ハーメルンIIの戦闘とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ハーメルンIIの戦闘の意味・解説 

ハーメルンIIの戦闘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)

銀河英雄伝説の戦役」の記事における「ハーメルンIIの戦闘」の解説

OVA版オリジナルエピソード(「外伝叛乱者」)。 宇宙暦791年/帝国暦482年8月イゼルローン要塞237駆逐隊所属旧式駆逐艦ハーメルンIIツヴァイ)が参加した戦いであるが、その実情は逃避行である。惑星カプチェランカの戦闘後に宇宙艦隊勤務になったラインハルト中尉航海長として、キルヒアイス少尉保安主任として勤務していた。 8月27日ハーメルンII駆逐隊命じられイゼルローン回廊哨戒任務遂行のため要塞出港9月2日同盟側約6光年の距離にあるアルトミュール恒星系小惑星帯同盟軍奇襲される。ハーメルンII左舷下部被弾し艦長アデナウアー少佐負傷指揮不能となったため、その時点で艦橋にいたクルーのなかで、最高位ラインハルト指揮引き継いだ。この時僚艦通常の行動規定に添って面舵取ったが、ラインハルトは敵の伏兵存在見越して取舵命じた。後から艦橋着いた副長ベルトラム大尉がそれを承知せず、指揮権奪って航路変更命じたが、ラインハルト艦長命令を盾に指揮権委譲拒否した両者言い争っている最中に、面舵をとった僚艦待ち伏せ遭遇して全滅した事が判明し艦橋要員自然にラインハルト命令従った。これによってハーメルンII危機脱したが、ベルトラムラインハルト拘禁した。 その後ハーメルンII機関部損傷によって脱出必要な速度を出す事が難しい事が判明天体物理学長けたシュミット一等兵恒星アルトミュールの表面爆発による恒星風利用して加速を得る方法上申したが、ベルトラム却下。さらに軍規則り名誉ある自沈」を主張した水雷長のデューリング中尉同意出来ずキルヒアイス通じてラインハルト叛乱促したキルヒアイス兵士たちリーダー格アラヌス・ザイデル伍長説得して味方につけ、ラインハルト解放ラインハルト艦橋制圧し指揮権奪還しシュミットの案を採用して脱出作戦の立案入った。しかし、検討結果様々なリスク予測され士官の中からも不安の声が挙がった。それでもラインハルトは他に選択肢が無いと判断シュミット案の強行決断した。 この決定に不安を抱いた通信主任フレーベル少尉ベルトラム内通し士官たちが逆叛乱起こした。だが論争過程で、平民出でありながら努力しない平民ども」を、すなわち兵士たち蔑視する本音露呈したベルトラムは、あまりの言い草兵士士官双方から孤立し半ば自暴自棄になってラインハルト射殺しようとした。しかし、アラヌスの弟ロルフ・ザイデル二等兵身代わりになって死亡艦橋は皆が互いに銃を突きつけあう一触即発の状態になった。 しかしそこで絶対安静だったアデナウアー艦長が艦医の肩を借り衛生兵たちを率いて艦橋現れその場収めラインハルト正式な艦長代理任じられた。ベルトラムラインハルト指揮下に入るよう命じられ苦渋表情承知した作戦実行移されハーメルンIIはアルトミュールへ自由落下始めたが、機関部修理はなおも続いていた。この時、アルトミュールの観測のために艦橋就いたシュミットに代わってベルトラム機関部に赴き、アラヌス達の負の感情満ちた視線浴びながら修理手伝っている。また、途中で作戦に不安を抱いた当のデューリング脱出ポッド乗り込み救命信号乱発しての脱走試みるが、ラインハルト撃墜すると脅して断念させ、辛うじて事無き得ている。 アルトミュールの表面爆発一時間前に機関部修理完了したが、姿勢制御スラスターのひとつが作動不能で、灼熱船外での二人がかりによる作業でしか修理出来ない判明したザイデルベルトラム志願したが、弟を射殺されザイデルはそれを拒否。しかし他に作業出来る者がいないため、ベルトラム決定した船外作業による修理成功したが、途中でハーメルンIIに気がついた同盟軍長距離ミサイル発射、さらにアルトミュールの表面爆発始まったベルトラムザイデルを艦の脱出口に投げつけて救ったが、その反動で艦から離れたベルトラム恒星風さらされ焼死したザイデル収容したハーメルンII作戦通り恒星風利用した加速同盟軍包囲網から離脱成功救援求め通信メルカッツ艦隊所属艦船繋がりハーメルンIIイゼルローン要塞帰港したラインハルトは艦を指揮して同盟軍包囲網から離脱し、さらに同盟艦隊がアルトミュール恒星系存在する事を報告した功績大尉昇進し軍務省への内勤転属きまったアデナウアー反乱事実否定してラインハルト擁護している)。なお、ベルトラムとロルフ・ザイデルは二階級特進となった。 この戦いで、「机上で兵を駒として用いるのと、戦場で兵を人として率いるのとでは話が全く違う」ことを思い知らされラインハルトは「まだまだ、学ぶことは多いな」という感慨述べた

※この「ハーメルンIIの戦闘」の解説は、「銀河英雄伝説の戦役」の解説の一部です。
「ハーメルンIIの戦闘」を含む「銀河英雄伝説の戦役」の記事については、「銀河英雄伝説の戦役」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハーメルンIIの戦闘」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハーメルンIIの戦闘」の関連用語

ハーメルンIIの戦闘のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハーメルンIIの戦闘のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの銀河英雄伝説の戦役 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS