問題となった報道内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 21:14 UTC 版)
「新・情報7DAYS ニュースキャスター」の記事における「問題となった報道内容」の解説
2009年4月11日放送回で、大阪府南部を通る国道26号と大阪府道の清掃作業をめぐり、通常実施しない清掃作業を業者に依頼し、国と地方の「二重行政の現場」として報道していたことが、同月25日に判明した。内容は、府の委託で府道を清掃車で掃除していた業者が、国道との交差点の手前で車の回転ブラシを路面から上げて清掃を中断、交差点を渡るとブラシを下げて清掃を再開させるというもの。「国道に差しかかると掃除をやめなくてはならない」「国道が通る交差点は国が掃除することになっているという」とのナレーションも入ったが、実際には業者は通常、効率を考えて国道との交差点もブラシで清掃していた。業者によれば、番組スタッフから「交差点でブラシを止めてくれないと取材にならない」と依頼され、応じたものだという。国土交通省近畿地方整備局が「事実誤認と考えられる」と指摘し、TBSはこれを認め、「行きすぎた表現でした。誤解を与えかねない表現になったことをおわびします」と同番組で謝罪した。一方で広報部は「やらせとは言えないと思う」と説明している。この問題に関連し、橋下徹大阪府知事(当時)は「行き過ぎた表現と言っているが、事実ではないわけだから虚偽だろう。私的流用がなければ裏金じゃないといっている行政の弁明と同じ」と批判した。また、6月5日付で総務省から厳重注意の行政指導を受けた。 2017年12月29日放送の『超豪華!芸能ニュースランキング2017決定版』で、「細川茂樹(俳優)が所属事務所からパワハラを理由に契約解除を告げられた」と報道。しかし細川側が事務所を相手取った仮処分に対する裁判所の決定で自分の主張が認められたのに、放送では言及されず、名誉や信用を侵害されたとBPOに申し立てを行った。申し立てについてBPOの放送人権委員会は2019年3月に「仮処分の決定に言及しないことによって、パワハラ疑惑がより強調された結果となった。公平性や正確性を欠き、放送倫理上の問題がある。」などと指摘したうえで、「TBSも『言葉足らず』であったとして反省を示しているが、その背景には何があるか、検証が求められる」とした。この見解についてTBSは「見解を真摯に受け止め、今後の番組づくりに活かしてまいります」とするコメントを発表した。また2019年3月16日放送回の番組内でも、安住が経緯の説明と謝罪を行った。 2020年2月1日放送回で新型コロナウイルスに関するニュースを取り上げた際、感染者が確認された都道府県の地図テロップを表示した時に誤って和歌山県(最初の感染者が確認されたのは2月13日)も対象に入れた映像が流れた。番組中に訂正が行われなかったため、和歌山県はTBSテレビに抗議すると共にTwitterの防災用アカウントで「誤報であり、事実と異なる」と否定。TBSテレビも番組ホームページ上に謝罪文を掲載した。 2020年2月22日放送回の番組冒頭で新型コロナウイルスに関するニュースを取り上げた際、感染者が確認された都道府県を赤く塗った地図のボードを使用したが、感染者が確認された熊本県と感染者が確認されていない宮崎県を取り違えたものを使用した。メインキャスターの安住が番組中に訂正をするとともに、1か月間に2回都道府県を間違えるミスをしたため、スタッフに厳しく聴取を行ったことも述べた。
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問題となった報道内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 15:54 UTC 版)
「JNN報道特集」の記事における「問題となった報道内容」の解説
1995年5月7日と5月14日のオウム真理教に対する報道において、麻原彰晃の顔のカットが挿入され、サブリミナル効果を引き起こす手法が問題となった。TBSは同年7月21日付で、郵政省(現:総務省)から厳重注意の行政指導を受けた。 2004年3月7日放送の回で、自閉症の原因として水銀を取り上げ、キレーション療法を紹介した。この治療方法は、開発されたアメリカ合衆国でも根拠が無いとの説があり、過去4回にわたって試験されたが、いずれも否定的な結果に終わっている。しかし、司会者は「一定の効果をあげているのは事実」として報道した。特定非営利活動法人東京都自閉症協会は、TBSに対して申し入れを行い、3月14日の放送で「キレート剤の治療については、専門医に慎重にご相談いただきたいと思います」と司会者が読み上げることとなった。
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