ドレスアップモデル等
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「日産・ノート E12」の記事における「ドレスアップモデル等」の解説
NISMO 2016年11月改良型 e-POWER NISMO(2016年12月 - 2020年12月) 2014年(平成26年)10月に「NISMO」が追加された。既発売のジューク、マーチ、フェアレディZ、GT-Rに次いで5車種目となり、マーチNISMO同様、燃費重視の1.2L CVT車と「NISMO」専用チューンのエンジンを搭載した1.6L 5MT車「NISMO S」の2グレードが用意される。 両グレード共通で、フロント周り(グリル・バンパー)、サイドシルプロテクター、リア周り(バンパー・スポイラー)を専用デザインにするとともに、サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラーは専用のレッドを採用。また、車速感応式電動パワーステアリングや専用サスペンション、専用チューニングコンピューター(ECM)、フロアトンネルバーなどを採用し、車両全体でトータルチューニングを行った。「NISMO S」はそれらに加え、専用チューンを施したHR16DEエンジンと5速MTを組み合わせ、リアブレーキもベースグレードのドラムブレーキからディスクブレーキに変更されるなど走行性能面の強化が施されている。 2016年(平成28年)12月のマイナーチェンジでは、カタロググレード同様、フロントフェイスにVモーショングリルを採用するなど内外装デザインを刷新。「NISMO」にはインテリジェントエマージェンシーブレーキやLDW(車線逸脱警報)などの安全装備も追加された。マイナーチェンジに併せて追加された「e-POWER NISMO」は、専用のボディ補強や専用サスペンションを採用するとともに、専用チューニングコンピューター(VCM)を搭載し、ノーマルモードとSモードはNISMO専用設計を行った。ボディカラーは新たに「ガーネットレッドカラークリアパール」を追加し、5色展開となった。 2017年(平成29年)9月の一部改良では、「e-POWER NISMO」にインテリジェント クルーズコントロールとインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)のオプション設定が追加された。 2018年(平成30年)7月の仕様向上では、「NISMO」・「e-POWER NISMO」に「踏み間違い衝突防止アシスト」が標準装備された。 同年9月に追加発売された「e-POWER NISMO S」は、インバータとコンピュータ(VCM)に専用チューニングが施され、減速機も強化されたことで、モーターにおいて、最高出力100kW・トルク320N・mの高出力・高トルク仕様となり、e-POWER専用のドライブモード設定である「S」「ECO」モードにも「B」レンジを設定。フロントとリアに装着の専用エンブレムが既存の「NISMO S」と同じものとなり、LEDヘッドランプ(ロービーム、オートレベライザー付、プロジェクタータイプ、LEDポジションランプ付)が追加装備された。 2019年(令和元年)10月に発表された特別仕様車「NISMO Black Limited」は「NISMO S」・「e-POWER NISMO」・「e-POWER NISMO S」をベースに、ボンネットやルーフをブラックにするとともに、シャークフィンアンテナ・ルーフスポイラー・ドアミラーなどの外観パーツもブラック化された。また、ベースグレードではオプション設定となるLEDヘッドランプ、インテリジェント クルーズコントロール(「NISMO S Black Limited」を除く)、ナビ取付パッケージなどが標準装備された。 「NISMO S」は型式指定を受けておらず改造車扱いとなっており、型式は「E12改」となっている。また、「NISMO」のNISMO専用チューニングRECARO製スポーツシート<前席>付車及び「e-POWER NISMO」・「e-POWER NISMO S」は、「NISMO S」同様に持ち込み登録となる。 ライダー 2012年9月販売型 ライダー(2012年9月 - 2013年12月) オーテックジャパンが扱うカスタムカーとして、E11型から引き続きライダーが設定される。X系グレードをベースに、外装部品としてフロントには専用グリルと光輝モール付専用バンパーを採用し、専用15インチ光輝モールアルミホイール、プロテクター(サイドシル・リアアンダー)、専用エンブレム(Rider/AUTECH)が装備される。インテリアにはシート地やドアトリムに格子柄ニットを採用し、シルバーフィニッシャー付の本革巻3本スポークステアリングホイールが装備される。 2013年(平成25年)12月には、フロントグリル・バンパーモール・バックドアモールをダーククロム、専用エンブレム(Rider/AUTECH)をダークにそれぞれ変更し、専用ルーフスポイラーを追加装備した「ライダー ブラックライン」が追加された。 2014年(平成26年)10月のマイナーチェンジでは、ライダーシリーズのHR12DDR型エンジン搭載車に専用チューニングコンピューター(ECM)が新たに搭載されている。 2016年(平成28年)11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」と入れ替わる形で販売終了。 アクシス 2013年(平成25年)1月にはE11型では設定されなかったアクシスも追加された。ちなみに、先代のC11型ティーダには設定された為、ティーダアクシスの後継車となっている。こちらは「X DIG-S」、「X FOUR」をベースに、フロントバンパーグリルフィンやアウトドアサイドドアハンドルにメッキ加飾が施され、内装にはギャザーやパイピング(縁取り)を施した専用本革シートや木目調のセンタークラスターフィニッシャーが採用された。また、「アクシス」には運転席&後席アームレスト、フォグランプ、リア2スピーカー、オゾンセーフフルオートエアコン、助手席シートバックポケットも追加装備され、メーター内ディスプレイに外気温度計が追加されたほか、「X DIG-S」ベース車ではオートライトシステムも追加装備された。 2015年(平成27年)7月のマイナーチェンジで、「X DIG-S」ベース車にLEDヘッドランプを標準装備化した。 2016年(平成28年)11月のマイナーチェンジで「モード・プレミア」と入れ替わる形で販売終了。 モード・プレミア e-POWER モード・プレミア 2016年(平成28年)11月のマイナーチェンジに合わせて設定された。エクステリアやインテリアの高級感を高めたカスタムカーで、2015年(平成27年)に設定されたエクストレイルに次いで2車種目。 「e-POWER」搭載車の「e-POWER X」を含むすべての「X」系グレードをベースに、外観は2014年(平成26年)10月改良型と同じメッシュデザインのフロントグリル、フロントバンパー、サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー、リヤバンパーフィニッシャーにメタル調フィニッシュを施し、フォグランプ、専用エンブレムを装備。また、切削光輝の15インチアルミホイールを「e-POWER X」ベース車に標準装備、その他のベース車にメーカーオプション設定した。内装はグレージュ又はブラックが選択可能なコンビシート(スエード調トリコット/トリコット)、ドアトリムクロス、運転席アームレストで構成された専用インテリアを採用するとともに、本革巻3本スポークステアリング(本革&ステッチ専用色)、シルバーフィニッシャー(センタークラスターサイド、パワーウインドウスイッチ)、ピアノ調エアコン吹出し口を採用。オートエアコンも装備した。 また、「e-POWER X」ベース車には、専用セットオプションとして「ツーリングパッケージ」も設定。「e-POWER」の走行性能を制御するVCMに専用チューニングを施して加速時の反応や追従走行時の伸びやかさを向上させたファインレスポンスVCMを採用したほか、サスペンションと電動パワーステアリングのチューニングやボディ補強を行い、タイヤとアルミホイールを16インチにサイズアップした。 2017年(平成29年)9月の一部改良では、「e-POWER モード・プレミア」において、「e-POWER NISMO」同様にインテリジェント クルーズコントロールとインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)のオプション設定を追加したほか、「モード・プレミア」全車にハイビームアシストを標準装備した。 2018年(平成30年)7月の一部改良で「AUTECH」と入れ替わる形で販売終了となった。 AUTECH 2018年(平成30年)7月の一部改良から発売開始。NISMOと双璧を成すプレミアムスポーティ志向のカスタマイズカーで、セレナに次いで2車種目。「X」グレードのうち、「X DIG-S」を除く全車(X / X FOUR / e-POWER X / e-POWER X FOUR)がベースで、エクステリアはメタル調フィニッシュを施した専用フロントグリル、バンパー、リヤバンパーフィニッシャー等で上質と先進性を表現し、インテリアはAUTECHのシンボルカラーであるブルーを本革ステアリングやシートにあしらう。 また、「e-POWER AUTECH」には更にボディ補強に加え専用アルミホイール、専用チューニングを行ったサスペンションとパワーステアリング、心地よい加速フィーリングを実現したファインレスポンスVCM(専用チューニングコンピュータ)を追加した「e-POWER AUTECH SPORTS SPEC」が設定されている。ボディカラーには、「AUTECH」専用色の「オーロラフレアブルーパール」を含む全7色が設定された。 2019年1月に追加された「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」はe-POWER搭載グレードの「e-POWER AUTECH」、「e-POWER AUTECH SPORTS SPEC」、「e-POWER AUTECH FOUR」に設定されており、適応した場合、シートが全席レザレットシートとなり、後席アームレストとカップホルダー2個が追加装備される。シートカラーはストーンホワイト、ブラウン、ブラックの3色から選択可能となっている。さらにオプションで本革巻きステアリングの青色箇所をシートカラーと同じストーンホワイト・ブラウン・ブラックの3色から、ステッチの縫製パターンを3種からそれぞれ選択することが可能である。なお、職人の手により一台一台丁寧な手作業で仕立てるため、完全受注生産となる。
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