五稜郭亭の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 16:05 UTC 版)
北方総次郎(きたかた そうじろう) 歳三と精四郎の曾祖父。函館五稜郭亭の創始者。 カレーライスの誕生に深く関わっており、そのことがきっかけでエドワード・クックの祖先であるエドワード・G・クックと対立し、現代に至るまで禍根を残している。 明治2年、箱館総攻撃の少し前に店を訪れた土方歳三から新選組の旗を代金とともに受け取っており、その後自身の名字を「北の土方」である北方とし、店名もそれにあやかり「五稜郭亭」としている。 芹澤 丈(せりざわ じょう) 横浜五稜郭亭の総料理長。 基本通りの味付けから柔軟に変更することを許さず、自分の味以外の味を出したら叱責、殴打は当たり前のワンマンオーナー。 政財界の名士といった上客を毎月ディナータイムに招待し、「研究費」という名目で多額の金を出資させ、私財とすることで横浜五稜郭亭を半ば私物化していた。 改心後は他の従業員と交流を持ち、メニューや味付けを議論していた。 新見 横浜五稜郭亭のセコンド。腕は良いが、歳三の事が気に入らないという理由で山崎を利用して恥をかかせようとする。 賄い食対決で作ったメンチカツは味は良かったものの、高価な食材を使った事とご飯に合うおかずではないという理由で敗北する。 山崎 進悟(やまざき しんご) カレー専門店を10年開いていたが、客足の悪化で閉店した後、横浜五稜郭亭に応募する。 応募時の実技試験でカレーを作り、でき具合を芹澤に見てもらうことであったが、カレーの腕を芹澤に否定されたことで、生きる希望をなくし死を選ぼうとするほどであった。 そこで偶然歳三に出会い、横浜五稜郭亭での経緯を話した後、今度は歳三が試験を受けて採用されたことで、仲間ということにして採用される。 沖田 誠(おきた まこと) 神戸五稜郭亭の料理長。若き天才シェフと呼ばれている。 その腕は一度は歳三に賄い食対決で勝利する程だが、自分の料理を残したり味付けを変えることを許さないなど狭量な一面がある。 父親はかつてはホテルのセコンドを務めており、現在は喫茶店を営んでいる。 改心後は父親との関係も改善し、父親の方法を真似て注文した客に合わせた味付けにするようにしている。 近藤虎之介(こんどう とらのすけ) 五稜郭亭の元パティシエ長であり、現在は新潟のケーキ屋『CAKE SHOPとら屋』を開いている。 歳三のお菓子作りの師匠であり、昔気質で豪放な性格をしている。 五稜郭亭をリストラにあった後、地元新潟で再起するためにオリジナルケーキを作り上げコンペに応募するも、ケーキをコピーした『IKEDAYA』に破れ、落選。 自身は酒に溺れ、一種のトラウマのような状態となり、厨房に入りケーキを作ろうとするだけで体が震え気絶してしまうまでになってしまった。 柴山 旭川五稜郭亭のオーナーシェフ。五稜郭亭を乗っ取ろうという野心を持っている。 旭川五稜郭亭の経営状況が悪い事を気にしており、歳三を利用して売上を伸ばし他の店舗より上に行こうとするが、歳三の作った中華料理を食べて心を入れ替え、客の事を考えた料理作りをするようになる。 北海道五稜郭亭支店の3オーナーのうち、唯一下の名前が明らかになっていない。 徳田 家康(とくだ いえやす) 小樽五稜郭亭のオーナーシェフ。五稜郭亭を乗っ取ろうという野心を持っている。 腕は良いが有名人志向が強く、有名人のパネルを店内に飾ったり、有名人の為に先約を勝手にキャンセルするといった行為に出る事も。 歳三の料理を食べた事で改心し一度はオーナーを辞めようとするも、歳三の説得を受け、厨房責任者を務める事に。 明石 光秀(あかし みつひで) 札幌五稜郭亭のオーナーシェフ。五稜郭亭を乗っ取ろうという野心を持っている。 料理を権力を得るための手段としか思っておらず、店の味を勝手に変えたり、それに反発する者をクビにするなど自分勝手な行動が目立つ。 かつては料理人としての夢を追う純粋な若者だったが、好意を持っていた料理学校の同期の千穂が結婚した事がショックで料理に対する想いが歪んでいった。 歳三が再現した料理学校時代に食べていたインスタントラーメンを食べた事で改心し、料理人としての初心を思い出す。 佐々木 五稜郭亭傘下のチェーン店の監視を行う「見廻り組」のチーフ。 元刑事であり、張り込みの途中で食べた五稜郭亭のカレーがきっかけとなり、刑事を辞め五稜郭亭で働くようになる。 その時のカレーが歳三の料理であったこと、今の五稜郭亭ではその時の感動を得られなかったことから、歳三を助けるスパイの形で活動するようになる。 エドワード・クック イギリスで数十店の店舗を持つ料理人。 精四郎の出張先であるヨーロッパのサミットで知り合い、函館五稜郭亭にスカウトされる。 同時に、エドワードに従える3人の料理人を旭川・小樽・札幌の各五稜郭亭に応募させ、採用されることになる。 採用後、各店の料理人を味方につけることで、次第に本性を表すことになる。 五稜郭亭の料理人となった真の目的は、祖先であるクック家の復讐のため五稜郭亭を乗っ取った後、廃業に追い込むことであった。 ボブ・マクラレン エドワードの配下の料理人の1人。旭川五稜郭亭に採用される。 ピーター・ウォーク エドワードの配下の料理人の1人。小樽五稜郭亭に採用される。 リチャード・ウッド エドワードの配下の料理人の1人。札幌五稜郭亭に採用される。
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