リグヴェーダとは? わかりやすく解説

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リグ‐ベーダ【(梵)Ṛg-veda】

読み方:りぐべーだ

古代インドバラモン教聖典10巻1028編の賛歌から成る。前1500〜前1000年ごろ成立インド最古文献で、四大ベーダ中心現世来世の幸福を神々祈念する賛歌で、神々勧請する神官によって誦唱。


リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 09:02 UTC 版)

【スムリティ(聖伝)】


注釈

  1. ^ 例えば、インドラヴァルナ(司法神)、ミトラ(契約の神)、アシュヴィン双神アグニ(火神)、ソーマスーリヤ(太陽神)、ヴァーユ(風神)、ルドラ(後のシヴァ神)、ヤマ(死者の王)、ヴィシュヌ、など[8]

出典

  1. ^ a b c d e Winternitz, Moriz (1927). A History of Indian Literature. 1. translated by S. Ketkar. University of Calcutta. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.97551/page/n101/mode/2up 
  2. ^ 菅沼晃編(1985)『インド神話伝説辞典』、9-10頁。(インドの神話・伝説(概説))
  3. ^ a b c d e f g h i j k l The Rigveda: The Earliest Religious Poetry of India. translated by Stephanie W. Jamison and Joel P. Brereton. Oxford University Press. (2017) [2014]. ISBN 9780190685003 
  4. ^ Witzel, Michael (1997). “The development of the Vedic canon and its schools: the social and political milieu”. In Michael Witzel. Inside the Texts, Beyond the Texts. Harvard Oriental Series, Opera Minora. 2. Cambridge. pp. 257-345. doi:10.11588/xarep.00000110 
  5. ^ 中谷英明 (2000)「古代インドにおける哲学と文献学」『古典学の再構築』第5号. pp. 18-21. (オンライン・ペーパー (PDF) )
  6. ^ Macdonell (1900) p.40
  7. ^ Macdonell (1900) pp.54-55
  8. ^ 上村勝彦(1981)『インド神話』、16-26頁。
  9. ^ 辻直四郎(1996)『リグ・ヴェーダ讃歌』第29刷[要文献特定詳細情報]、299頁。


「リグ・ヴェーダ」の続きの解説一覧

リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 01:23 UTC 版)

問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

聖典“リグ・ヴェーダ”。神王インドラ最強軍神だった頃の力を封印している書物インドラ最大切り札

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/04 14:32 UTC 版)

9-nine-ここのつここのかここのいろ」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

アーティファクトユーザーによって組織されたアーティファクトユーザーのための組織リーダー司令官こと高峰 夜。

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:07 UTC 版)

なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

仏陀登場するよりはるか前より、インドには哲学的思索古くて長い歴史があった。紀元前12世紀編纂されたインド最古文献『リグ・ヴェーダ』には「宇宙開闢の歌」という歌が収録されている。この歌は冒頭一句「無もなかりき(nāsad āsīt)」にちなんでナーサッド・アーシーティア讃歌(Nasadiya Sukta)とも呼ばれる。この歌はリグ・ヴェーダの哲学思想最高峰を示すものと言われる。以下のような歌である。 #そのとき太初において)無もなかりき、有もなかりき。空界もなかりき、その上の天もなかりき。何ものか発動せし、いずこに、誰の庇護の下に。深くして測るべからざる存在せりや。そのとき、死もなかりき、不死もなかりき。昼と夜との標識日月・星辰)もなかりき。かの唯一物(中性根本原理)は、自力により風なく呼吸せり(存在徴候)。これよりほかに何ものも存在せざりき。 太初において、暗黒暗黒に蔽われたりき。この一辺標識なき水波なりき。空虚に蔽われ発現しつつあるもの、かの唯一物は、熱の力により出生せり(生命開始)。 最初に意欲はかの唯一物に現ぜり。この意(思考力)は第一種子なりき。詩人ら(霊感ある聖仙たち)は熟慮して心に求め、有の親縁起源)を無に発見せり。 彼ら(詩人たち)の縄尺は横に張られたり。下方はありしや、上方はありしや。射精者(動的男性力)ありき、能力受動的女性力)ありき。自存力(本能女性力)は下に、許容力(男性力)は上に。 誰か正しく知る者ぞ、誰かここに宣言しうる者ぞ。この創造現象界出現)はいずこより生じ、いずこより〔来たれる〕。神々はこの〔世界の〕創造より後なり。しからば誰か創造の〕いずこより起こりしかを知る者ぞ。 この創造はいずこより起こりしや。そは〔誰によりて実行せられたりや、あるいはまたしからざりや、―――最高天にありてこの〔世界を〕監視する者のみ実にこれを知る。あるいは彼もまた知らず。 — 『リグ・ヴェーダ』紀元前12世紀宇宙開闢の歌(10.129)、 辻直四郎 訳 (強調引用者) 特徴的なのは、ある種中性原理から宇宙自然発生したと説いていること、そして最後にこの創造がどこから来たのか、それは神さえも知らぬかもしれない、という形で終わっていることである。

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:15 UTC 版)

9-nine-シリーズ」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

アーティファクトユーザーによって組織されたアーティファクトユーザーのための組織リーダー司令官こと高峰 夜。

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 14:33 UTC 版)

ヴィシュヴァカルマン」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

『リグ・ヴェーダ』では、あらゆる方角に眼、顔、手、足を持ち天地創造した唯一にして万能の神と述べられているが、後の文献ではもっぱら工匠神として活躍する。彼は太陽神スーリャヴィヴァスヴァットとも)の光を削り取って神々武器作り出したとされる

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 02:06 UTC 版)

アガスティヤ」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

『リグ・ヴェーダ』ではアガスティヤ対話篇登場するインドラマルト神群アガスティヤとの対話(1・165170171)によると、アガスティヤマルト神群のための祭祀を行う。ところがこの祭祀になぜかインドラ神がやって来て、後から来たマルト神群口喧嘩始める。アガスティヤ両者間に立って和解努める。アガスティヤとローパームドラーとの対話1・179)では、苦行に熱心なアガスティヤはローパームドラーに近づこうとしない長年禁欲生活のうちに老いることを恐れた妻はアガスティヤに迫る。アガスティヤ拒むが、結局妻の求め応じる。

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 12:31 UTC 版)

アーディティヤ神群」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

『リグ・ヴェーダ』においてアーディティヤは本来は7神だったと考えられるが、8神としている箇所もある:95ブラーフマナ以降通常12神とされ、ヴァス8神・ルドラ11神とあわせて言及される:105:160注189アーディティヤ数えられる神々のうちでもアンシャダクシャは影が薄く単独出現するとがない:95ヘルマン・オルデンベルクによると、これらの神々は「天上光・太陽」の3つの属性関連する:96ミトラヴァルナは遠い天上から世界見張り馬車乗って日の出とともに天上昇る太陽はミトラ・ヴァルナの目とされ、また太陽そのものアーディティヤ呼ばれている:96ミトラヴァルナ、そしてアーディティヤ地上秩序もたらす存在だった:101-104。 ミトラヴァルナボガズキョイから発見されミタンニ王国条約文にすでに見える古い神々であり、またアヴェスターにおいてはミスラアフラ並べて言及されていて、ミトラ・ヴァルナと共通の起源を持つと考えられる:97-99。 ミトラヴァルナ、あるいはアーディティヤ全体はしばし区別されずに語られるが、ミトラヴァルナ区別する場合ミトラ昼間太陽司りヴァルナが夜と月を司るとされ、『アタルヴァ・ヴェーダ』やブラーフマナではヴァルナは夜の神とされるようになっていく:96-97。それとは別にヴァルナ水神ともされている:104

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リグ・ヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 06:14 UTC 版)

ヴェーナ」の記事における「リグ・ヴェーダ」の解説

『リグ・ヴェーダ』10英語版.123)において、ヴェーナ天上界存在おそらくは虹の象徴となっている。讃歌題名また、『リグ・ヴェーダ』(9(英語版).85)の書き手の名前と同様にヴェーナ」(Vena) である。

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