セリン・スレオニンキナーゼとは? わかりやすく解説

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セリン‐トレオニン‐キナーゼ【serine-threonine kinase】

読み方:せりんとれおにんきなーぜ

《「セリンスレオニンキナーゼ」とも》たんぱく質構成するアミノ酸セリンやトレオニンにリン酸基付加する酵素プロテインキナーゼ一種


セリン/トレオニンキナーゼ


プロテインキナーゼ

(セリン・スレオニンキナーゼ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 07:51 UTC 版)

プロテインキナーゼ (Protein kinase; プロテインカイネース) は、タンパク質分子リン酸基を付加する(リン酸化する)酵素である。タンパク質キナーゼあるいは英語風にプロテインカイネースとも呼ぶ。キナーゼ(リン酸基転移酵素)の中でタンパク質をリン酸化するキナーゼをプロテインキナーゼと呼ぶが、このプロテインキナーゼのことを特にキナーゼと呼ぶことが多い(本記事では以後単にキナーゼという)。


  1. ^ Plowman GD, Sudarsanam S, Bingham J, et al. "Review. The protein kinases of Caenorhabditis elegans: a model for signal transduction in multicellular organisms." Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 1999;96:13603-13610. PMID 10570119
  2. ^ 『アレルギー』67巻 2号 57-158頁(2018年)、一般社団法人日本アレルギー学会


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セリン/スレオニンキナーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:25 UTC 版)

プロテインキナーゼ」の記事における「セリン/スレオニンキナーゼ」の解説

セリン/スレオニンキナーゼ(Ser/Thr kinase; 読み:セリン/スレオニン カイネースEC 2.7.11.*)はセリンまたはスレオニンヒドロキシ基リン酸化する。これらは cAMPまたはcGMP ジアシルグリセロール カルシウムイオンカルモジュリン によって調節される。これらのキナーゼ特異性特定のアミノ酸配列に基づくものではなくリン酸化される基質キーとなる数個アミノ酸疎水結合イオン結合による)でキナーゼ結合するから、普通、キナーゼはある性質共有する基質ファミリー全体に対して特異的である。ほとんどのキナーゼは、本当基質のようにキナーゼ結合するリン酸化を受けるアミノ酸を欠くような「擬似基質」によって阻害される。擬似基質取り除かれるキナーゼ機能取り戻す。これらのキナーゼ触媒部位は高度に保存されている。セリン/スレオニンキナーゼには以前一部除いて独自のEC番号はなく、"EC 2.7.1.37"を用いていた。国際生化学分子生物学連合IUBMB命名委員会(NC-IUBMB)によって見直しされ、2005年それぞれ独自のEC番号割り当てられた。

※この「セリン/スレオニンキナーゼ」の解説は、「プロテインキナーゼ」の解説の一部です。
「セリン/スレオニンキナーゼ」を含む「プロテインキナーゼ」の記事については、「プロテインキナーゼ」の概要を参照ください。

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