触媒部位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 15:39 UTC 版)
HIV-1プロテアーゼの化学的活性は、ホモ二量体の各コピーに由来する活性部位の2つの残基、Asp25とAsp25'に依存している。ダルナビルは、これらの触媒アスパラギン酸と活性部位のバックボーンと水素結合で相互作用し、特にAsp25、Asp25'、Asp29、Asp30、Asp30'、Gly27の各残基に結合する(右図と左図)。この相互作用により、ウイルスのポリペプチドが活性部位にアクセスするのを競合的に阻害し、このタンパク質の酵素部分と強く結合することで、ウイルスの複製を防ぐ事が出来る。
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