クルクシェートラの戦い
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クルクシェートラの戦い(英語版)では、アルジュナが英雄カルナを倒した。ドローナは、ユディシュティラに捕まえられたところをドゥリシュタデュムナが殺した。ドローナの悲報を聞いたアルジュナは師の死を悼んだ。 表・話・編・歴 マハーバーラタ 登場人物 パーンダヴァ ユディシュティラ アルジュナ ビーマ ナクラ サハデーヴァ ドラウパディー パーンドゥ クンティー マードリー クリシュナ スバドラー アビマニユ ドルパダ ドリシュタデュムナ シカンディン ガトートカチャ イラーヴァット ユユツ サーティキヤ ウッタラ パリークシット カウラヴァ ドゥルヨーダナ ドゥフシャーサナ ヴィカルナ ドリタラーシュトラ ガーンダーリー サンジャヤ ビーシュマ カルナ ドローナ アシュヴァッターマン シャクニ クリパ クリピー クリタヴァルマン ブーリシュラヴァス ウールカ ヴィドゥラ クル族の祖 シャーンタヌ サティヤヴァティー ヴィチトラヴィーリヤ チトラーンガダ パラーシャラ ヴィヤーサ その他の登場人物 ウルーピー チトラーンガダー マヤ ヒディムバー チトララタ ジャラーサンダ シシュパーラ パラシュラーマ バララーマ ハヌマーン バブルヴァーハナ 地名 インドラプラスタ クル・クシェートラ パンチャーラ マトゥラー ガンダーラ マガダ アンガ マツヤ 挿話 バガヴァッド・ギーター 乳海攪拌 ガンガーの降下 インドラ神話とナフシャの堕天 シャクンタラー チヤヴァナの回春とマダ シビ王の捨身 ナラ王物語 タクシャカ ティローッタマー スカンダ ラーマの物語 サーヴィトリー物語 関連記事 インド神話 ヒンドゥー教 アヴァターラ ラーマーヤナ インド文学 バラタ族 クル国 アヌ族 ラヴィ・ヴァルマ カテゴリ コモンズ
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クルクシェートラの戦い
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「ビーシュマ」の記事における「クルクシェートラの戦い」の解説
クルクシェートラの戦いでは、ビーシュマがカウラヴァの司令官を務めた期間は最も長い10日だった。ビーシュマはしぶしぶカウラヴァ側についたが、いざ戦いが始まると全力を尽くした。ビーシュマは戦いにおいて、パーンダヴァを殺さないことを誓った。彼は孫たちを愛していたからである。ドゥルヨーダナはビーシュマがパーンダヴァを殺そうとしておらず、カウラヴァ軍の犠牲者を増やしていることを非難した。しかし、実際にはビーシュマはカウラヴァ軍を守る非常に強力な守備となっていた。 手詰まりとなったパーンダヴァに、クリシュナは「ビーシュマを直接訪ね、この状況の打開策を聞き出せ」と助言した。パーンダヴァの実直さを信じていたビーシュマは、自らが最大の障壁となっていたことを自覚していたため、自分を倒す方法を教えた。それは、「男女両方の性を備えた人物が私の前に現れれば私は武器を捨てるだろう」というものだった。パーンダヴァはこの言葉を聞いた当初、当惑した。そのような人物を戦争に巻き込むのは忍びないと思っていたからだ。そこにクリシュナが名案を提案した。戦争の10日目、シカンディンがアルジュナの御者としてビーシュマと対峙すると、彼は武器を手放した。無数の矢で撃たれ、ビーシュマは倒れた。その時、アルジュナは憔悴し、悲しみと自責の念に駆られていた。ビーシュマは、アルジュナに放たれた無数の矢に支えられ、その上に横たわった。ビーシュマの頭が支えられずに垂れていたのを見たパーンダヴァとカウラヴァはシルクの枕とビロードを持っていったが、ビーシュマはこれを固辞し、アルジュナに持ってくるよう頼んだ。ビーシュマの渇きを癒すため、アルジュナは地に矢を撃った。すると、水が吹き出てビーシュマの喉を癒した。あるいは彼の母であるガンガーが息子の喉を癒したとも言われている。 最後に、ビーシュマは戦うことを止め、静かに自らの死を待った。ビーシュマは矢のベッドに横たわりながら、自らの一族の崩壊を目撃していた。
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クルクシェートラの戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:23 UTC 版)
戦争が始まるに至り、各陣営は総指揮官を任命する。カウラヴァの総指揮官に選ばれたビーシュマは、自らに敵うものはアルジュナのみと言い、またカルナと自分、どちらが先に戦うかを引き受ける条件とした。これに憤慨したカルナは、ビーシュマが生きている限りは戦争に参加しない、彼が死んだ時代わってアルジュナと決着をつけると言い放った。これにより、カルナはビーシュマがアルジュナにより矢の床に沈む十日間の間、戦争に参加しなかった。また、戦争前に戦士らの実力を評価する際には、ビーシュマやドローナはカルナを半人前であると評し(ドローナは、カルナが心優しいが故に、という表現をしている)、これにもカルナは憤慨し、ドゥルヨーダナは自陣の決裂を恐れて必死に宥めている。 ビーシュマがアルジュナに倒され、二番目の総指揮官のドローナが死んだ後、カルナはカウラヴァ陣営の三人目の総指揮官となる。カルナはクリシュナの操る戦車に乗るアルジュナに対抗するため、自らの戦車の御者にマドラ王シャリヤを望む。御者などできないと拒むシャリヤをドゥルヨーダナと共に説得したカルナは、シャリヤを御者として戦場を駆ける。しかし、元々シャリヤはパーンダヴァ五兄弟の末の双子の伯父であり、パーンダヴァ側で参戦するつもりが、ドゥルヨーダナの罠によりカウラヴァ側で参戦することになっていた。シャリヤの心はパーンダヴァにあり、ユディシュティラに協力を申し出て、カウラヴァの戦意をそぐことを約束していた。 カルナは、パーンダヴァ五兄弟と次のように闘った。 戦争十四日目:次男ビーマと戦う。カルナが失神するなど押されることも有りながら数度戦い、最後はクンティーとの約束ゆえに見逃す。 戦争十四日目:末子サハデーヴァを追いつめるが、クンティーとの約束ゆえに見逃す。 戦争十六日目:四男ナクラを追いつめるが、クンティーとの約束を思い出し見逃した。 戦争十七日目:長男ユディシュティラを追いつめる。カルナの御者を務めていたシャリヤ王の忠告によりこれを見逃す。 戦争十七日目:三男、宿敵アルジュナと戦い、敗北する。 また、カウラヴァ陣営を苦しめたアルジュナの息子アビマニュについては、ドローナ、クリパ、アシュヴァッターマン、クリタヴァルマン、シュルタカルマンらと共に囲んで追いつめて殺した。 黄金の鎧と引き換えに得た、アルジュナを倒すためのインドラの槍は、戦争十四日目で、追いつめられた自陣のためにビーマの息子でラークシャサの母をもつガトートカチャに投擲され、その命を奪った。
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クルクシェートラの戦い
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「アシュヴァッターマン」の記事における「クルクシェートラの戦い」の解説
ハスティナープラはドローナにクル王子の指南役を依頼していたため、ドローナ、アシュヴァッターマンはハスティナープラに忠誠を誓い、クルクシェートラの戦いではカウラヴァ側についた。ビーシュマは、「アシュヴァッターマンは偉大な戦士だが、生命をことのほか愛しむため最高の戦士(マハーラティ)に数え挙げることはできない」と評した。 戦争が始まって10日目、ビーシュマは致命傷を負い、矢で出来たベッドに横たわったまま、ドローナを軍の最高指揮官に指名した。戦争の15日目、正攻法でドローナを倒すのが不可能だと知ったパーンダヴァは、ドローナに対して奸計をはかった。クルクシェートラの戦いでアシュヴァッターマンがビーマに殺されたという嘘をついたのだ(実際にはビーマはアシュヴァッターマンという名前の象を殺しただけだった)。このことを信じたドローナは絶望して武器を手放し、瞑想にふけった。無防備な状態のドローナの首を、ドリシュタデュムナが斬り落として殺害した。 父が騙されて殺されたことに激怒したアシュヴァッターマンは、ナーラーヤナアストラという武器をパーンダヴァに対して発動した。クリシュナはナーラーヤナの化身なので、このナーラーヤナの武器についての知識があり、非武装の者に効果がないことを知っていた。クリシュナの指示により兵士たちが武装を解いたことで、その武器は無効となった。ドゥルヨーダナは再び武器を使うように促すが、アシュヴァッターマンは、その武器は再び使えば使用者を殺すため、二度は使えないと答えた。 恨みを抱いていたアシュヴァッターマンではあったが、ハスティナープラの繁栄を願っていたため、和平を講じることをドゥルヨーダナに進言した。ドゥルヨーダナは断固これを拒否した。
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