レコード針の衰退、旧ナガオカの終焉とその後とは? わかりやすく解説

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レコード針の衰退、旧ナガオカの終焉とその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 09:11 UTC 版)

ナガオカトレーディング」の記事における「レコード針の衰退、旧ナガオカの終焉とその後」の解説

1980年代中期になると、音楽メディアアナログレコードからCDに取ってわられるとともにナガオカ主力レコード針の販売低迷起死回生を狙うべく、CDアクセサリーCDクリーニングスプレーCDクリーニングクロス、12cm/8cmCDプラケースなど)も順次発売していくようになる従来のカセットクリーニングキット(液体2本組)なども継続販売。またレーザーディスクLD部門にも参入しLDアクセサリー発売するも、売り上げ伸びず、この頃から、業績不振極めることになる。 1990年平成2年8月20日、旧ナガオカ業績悪化のため黒字清算。そして、自社でのレコード針の製造打ち切るとともに9月会社解散。これと同時に、旧ナガオカ営業販売部門新会社株式会社ナガオカトレーディングに、製造部門山形ナガオカ株式会社(現:株式会社ナガオカ)、株式会社ナガオカ精密にそれぞれ分散された。 ちなみに当時人気深夜番組カノッサの屈辱』(フジテレビ1990年平成2年11月12日放送第27回狩猟から稲作原始オーディオ文化黎明」)において、ナガオカ登場している。 なお、旧ナガオカ赤字経営転落する以前企業保有財産及び資本金等を損な事無く解散決議役員会にて決定している。役員会では存続派と解散派の間で激し議論戦われたが、代表取締役判断により解散への舵を切った戦後から平成年間へ至る現在においても、負債出さず解散した極めて稀な企業であり、解散の為、役員及び全社員に全て退職金支払われている。但し役員保有株式等における買戻しに関して事実上最低限保証に留まった。異論あったようであるが概ね解散対す合意の中で取り決められたものであり資金確保観点から株式保有役員及び関係者譲歩したと言える解散に至る直前までナガオカ社内では東芝技術陣とのコラボによる新型カラオケ装置開発やハイスピードカセットダビング機能機器開発カラオケ専門ショップ経営等が話し合われており、VHSホームビデオ試作機器の製作及び富士カセット技術陣とのコラボによるビデオテープ試作行なわれていた。特にハイスピードカセットダビング装置に関してダビングによる音質劣化を殆ど感じさせない製品であったが、著作権の定義が曖昧であった為、発売時期逸した側面存在している。新型カラオケ装置やハイスピードダビング機器等は既に製品化目前であり、量産化前の最終機器横浜等のスナック等に配布し最終試験行なっている最中であったナガオカ東芝技術陣が試験行なっていた最終モデル当時8トラックカラオケでは無くカセットテープCDによる製品であったナガオカがカラオケショップへの進出検討していたのは未だ第一興商等が世に出る遥か以前の事である。 ナガオカでは最終段階においても業績における可能性模索しつつ事業展開の見直し模索していたのであるナガオカ解散には何段階かのステップ存在し解散へ決定役員会にて容認した最初作業がジュエルトーン(ナガオカのオーディオブランド)の吸収であった。 ジュエルトーンは不採算部門ではなかったが既に解散容認した時点資本集中図り社員の生活と安全を考慮すべきとの判断から独立ブランドであったジュエルトーンはナガオカ製品となりロゴだけが残され解散に至るまで使用された。 同時に豊島区大塚存在した本社ビル売却先の選定及び大月存在した工場処遇等綿密に計画され解散処理が粛々と実行され行った。特に本社ビル都内において一等地呼べる場所に存在しその売却選定細心配慮払ったまた、現在のナガオカトレーディング供給している一部製品にもジュエルトーンのロゴ使用されている製品存在していた(主にカートリッジ等)。2009年平成21年以降ナガオカロゴになっている

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レコード針の衰退、旧ナガオカの終焉とその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 17:28 UTC 版)

ナガオカ (企業)」の記事における「レコード針の衰退、旧ナガオカの終焉とその後」の解説

1980年代中期になると、音楽メディアアナログレコードからCDに取ってわられるとともにナガオカ主力レコード針の販売低迷起死回生を狙うべく、CDアクセサリーCDクリーニングスプレーCDクリーニングクロス、12cm/8cmCDプラケースなど)も順次発売していくようになる従来のカセットクリーニングキット(液体2本組)なども継続販売。またレーザーディスクLD部門にも参入しLDアクセサリー発売するも、売り上げ伸びず、この頃から、業績不振極めることになる。 1990年平成2年8月20日、旧ナガオカ業績悪化のため黒字清算。そして、自社でのレコード針の製造打ち切るとともに9月会社解散。これと同時に、旧ナガオカ営業販売部門新会社株式会社ナガオカトレーディングに、製造部門山形ナガオカ株式会社(現:株式会社ナガオカ)、株式会社ナガオカ精密にそれぞれ分散された。 ちなみに当時人気深夜番組カノッサの屈辱』(フジテレビ1990年平成2年11月12日放送第27回狩猟から稲作原始オーディオ文化黎明」)において、ナガオカ登場している。 なお、旧ナガオカ赤字経営転落する以前企業保有財産及び資本金等を損な事無く解散決議役員会にて決定している。役員会では存続派と解散派の間で激し議論戦われたが、代表取締役判断により解散への舵を切った戦後から平成年間へ至る現在においても、負債出さず解散した極めて稀な企業であり、解散の為、役員及び全社員に全て退職金支払われている。但し役員保有株式等における買戻しに関して事実上最低限保証に留まった。異論あったようであるが概ね解散対す合意の中で取り決められたものであり資金確保観点から株式保有役員及び関係者譲歩したと言える解散に至る直前までナガオカ社内では東芝技術陣とのコラボによる新型カラオケ装置開発やハイスピードカセットダビング機能機器開発カラオケ専門ショップ経営等が話し合われており、VHSホームビデオ試作機器の製作及び富士カセット技術陣とのコラボによるビデオテープ試作行なわれていた。特にハイスピードカセットダビング装置に関してダビングによる音質劣化を殆ど感じさせない製品であったが、著作権の定義が曖昧であった為、発売時期逸した側面存在している。新型カラオケ装置やハイスピードダビング機器等は既に製品化目前であり、量産化前の最終機器横浜等のスナック等に配布し最終試験行なっている最中であったナガオカ東芝技術陣が試験行なっていた最終モデル当時8トラックカラオケでは無くカセットテープCDによる製品であったナガオカがカラオケショップへの進出検討していたのは未だ第一興商等が世に出る遥か以前の事である。 ナガオカでは最終段階においても業績における可能性模索しつつ事業展開の見直し模索していたのであるナガオカ解散には何段階かのステップ存在し解散へ決定役員会にて容認した最初作業がジュエルトーン(ナガオカのオーディオブランド)の吸収であった。 ジュエルトーンは不採算部門ではなかったが既に解散容認した時点資本集中図り社員の生活と安全を考慮すべきとの判断から独立ブランドであったジュエルトーンはナガオカ製品となりロゴだけが残され解散に至るまで使用された。 同時に豊島区大塚存在した本社ビル売却先の選定及び大月存在した工場処遇等綿密に計画され解散処理が粛々と実行され行った。特に本社ビル都内において一等地呼べる場所に存在しその売却選定細心配慮払ったまた、現在のナガオカトレーディング供給している一部製品にもジュエルトーンのロゴ使用されている製品存在していた(主にカートリッジ等)。2009年平成21年以降ナガオカロゴになっている

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