主犯H
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 13:49 UTC 版)
主犯の兄Hは殺人罪・窃盗罪の被告人として2005年10月21日に宇都宮地方検察庁から宇都宮地裁へ起訴され、2006年(平成18年)1月31日に宇都宮地裁(飯渕進裁判長)にて開かれた初公判で起訴事実を認めた。 2006年10月13日に宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)で論告求刑公判が開かれ、宇都宮地検は「仮釈放からわずか2年後の犯行で、もはや改善・更生は不可能」として被告人Hに死刑を求刑した。同年11月16日の公判で、弁護人は「被害者Aにも相当程度の落ち度がある。犯行は計画的ではなく、殺意も強くない。被告人Hの年齢(当時64歳)を考慮すれば無期懲役でも終身刑を科すに等しく、極刑に処する必要性は少ない」と主張した。 被告人Hは2007年(平成19年)1月23日に宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)で求刑通り死刑判決を受けた。同判決を不服として控訴したが、同年8月16日に東京高等裁判所(阿部文洋裁判長)は第一審・死刑判決を支持して被告人Hおよび弁護人の控訴を棄却する判決を言い渡した。Hは同判決を不服として同日中に最高裁判所へ上告したが、2008年(平成20年)3月17日に上告を取り下げ、死刑が確定した。
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