主演者選考の変化とは? わかりやすく解説

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主演者選考の変化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:33 UTC 版)

連続テレビ小説」の記事における「主演者選考の変化」の解説

おはなはん以来、ほとんどがオーディション選ばれてきた。以前は「朝ドラ主演人気スター俳優へ登竜門と言われることが多く合格者キャリアに応じて新人発掘の場」「ステップアップ機会としての性格持っていた。 以前は、実績乏しく知名度比較低かった女優主演起用され事例多かった例え沢口靖子は、1984年芸能界入りし、翌85年上半期の「澪つくし」で主演になった田中美里は、1996年芸能界入りし、翌97年上半期の「あぐり」に起用された。このように芸能界入りしてわずか1年程度新人でも、主演抜擢され事例はたびたびあった。一方で、「ふたりっ子」(1996年下半期)の主演だった岩崎ひろみは、幼少期から子役として数多く作品出演し朝ドラ走らんか!」(1995年下半期)に出演した経験もあったが、このような事例少数派だった。 20世紀後半朝ドラでも、青春家族」(1989年上半期)のいしだあゆみ、「京、ふたり」(1990年下半期)の山本陽子、「おんなは度胸」(1992年上半期)の泉ピン子、「春よ、来い」(1994 - 95年)の安田成美中田喜子のようなベテラン主演起用され事例はあった。こうした事例でも、春よ、来い」以外は、当時若手だった女優ダブル主演扱いになることが多かった「さくら」2002年上半期)の高野志穂、「天花」(2004年上半期)の藤澤恵麻、「わかば」(2004年下半期)の原田夏希、「風のハルカ」(2005年下半期)の村川絵梨などは、演技経験し、また乏しい状態で、朝ドラ主演抜擢されたが、その後伸び悩んだ以前主演選考方法は、新人に近い俳優でも抜擢が容易である反面朝ドラ後の活躍では当たり外れ大き側面もあった。 「純情きらり」(2006年上半期)の宮崎あおい以降は、オーディション経ずに、映画民放ドラマですでに主演実績のある女優が、朝ドラ主演起用され事例増えてきた。「ゲゲゲの女房」(2010年上半期)の松下奈緒、「おひさま」(2011年上半期)の井上真央、「梅ちゃん先生」(2012年上半期)の堀北真希、「花子とアン」(2014年上半期)の吉高由里子、「ひよっこ」(2017年上半期)の有村架純、「なつぞら」(2019年上半期)の広瀬すず、「スカーレット」(2019年下半期)の戸田恵梨香、「エール」(2020年上半期)の二階堂ふみ、「カムカムエヴリバディ」(2021年下半期の上白石萌音などは朝ドラ主演以前から、複数民放ドラマ映画主演経験があり、複数社のテレビCM出演した人気女優だった(二階堂上白石はオーディション選ばれている)。2011年日刊スポーツ記事では、『もはやNHK朝ドラは「新人女優登竜門」という意味合いだけでなく、人気女優主演による「ヒット作」が大命題になりつつある』と評されていた。 30歳過ぎた芸歴長いベテランが、主演起用され事例も、少数ではあるが存在している。「芋たこなんきん」(2006年下半期主演藤山直美(『心はいつもラムネ色』ほか5作)は、朝ドラ放送開始時で満48歳芸歴42年の大ベテランだった。「カーネーション」の尾野真千子は、朝ドラ放送開始時には満30歳芸歴14年目で、大河ドラマ義経」(2005年)、朝ドラ芋たこなんきん」などにも出演していたが、長らく助演多かった。「まんぷく」(2018年下半期)の安藤サクラは、朝ドラ放送開始時は満32歳、芸歴11年目だった。「カムカムエヴリバディ」(2021年下半期)の深津絵里朝ドラ出演歴なし)は、朝ドラ放送開始時は満48歳芸歴33年だった。 一方で朝ドラ1 - 2作品助演脇役)として出演した後、(オーディション有無かかわらず)のちに主演昇格する事例増えており、若手俳優発掘育成という、朝ドラ本来の機能衰えたわけではない土屋太鳳:「おひさま」(2011年上半期助演→「花子とアン」(2014年上半期助演→「まれ」(2015年上半期主演高畑充希:「ごちそうさん」(2013年下半期助演→「とと姉ちゃん」(2016年上半期主演芳根京子:「花子とアン」(2014年上半期助演「べっぴんさん」2016年下半期主演有村架純:「あまちゃん」(2013年上半期助演→「ひよっこ」(2017年上半期主演安藤サクラ:「おひさま」(2011年上半期助演→「まんぷく」(2018年下半期主演戸田恵梨香:「オードリー」(2000年下半期助演→「スカーレット」(2019年下半期主演窪田正孝:「ゲゲゲの女房」(2010年上半期助演→「花子とアン」(2014年上半期助演→「エール」(2020年上半期主演杉咲花:「とと姉ちゃん」(2016年上半期助演→「おちょやん」(2020年下半期主演清原果耶:「あさが来た」(2015年下半期助演→「なつぞら」(2019年上半期助演→「おかえりモネ」(2021年上半期主演川栄李奈:「とと姉ちゃん」(2016年上半期助演→「カムカムエヴリバディ」(2021年下半期主演黒島結菜:「マッサン」(2014年下半期助演→「スカーレット」(2019年下半期助演→「ちむどんどん」(2022年上半期主演神木隆之介:「どんど晴れ」(2007年上半期助演→「らんまん」(2023年上半期主演主演ではないが、浜辺美波は、「まれ」(2015年上半期助演→「らんまん」(2023年上半期ヒロインである。 2020年初頭ごろには、NHK番組への出演実績多さ重視される傾向が、顕著になりつつある。清原果耶は、朝ドラ以外でも、放送90年 大河ファンタジー 精霊の守り人」(2016 - 17年総合主人公少女期役)、「透明なゆりかご」(2018年総合主演)、「螢草 菜々の剣」(2019年BSプレミアム主演)、「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」(2019年総合主演)といったNHKドラマ出演した朝ドラ3作品合わせると、清原2015年から2021年までの6年間で、計6作品NHKドラマ出演した黒島結菜も、「孫のナマエ鷗外パッパ命名騒動7日間〜」(2014年NHK BSプレミアム)、大河ドラマ花燃ゆ 」(2015年)、「戦後70年 一番電車走った」(2015年NHK広島主演)、「恋の三陸 列車コンで行こう!」(2016年NHK総合)、「夏目漱石の妻」(2016年NHK総合)、「アシガール」(2017年NHK総合主演)、大河ドラマいだてん〜東京オリムピック噺〜」(2019年)、「戦争童画集 〜75年目のショートストーリー〜」 第3話2020年NHK総合主演)など、NHKドラマ出演が多い。朝ドラ3作品合わせると、黒島は、2014年から2022年まで8年間で、計11作品NHKドラマ出演した。 「舞いあがれ!」(2022年下半期主演福原遥は、子役時代2009 - 13年に、子供向け料理番組クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHK Eテレ)で主役として出演した

※この「主演者選考の変化」の解説は、「連続テレビ小説」の解説の一部です。
「主演者選考の変化」を含む「連続テレビ小説」の記事については、「連続テレビ小説」の概要を参照ください。

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