酔していたことから、その後任は少し荷が重いという本音を漏らしている。また、『安積班シリーズ』の登場人物で、警視庁捜査一課警部・佐治基彦とのやり取りでは、核心を突く質問を次々と繰り出し、所轄署には居丈高な態度を取る佐治をしどろもどろにさせる。法医学の知識がある様子を伺わせており、同作で発生した殺人事件の現場で、被害者となった俳優の遺体を前にしても全く動じず、遺体の状況を冷静に分析している。また、エピローグでは「私もFC室に入れないかしら?」と、楠木の上司である長門達男警視に申し出たため、楠木たちを驚かせた。
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