かなし・む【悲しむ/▽哀しむ/▽愛しむ】
読み方:かなしむ
[動マ五(四)]
1 心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを—・む」「道徳心の低下を—・む」⇔喜ぶ。
「端正(たんじゃう)美麗なる男子を産めば、父母これを—・み愛して」〈今昔・二六・五〉
4 嘆願する。
[可能] かなしめる
おし・む〔をしむ〕【惜しむ】
読み方:おしむ
[動マ五(四)]
1 心残りに思う。残念がる。「散る花を—・む」「別れを—・む」「人に—・まれて死ぬ」
2 金品などを出すことを、もったいないと思う。出し惜しむ。「わずかの出費を—・んで大損をする」「骨身を—・まず働く」
「お前を憎み、お前を—・み」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉
いとし・む【▽愛しむ】
いつくし・む【慈しむ/▽愛しむ】
読み方:いつくしむ
[動マ五(四)]目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。かわいがって大事にする。「わが子を—・む」
[補説] 平安時代の「うつくしむ」が、「いつ(斎)く」への連想などの結果、語形が変化し、中世末ごろ生じた語。
[可能] いつくしめる
うつくし・む【▽慈しむ/▽愛しむ】
愛しむ
品詞の分類
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