サクセスモードのパワプロくん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:43 UTC 版)
「パワプロくん」の記事における「サクセスモードのパワプロくん」の解説
パワプロ・パワポケシリーズのサクセスモード(あるいはパワフェスモードなどサクセスと関連したモード)では、主人公兼プレイヤーキャラとして登場している。便宜上同じく「パワプロくん」と呼称されるが、あくまでゲーム上の記号的な表現として共通の顔グラフィックを用いられているに過ぎず、一部の例外(パワポケ1と3の主人公など)を除けば、各作品のパワプロくんが明確に別人であり、設定上ではそれぞれの容貌と特徴も異なっている。また、パワポケは本編作品とパワポケダッシュの「表サクセス」(メインシナリオ)が全て連続した時間軸の物語として綴られている為、各作品事に複数用意されているシナリオ分岐の内「正史」において主人公が選んだ展開は基本的にたった一つである。それらが続編において明言される事は少ないが、主人公によっては、後に再登場するキャラクターたちの言及等によって、当時どのような選択をしたかがある程度追跡できる事も多い。その意味において、パワプロくんは「プレイヤーの分身」というよりは、あくまで「顔と名前が明らかにされていない特殊な登場人物の一人」とした方が正確である。 サクセスモードにおけるパワプロくんの名前は、プレイヤーが決めることができる(ゲームで内で用意されている漢字・カタカナ・アルファベット・記号などから選択可能)。 また、毎回別人でそれぞれ設定も異なるものの、シリーズに渡るさまざまな共通点がある、下記は一部の例を記す。 パワプロシリーズでは、プロ野球選手になる(あるいは一軍定着)ことを夢見る熱血野球少年が多い。一方パワポケシリーズの「表サクセス」では、シナリオの性質からプロを目指さない(できない)者があった。 優しい性格であるが、常に野球のことしか考えていないために私服もユニフォームというボケキャラでもある。 『パワプロ5』までは一人称をプレイヤーが選択可能でそれによって口調も変わるが『実況パワフルプロ野球6』以降は『オレ(または『俺』)と表記されることが多い。 シリーズによってはプロ選手またはプロ入りを目指している割に、いとも簡単に健康面(「虫歯」「つめ割れ」など)やメンタル面(「弱気」「サボり癖」など)に問題が発生するという一面もある。 基本的には真面目で不正や理不尽を嫌う性格だが、あるビデオを鑑賞したり、パンチラに興奮したり、彼女の水着姿を見て「弾道」が上がるなど、性欲が強い。また、「恋の病」が発病すれば場合によっては何ヶ月も練習にいかないことがあるぐらい純情である。 お人好しであるため女性からのウケが良く『パワプロ13』では童顔と言われ『パワプロ14』では雑誌のファン投票で猪狩守に次ぎ5位にランクインしていた。しかし相手からの一方的な恋愛感情を読み取ることができない鈍感である。 シナリオによっては彼女候補の全員とつきあえるようになるなど、かなりのモテ男である。しかし、その一方で『パワプロ11』でバレンタインデーに見知らぬ子(彼女候補でまだ知り合っていない誰か)から逆ナンされ、それが夢オチだとわかった瞬間に「見知らぬ子、カムバ~クッ!!」と叫ぶほど全くモテないこともある(全てはプレイヤーの運次第)。 弱気になっている者を一喝して立ち直らせたり、守りに入っている者を叱咤して勇気付けたりするなどの形で持ち前の熱血漢ぶりが発揮されることもある。 帽子を一度も取ったことがない(『パワプロ13』では良い髪形だということだけ発覚)。これは友人キャラの矢部も同様。 『パワプロ12』の草野球編のとあるルートに突入した際、『高速成長増進体』という体質の持ち主であることがわかる。他の人より肉体、技術の成長が著しく速く、「将来最高の存在にまでなりうる素体」という、主人公体質みたいなものである。そのルートのパワプロくんがその体質であると明かされただけで、他のパワプロくんは不明だが、球速で例えると『近年の初期値である125km→160km以上』のように3年という前提条件で見たとしても、急激に伸びる事は現実的にありえないため、ほぼ全てのパワプロくんがこの体質であると断言できる。 『パワポケ1』と『パワポケ3』の主人公は作中において容姿が悪いという描写があり、公式イラストも後発のシリーズ作品の主人公と異なり目付きが悪いものとなっている。 『パワポケ3』では安物のパーツばかり使っているため喧嘩が弱いという描写もある。 『パワポタ4』では女性のパワプロ君が登場した(同作の「PotaCa」では「パワ子ちゃん」と呼ばれている)。男性のパワプロ君と違い髪形がある程度確認できる(後ろ髪が見える)。『パワプロ サクセス・レジェンズ』では固定選手としても登場している。 『パワプロ13』『パワプロ2018』ではそっくりさんのニセプロ(シナリオ内では同名同姓)が登場した。また『パワプロ2018』では自分と瓜二つの容姿を持つキャラ「花鳥千香(かとり せんが)」も登場した。 WEBアニメ版では初めて声優を当てはまるようになった。登録名はパワプロであり、苗字や名前も無い。ポジションは捕手。 作品別のパワプロくんについては各作品を参照。
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