テルマール系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:11 UTC 版)
「ナルニア国ものがたりに登場する人物一覧」の記事における「テルマール系」の解説
カスピアン一世 (2) Caspian I 征服王。西方山脈の彼方からテルマール人を引き連れてナルニアを征服し、テルマール人による王国を築いた。 カスピアン九世 (2) Caspian IX テルマール人。ナルニア王。カスピアン十世の父。弟のミラースに殺され王位を簒奪される。 ドリニアン卿 (3,7) Drinian, Lord 朝びらき丸の船長。カスピアン十世の親友。リリアン王子とも親しい。リリアン王子に母親の仇の毒蛇を探すのをやめるように忠告する。リリアン王子と逢う緑の衣の美女を見るが、そのことをカスピアン王に注進しようかするまいかと迷っているうちに王子が行方不明になり、心をさいなまれる。王に申し出て自分を死罪にしてくれるよう自首するが、王はぎりぎりで斬首を思い留まり、友情は崩れなかった。 アーリアン (2) Arlian, Lord カスピアン九世と親しかった大貴族。偽りの謀反の罪を着せられて死刑になる。 アルゴス卿 (3) Argoz, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の7人の友人の一人。ラマンドゥの島のアスランのテーブルで石のナイフの魔法で眠らされていた。 パッサリード (2) カスピアン九世と親しかった大貴族。ミラースに巨人と戦うよう北方の国境に送られて倒れる。 エリモン (2) Erimon, Lord カスピアン九世と親しかった大貴族。偽りの謀反の罪を着せられて死刑になる。 オクテシアン卿 (3) Octesian, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の7人の友人の1人。竜の島で腕輪が見つかったことから、その島で没したと考えられる。 ベルン卿 (3,7) Bern, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の七人の友人の一人。離れ島諸島で結婚し帰国しなかった。諸島にはびこる奴隷貿易を不快に思い、やめさせるようガンパス総督に繰り返し申し入れつつ、フェリマス島で人買いにさらわれたカスピアン十世を買う形で助ける(名乗られ証明されるまでは“よく似ている”とは思ったがカスピアン本人だと気づかなかった)。カスピアンにより公爵に取り立てられ、総督を廃し離れ島諸島公となる。 ループ卿 (3) Rhoop, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の七人の友人の一人。くらやみ島で悪夢に捕らわれていたがカスピアン十世たちに助けられる。ラマンドゥの島で三卿とともに眠りに就く。 レスチマール卿 (3) Restimar, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の七人の友人の一人。死水島の、何でも金に変えてしまう水を湛えた湖の底に、金の像になって横たわっている。 レビリアン卿 (3) Revilian, Lord ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の七人の友人の一人。ラマンドゥの島のアスランのテーブルで石のナイフの魔法で眠らされていた。 マブラモーン卿 (3) Mavramorn ミラースに離れ島諸島の東の海を探検してこいと追い払われ帰ってこなかったカスピアン九世の七人の友人の一人。ラマンドゥの島のアスランのテーブルで石のナイフの魔法で眠らされていた。 ユービラス (2) カスピアン九世と親しかった大貴族。狩りの途中矢に当たって死ぬ。 ベリザール (2) Belisar, Lord カスピアン九世と親しかった大貴族。狩りの途中矢に当たって死ぬ。 ミラース (2) Miraz ナルニア王。テルマール人。カスピアン十世のおじ。兄であるカスピアン九世を殺害しカスピアン派の貴族たちを追放し王位を簒奪した。ベルナの大合戦でピーターとの決闘の際中につまずいて倒れたところを部下のグローゼルに殺される。映画ではピーターとの決闘に敗れたものの命を救われるが、ソペスピアン卿に殺される。 三角スモモの女王様 (2) Prunaprismia ミラースのお后。カスピアン十世の叔母。嫡男を産む。 グローゼル卿 (2) Glozelle, Lord ミラース軍の最高貴族。政権の簒奪をたくらみ、ピーターの果たし状を受けるようミラースをそそのかす。決闘のどさくさに紛れてミラースを殺す。映画ではテルマール軍を指揮する将軍として登場し、ミラースの配下だが悪役でも善い役でもない普通の武人として描かれている。 ソペスピアン卿 (2) Sopespian, Lord ミラース軍の最高貴族。政権の簒奪をたくらみ、ピーターの果たし状を受けるようミラースをそそのかす。ピーターとミラースの決闘の最中にピーターに襲いかかるが逆に殺される。映画ではピーターとの決闘に敗れたが助命されたミラースを暗殺、ナルニアの陰謀として攻撃するが失敗。橋を渡って撤退しようとするが、川の神に橋ごと持ち上げられ、激流に飲み込まれた。 カスピアン十世 (2,3,4,7) Caspian X テルマール人。ナルニア王、ケア・パラベル城主、離れ島諸島皇帝、ライオン位騎士。この物語の中で単にカスピアンと記した場合はこの十世を指す。王位を簒奪した叔父のミラースに対しもとナルニア人を率いて反乱を起こし、ペベンシー兄弟の助けを受け王位を奪還する。ミラースに追放された父の七人の友人たちを捜しに朝びらき丸で東の海へ航海に出る。ラマンドゥの島から連れ帰り王妃とした星姫との間に生まれた子が王子リリアン。晩年死ぬ前にもう一度アスランに会いたいと東へ向かって航海に出る。その航海から戻り行方不明だったリリアンと会って力尽きる。死んだ後アスランの力で一度だけ復活、アスランに頼んでユースチスたちの世界を訪問させてもらい、共にいじめっ子たちを蹴散らす。 デストリア (2) カスピアン十世の愛馬。 カスピアンの乳母 (2) Nausus of Caspian X 小人との混血。カスピアンに昔のナルニアのことを教えたためにミラース王に追放されてしまう。病で死にかけていたがアスランに会い元気になる。 コルネリウス博士 (2) Cornelius, Doctor 小人とテルマール人との混血。カスピアン十世の家庭教師。一応魔法使いだが「大した技は使えない」と謙遜している。カスピアンにナルニアの歴史を教え、叔父のミラース王に殺害されないようにカスピアンを逃がした。その後に自分も城を脱出しカスピアンと合流し、ミラース軍との戦いに参加した。これらの功績により大法官に任命される。 ライネルフ (3) Rynelf 朝びらき丸の船員。 ラインス (3) Rhince 朝びらき丸の副船長で航海士。 弓矢組の隊長 (3) 朝びらき丸の乗組員。ラマンドゥの島からどうやったらふるさとに戻れるか心配している。 ガルマ島生まれの船員 (3) 朝びらき丸の乗組員。ラマンドゥの島からふるさとへ戻るのを天候が回復する4月まで延ばすよう進言する。 リリアン (4,7) Rillian カスピアン十世の子。破魔王。金髪。自分の母親をかみ殺した緑色のヘビに復讐しようと探し回っているうちに、緑の衣を着た美女に魅入られてしまい行方不明になる。昼間は夜見の国の女王の魔法で操られている。魔法の切れる夜は魔法のかかった銀のいすに縛り付けられているが、ユースチスたちによりいすから解き放たれる。ユースチスらの助けにより大蛇になった夜見の国の女王を倒す。 ぬば玉 (4) リリアン王子の乗馬。夜見の国から王子とユースチスを乗せて逃げる。 チリアン (7) King Chillian ナルニア最後の王、離れ島諸島皇帝、ケア・パラベル城主。リリアン王子の子孫で、エルリアン王の子。“アスランとその従者”を僭称する毛ザルのヨコシマとロバのトマドイに“反逆者”として王位を簒奪され、ペベンシー兄弟を始めとする“ナルニアの友”に支援を求める。ナルニア最後の戦いでユースチスやジルも加わった全ナルニア軍を指揮、ナルニアを占領したカロールメン軍と闘う。ナルニアの最期に立ち会う。
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