ハンブルク以前とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ハンブルク以前の意味・解説 

ハンブルク以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 19:11 UTC 版)

ゲオルク・フィリップ・テレマン」の記事における「ハンブルク以前」の解説

テレマン1681年ドイツ東部マクデブルク中流家庭生まれルター派 プロテスタント洗礼受けた。父ハインリヒ(1646-1685)は伝道師で、テレマン4歳になる前に亡くなり、やはり先祖牧師家系であったマリア(?-1710)に育てられた。テレマン家もバッハ家ほどではないが先祖何人かの音楽家出している。 マクデブルク小学校ではヴァイオリン・リコーダー・ツィターなどを演奏して級友音楽親しんだ10歳同地ギムナジウム出席するようになり、カントルからドイツの詩や文学について高いレベル指導を受けるようになったラテン語ギリシャ語成績よかったが、音楽について短期間長足進歩があったので歌唱指導任せられた。その間カントル作曲しているスコア後ろから見るのが楽しく、なぜか興奮した自叙伝述べている。 やがてほとんど独学楽譜書き方習得し自分でも作曲始めるようになり、12歳オペラ作曲したテレマンの母は息子音楽の道へ進むことには反対であったが、テレマン楽器取り上げられたり音楽活動禁じられたりしても隠れて作曲勉強続けた。 およそ13歳の頃、彼は母の方針により、音楽から引き離す目的でツェラーフェルト(ドイツ語版)に追いやられることになった。しかし、ここでは病気教師に代わって作曲指揮行い成功を収める4年後、ヒルデスハイム移ってギムナジウム学んだ。ここでは校長書いた劇のアリア作曲して好評得た当時1年生150人の生徒の中で3番成績であったテレマン本人自慢している。在学中ヒルデスハイムからほど近いハノーファーブラウンシュヴァイクにしばしば出かけ、劇音楽教会音楽イタリア音楽触れた1701年20歳になったテレマンは、母の意向に従って大学に通うことに決めライプツィヒ向かった途中立ち寄ったハレで、すでに有名になっていた若いヘンデル知り合い後年ヘンデルイギリスへ移住してからも彼らは互いに手紙交流続け間柄になったライプツィヒ大学では法学を学ぶと同時に学内では学生市民からなる楽団コレギウム・ムジクム統率した。 1704年23歳)、プロムニッツ伯爵招き受けてポーランドルブシュ県のゾーラウ(現ジャルイ)の宮廷楽長になると、伯爵が好むフランス風作風を学ぶためにジャン・バティスト・リュリアンドレ・カンプラ楽譜研究して手法マスターしフランス風管弦楽組曲2年間に200曲も作曲したことをテレマン本人記録している。 この宮廷では1年間半分をポーランド・シュレージェン地方プレッセ過ごしたので、この地やクラカウポーランド音楽を、きっすい野趣たっぷりの姿で味わうことができた。「注意深い人なら、彼らの音楽一週間聞いたら、たっぷり一生役立つぐらいたくさんのヒントくみとることができるだろう」とテレマン書いている。しかし、やがて大北方戦争の影響で職を辞さねばならなくなった1708年27歳)、アイゼナハ宮廷招かれて、 「宮廷秘書」 の肩書与えられ宮廷礼拝堂楽団組織した。この時期アイゼナハ出身ヴァイマル宮廷オルガニスト務めていたバッハ知り合い終生親交を結ぶことになった。翌1709年、アマーリエ・ルイーゼ・ユリアーネと最初結婚をしたが、1年あまりで娘を得たあと、すぐに妻を失っている。 1712年31歳)に自由都市フランクフルト・アム・マイン市の音楽監督2つ教会(Barfüßerkirche-現パウロ教会カタリーナ教会)の 「教会楽長」 に続けて就任したまた、アイゼナハから 「不在楽長」 の任命を受け、教会宮廷のために必要な作品書き送ることになった1719年38歳)、ポーランド王兼ザクセン選帝侯アウグスト神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世の娘マリア・ヨーゼファとドレスデン結婚式挙げ延々と華麗な祝典が行われた。この時テレマン同地訪れヴェネツィアから来ていたアントニオ・ロッティ2つオペラ等を聞いたと書き記している。その歌手として特にロッティ夫人初め6人の歌手の名を挙げていて、イタリア・オペラから大きな感銘受けたことが伺われる。またこの時イタリア名手フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニヴァイオリン演奏にも触れた

※この「ハンブルク以前」の解説は、「ゲオルク・フィリップ・テレマン」の解説の一部です。
「ハンブルク以前」を含む「ゲオルク・フィリップ・テレマン」の記事については、「ゲオルク・フィリップ・テレマン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハンブルク以前」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハンブルク以前」の関連用語

ハンブルク以前のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハンブルク以前のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゲオルク・フィリップ・テレマン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS