コンピュータ将棋隆盛以前の現代将棋
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「大住囲い」の記事における「コンピュータ将棋隆盛以前の現代将棋」の解説
現代将棋でも、横方向や中央からの攻めに対して素早く備えることができることから、従来も中飛車や対抗形の対局で時折採用されていた。 2000/02/09新人王戦本戦△ 堀口一史座 持ち駒:なし 持ち駒:なし▲ 近藤正和図2-3 相中飛車の中での大住囲い ゴキゲン中飛車で升田幸三賞を受賞した近藤正和は、11手目に4八金と上がり自玉を大隅囲いに囲った手を「自慢の一手」と評価している(図2-3)。 また、相向かい飛車となった2012/05/19女流王座戦▲中村桃子-△熊倉紫野で、中村桃子女流は自玉を大住囲いに囲い、勝利を収めている。 2012/05/19女流王座戦△ 熊倉紫野持ち駒:飛車、歩二 持ち駒:飛車▲ 中村桃子図2-4 相向かい飛車での大住囲い(飛車交換後) 2012/05/19女流王座戦△ 熊倉紫野持ち駒:歩二 持ち駒:歩五▲ 中村桃子図2-5 相向かい飛車での大住囲い(中村女流が大住囲いを活かして▲5七龍と指した局面) 図2-5で、中村女流は大住囲いの長所を活かして5七龍と指した。金銀玉の連携が龍角桂の利きを伴い攻守に効いている。
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