使用武器・技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 02:03 UTC 版)
BLEACHの項にも書かれている通り、滅却師の関連用語の一部に、ドイツ語系の表現が使われている(例:魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー/Seele Schneider)…英語の「Soul Cutter」と同義)。 弧雀(こじゃく) 大気中に偏在する霊子を押し固めて形成される弓矢。放たれる矢の破壊力は集められる霊子の量に比例し、それに合わせて形態も変化する。石田はこの弧雀を発生させる際に、媒介として「滅却師十字(クインシークロス)」を用いているが、石田の父・竜弦の弓は、五角形の滅却師十字を核とするものではない。 散霊手套(さんれいしゅとう) 霊子を高レベルで拡散させる力を持つ手袋。これをつけた状態で七日七夜弓を成す事が出来れば、散霊手套の霊子拡散能力を上回る霊子集束能力と、それを長時間持続させる力を身に付けた事となり、滅却師の高みに限りなく近づくことが出来る。ただし、そうなると、その霊子集束能力は散霊手套の拡散能力無しには自身でも制御し切れないものとなり、散霊手套を外すと霊子集束レベルが爆発的に向上し人間が使用できるレベルではなくなってしまうため、余程の才のある者で無い限り滅却師の力を失ってしまう。ハッシュヴァルトの言葉から正式名称は「苦難の手袋(ライデンハント)」と言い、かつて宗弦が帝国から持ち出した事が明らかとなった。その機構は真世界城を落とすべく、作られたチップに用いられている。滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール) 散霊手套をはずしたときの形態。霊子集束レベルが爆発的に向上し、大気中に偏在する霊子のみならず、霊子で構成された尸魂界の物質をも分解して自身の武器として再構築する事ができ、涅マユリはその様を「霊子の隷属」と評していた。戦闘能力は通常時より桁違いに高く、卍解したマユリを一撃で倒している。 銀嶺弧雀(ぎんれいこじゃく) 五角形の滅却十字を媒介に形成される、特殊な形状の弓。霊力を取り戻した石田の新たな霊子兵装。弓を引きっぱなしにしていると無数の矢が次々と放たれ、最大で1200発の連射が可能。アニメでは、虚の大群を一掃するために用いられている。 飛廉脚(ひれんきゃく) 滅却師の高等歩法。足元に作った霊子の流れに乗ることで高速移動が可能となる。石田は死神の瞬歩よりも上だと思っている。 乱装天傀(らんそうてんがい) 無数の糸状に縒り合せた霊子の束を動かない箇所に接続し、自分の霊力で自分の身体を操り人形のように強制的に動かす超高等技術。この術を発動すれば、手足が麻痺しても骨が砕けても霊力の続く限り、動き続けることができる。 銀筒(ぎんとう) 滅却師が霊力を溜めた筒状の道具。これを使って術を発動することができる。あらかじめ霊力を溜めておく必要がある旧式の道具だが、使い方次第では大虚クラスの霊力を持つ虚とも渡り合える。聖噬(ハイゼン) 「大気の戦陣を杯に受けよ(レンゼ・フォルメル・ヴェント・イ・グラール)」の口上で発動。銀筒を複数使用。柱上の結界で相手を攻撃する。 緑杯(ヴォルコール) 「盃よ西方に傾け(イ・シェンク・ツァイヒ)」の口上で発動。銀筒を二本使用。衝撃波を起こし、落下などの衝撃から自分の身を守ることができる。 五架縛(グリッツ) 「銀鞭下りて五手石床に堕つ(ツィエルトクリーク・フォン・キーツ・ハルト・フィエルト)」の口上で発動。銀筒を一本使用。五つの帯で相手を縛り付ける。 装身具 アニメのみに登場。涅ネムから滅却師の力を失っていた際に手渡され、これにより雨竜は一時的に滅却師の力を取り戻す。出力は安定せず、タイミングによって強さが変わる。 魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー) 滅却師唯一の「刃を持った武器」(後述の通り決して「剣」ではない)。 雨竜の父・竜弦が院長を務める空座総合病院内の隠し倉庫から拝借してきたもの。それにより、ペッシェに泥棒呼ばわりされる。 外見は柄から青い光が出て刃になっているが、チェーンソーのような武器であり、刀身の表面を霊子が一秒に300万回も往復している。振動で切ることにより対象の霊子結合を弱め、対象物の霊子を自身の霊子として奪いやすくすることが出来る。また、霊子を拡散させる敵との戦闘に際し、柄頭に霊子を蓄え、それを消費し、刃を一時的に回復出来る。後述の破芒陣(シュプリンガー)は、それを応用した技である。 その外見や使い方から剣と誤解されやすいが実体はあくまで矢であり、霊子兵装と共に弓矢として使用される。 破芒陣(シュプレンガー) ゼーレシュナイダーを使って描いた滅却印(クインシーツァイヒェン)の陣に敵を閉じ込め、銀筒に集めた霊子をゼーレシュナイダーに流し込むことで陣内で爆発を起こす技。術式に時間が掛かる性質上、一対一の戦闘で使用するのには向かないが、アニメ版では時折単独で発動することがある。 光の雨(リヒト・レーゲン) 相手の上空から、銀嶺弧雀による無数の矢を一斉に放ち攻撃する。 光の風(リヒト・ヴィント) 劇場版4作目及びアニメ版で使用。前方の敵に向けて、銀嶺弧雀による無数の矢を一斉に放つ。 封庫滅陣(ゲルトシュランク) 劇場版4作目で使用。ゼーレシュナイダーを使って、相手の周囲を高密度の霊子で形成された立方体の結界で覆い、破芒陣と同種の結界を作り出す技。その後は破芒陣と同じく、銀筒をゼーレシュナイダーに流す事で大爆発を起こす事が可能。 白面くだし(はくめん - ) マユリが製造した破面専用の地雷を使って、相手をその地から落とす技。 完全反立(アンチサーシス) ユーハバッハから授かった聖文字“A”の能力。指定した2点の間に“既に起きた”出来事を“逆転”させる事ができる。ハッシュヴァルトからはユーハバッハの所有する「全知全能」にも対抗し得る力と評されていたが、彼が所有するより戦闘的な「世界調和」の前には有効ではなかった。
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