七竜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 17:33 UTC 版)
神話時代の生き残りである7匹の竜。大地神バイアスが生み出した竜王、翔王、海王の三聖竜は神の代理として崇められている。破壊神ウルグが生み出した残りの4体(四邪竜)は封印されており、恐れられているか忘れ去られてしまっている。選択によっては全て無視してシナリオ進行も可能。どれか1匹でも竜を倒すと「竜殺し」の通り名が主人公に与えられる。三聖竜は個々で姿が異なるのに対し、邪竜は色合いを除けば基本的にデザインは同様である。三聖竜はその見た目に神々しさ・個々の統一性があるのに対し、邪竜は爬虫類とも魚類とも言えないような頭部や傷の目立つ翼など、醜悪さが前面に出ている。 竜王☆ 世界を統治する神の代行者たる聖竜の1匹で、その筆頭。"天空神に代わり世界の秩序を守り均衡を保つ"という理念を第一として行動しており、そのためにはどんな犠牲も厭わない。ゲーム内では世界観に合わせて、出会う敵の中でも最強クラスのボス扱いとしての登場となっている。普通にプレイしていれば最後に戦うことになる本作の最終ボス候補の筆頭であるが、下記竜を全て倒せばいつでも戦闘可能。見た目は一部が薄い藤色の、オーソドックスな白いドラゴン。 通常プレイであれば、主人公がエルファス達の野望を阻止して世界を救うと、その強過ぎる力を「世界の均衡を乱す」と危惧してノエル達を刺客として差し向ける。しかしノエルが敗北すると、その無限のソウルを吸収して自らが主人公を排除すべく襲い掛かって来る。敗北後は最後の瞬間まで主人公達を愚かと罵りながら消滅した。 展開によってはエンディングでノエルを依り代に復活を遂げ、再び主人公を倒そうと目論んだが、皮肉にもそれによって人間を理解してしまい、今までの考え方を改める。このエンディングはノエルの親密度が低くなければ見られない(親密度が高い場合のエンディングが優先される)が、プラスの二周目以降では親密度に関係なく見る事が出来る。 翔王 竜王と同じ3匹の神の竜の1つ。風を司り、竜と猛禽類を足したような姿をしている。世界の均衡を揺るがしかねない能力を持つエアを監視する役割を担っているが、長らく接しているうちにすっかり情が移ってしまい、彼女の将来に不安を感じ、同時に自身が称号に反して、実は空を飛ぶ自由さえも竜王に奪われていた事に気付かされていく。三聖竜の中では強さで竜王・海王に大きく水をあけられており、後述の手を抜いた状態とも戦うため、七竜の中でも弱い印象を受けがち。また、作中で称号ではない本当の名前を名乗った唯一の三聖竜。 エアの親密度が上がって来ると、物語終盤にエアの心を乱す原因である主人公に「二度と来るな」と忠告する。それを無視して再訪すると襲い掛かって来るが、その本心は倒される事による竜王の枷からの解放と、エアが使命を離れて自由に生きる事を望むが故であり、全く本気を出していない(この時は四邪竜を含めても最弱)。エアに告げる別れの言葉が彼女のその後に大きく影響することになる。但し、このイベントを経ないで此方から戦いを挑むと本気で襲って来る上に、エアも殺害する羽目になる。 海王 海原を司る3匹の神の竜の1つ。水の精霊神の神殿への道を塞いでいる。三聖竜の中では特に奇形で、首長竜のような外見をしている。性格は竜王に似て尊大で厳格。エアに情を移した翔王やルートによっては改心する竜王と違い、徹頭徹尾使命に忠実。アミラルでは彼を表した像がある。竜王・翔王と異なりあまりストーリーに絡むこともないため、竜の中でも神々の名を誇りとした傲慢さが顕著に出ている。 アズラゴーザ 邪竜の断層に封印されている黒色に彩られた邪竜。攻略本ではそのデザインが掲載されている唯一の邪竜。その復活には悲劇が伴い、如何なる場合であっても血が流れないイベントでしか現れない。 イシュバアル 聖光石の鉱山に封印されている赤い鱗の邪竜。進め方によっては戦わず、ムービーで倒す場合もある。ある意味で出番の非常に多い竜であり、様々なルートで様々な倒され方をする。 エルアザル 闇の神器「虚無の剣」によって倒された金と青で彩られた竜。現在はドラゴンゾンビと化している。もっとも早くに戦う条件が整う邪竜だが、おおむねその時期では対抗できない強さを発揮する。なお、ゾンビ化しているとはいえ、通常のゾンビのようには倒せない。ツェラシェルのイベントにも少し関わる為、進めたい場合はその前に倒してはいけない。 シャンマ ドワーフ王ボルキスとの戦いで傷ついたところを魔人ダナンに取り込まれた、黄金の邪竜。ダナンが魔人となりえたのは、シャンマを取り込んだことが大きいらしい。ダナンが倒されたことで復活する。戦闘においてはダナンより強敵。
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