ハンブルク・バレエ団での活動
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「ジョン・ノイマイヤー」の記事における「ハンブルク・バレエ団での活動」の解説
1973年、ノイマイヤーはハンブルク・バレエ団の芸術監督兼首席振付家に就任した。以後、ノイマイヤーは150を超える作品を創作し、同バレエ団を、ドイツを代表するカンパニーの一つへと成長させた。また、ハンブルク・バレエ団のみならず世界中のバレエ団に作品を提供しており、日本の東京バレエ団に『月に寄せる七つの俳句』(1989年)と『時節(とき)の色』(2000年)、フランスのパリ・オペラ座バレエに『シルヴィア』(1997年)などを振り付けている。 ノイマイヤーはバレエ関連資料のコレクターとしても知られ、1万冊以上の書籍と、1万点以上の物品(絵画・彫刻・写真等)を所蔵しており、中でもヴァーツラフ・ニジンスキーに関連する資料が充実している。2006年に設立されたジョン・ノイマイヤー財団は、このコレクションを管理し、将来的に一般公開することを目的として活動している。 2015年、ノイマイヤーは、思想・芸術分野で優れた業績を上げた人物に贈られる京都賞思想・芸術部門を受賞した。京都賞の運営団体である稲盛財団は、贈賞理由として「ノイマイヤー氏は、伝統的なバレエの動きをベースにしながら身体の持つ表現力を最大限に引き出し、それによって人間心理を深く探求している振付家である」と述べ、ノイマイヤーが20世紀以降のバレエに多大な影響を与えたことを評価している。 私生活では、2018年12月に長年のパートナーであった男性と結婚した。
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