クレアチンキナーゼとは？

デジタル大辞泉

クレアチン‐キナーゼ【creatine kinase】

骨格筋や心筋などの細胞に存在し、クレアチンリン酸の合成・分解を触媒する酵素。筋肉の収縮時にはクレアチンリン酸をクレアチンとリン酸に分解し、ADPにリン酸基を転移してATPを補給する。休息時にはATPのリン酸基を一つクレアチンに転移し、クレアチンリン酸を合成する。クレアチンホスホキナーゼ。CK（creatine kinase）。

生物学用語辞典

クレアチンキナーゼ

英訳・(英)同義/類義語：creatine kinase

筋肉から発見された酵素で、高エネルギーリン酸結合を持つクレアチンリン酸からADPへとリン酸基を転移しATPを生成する酵素。ATPのエネルギーを必要とする生化学反応系において、クレアチンリン酸と共に添加してATPの再生系として利用される。

「生物学用語辞典」の他の用語

酵素タンパク質モチーフなど：

キニノーゲン  キニン  キャッピング酵素  クレアチンキナーゼ  クレノウ酵素  グリア原繊維  グリア成熟因子

ウィキペディア

クレアチンキナーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/07/25 15:36 UTC 版)

クレアチンキナーゼ（Creatine Kinase、CK）、CPK（クレアチンホスホキナーゼ、Creatine PhosphoKinase）は、動物が持つ酵素で、筋肉の収縮の際にエネルギー代謝に関与している。EC番号2.7.3.2。