レコード針生産の縮小と復興
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:38 UTC 版)
「レコードプレーヤー」の記事における「レコード針生産の縮小と復興」の解説
2000年代からレコード針を生産するメーカーが激減し、カートリッジや消耗品である交換針の入手は「ナガオカトレーディング」で生産・販売する互換針と自社ブランドのカートリッジや、放送局で使われるDENON製MC型カートリッジ「DL-103」、など一部数機種を除き困難になっていた。海外メーカーのDJ向け機種(スクラッチプレイのために耐久性を上げたもので、基本的に普通のものと変わらない)が楽器店などで販売される他は、マニア向け高級品の流通在庫が細々と一部のオーディオ専門店やインターネットオークションで販売されている状況となり、一時期、普及型のプレーヤーの交換針は入手が絶望的な状況とさえ言われたが、2010年代以降のレコード再復興により前述のナガオカトレーディング、日本精機宝石工業(JICO)、アーピス・ジャパンなどが、互換針・針一体カートリッジの製造・販売を継続して行っている。なお、1970年代の一時期に生産されていた4チャンネル針(考案者の柴田憲男の名からシバタ針とよばれる)旧製品の単体交換針としては高価であるが入手は可能である。なお1982年並木精密宝石によってマイクロリッジ針という4チャンネル針が開発されたが、カートリッジメーカにおいては一部の高級品に採用されている。
※この「レコード針生産の縮小と復興」の解説は、「レコードプレーヤー」の解説の一部です。
「レコード針生産の縮小と復興」を含む「レコードプレーヤー」の記事については、「レコードプレーヤー」の概要を参照ください。
- レコード針生産の縮小と復興のページへのリンク