ケタラール

デジタル大辞泉

ケタラール【Ketalar】

読み方：けたらーる

解離性麻酔薬「ケタミン」の商品名。

日本化学物質辞書Web

塩酸ケタミン

分子式：	ClH C13H16ClNO
その他の名称：	ケタミン塩酸塩、塩酸ケタミン、Ketamine hydrochloride、ケタラール、Ketalar、カリプソール、Calipsol、CI-581、CL369、ケタジェクト、Ketaject、ケタナルコン、Ketanarkon、ケタネスト、Ketanest、ケタセト、Ketaset、ケタベト、Ketavet、ケタベト100、Ketavet 100、ケトラール、Ketolar、ベタラール、Vetalar
体系名：	ケタミン・塩酸塩

「日化辞Web」で詳細を見る

PDQ®がん用語辞書

ケタラール

【仮名】けたらーる
【原文】Ketalar

手術を受ける患者の知覚と意識を失わせ睡眠に導入することを目的に使用される薬物。化学療法が原因で生じた神経痛に対する治療薬としても研究されている。ケタラールは、痛みの知覚に関わる脳への神経経路を遮断する。全身麻酔薬の一種である。「ketamine hydrochloride（塩酸ケタミン）」、「ketamine（ケタミン）」とも呼ばれる。

ウィキペディア

ケタミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/03 06:54 UTC 版)

ケタミン（英語: Ketamine）は、アリルシクロヘキシルアミン系の解離性麻酔薬である。日本では麻酔薬のケタラール（第一三共）として静脈注射剤と筋肉注射剤がある。医薬品医療機器等法における 処方箋医薬品・劇薬。解離性麻酔薬であるため他の一般的な麻酔薬と比較し、低用量帯では呼吸を抑制しない大きな利点がある（呼吸停止しにくい）。ケタミンは世界保健機関(WHO)による必須医薬品の一覧に加えられている。フェンサイクリジン(PCP)の代用物として合成された。筋肉注射が可能なので、動物の麻酔にもよく使われる。