クサビとは? わかりやすく解説

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くさび【×楔/轄】

読み方:くさび

木や金属で、一端厚く他端に至るにしたがって薄くなるように作ったもの。木材石材を割るとき、重い物を押し上げるとき、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐときなどに用いる。責め木

車軸の端の穴に差し込んで車輪外れるのを防ぐ小さな棒。

二つのものを固くつなぎ合わせるもの。きずな。「共通の危機感が両派の分裂回避させる—となる」

楔/轄の画像

クサビ(楔)

木造建築の際、ホゾ仕口などを固定するために打ち込む鋭角三角形状をした堅木小片のこと。ログハウスでは建具ログウォール固定するために頻繁に使用されるまた、最近では、ハンドカット・ログハウスの割れを防ぐために、背割り入れたあと、そこに打ち込んで使う例もある。

クサビ

薪割りに使う道具堅い節があるなど、アックスでは割りづらい木でもクサビを打ち込めば割ることができる。また、細かいをつくるのにも便利。

キュウセン

学名Halichoeres poecilopterus 英名:Multicolorfin rainbowfish
地方名ベラ、クサビ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目ベラ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 動画 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
著作権仲谷 一宏 生態写真はこちら

特徴
雌雄体の色異なり成魚の雄は鮮明な青緑色体側中央褐色の帯が縦に走る。雌は全体的に赤黄色体側背びれ、尻びれに赤色縦帯と点がある。腹びれ後方にある黒い班点は雌雄共通である。地域により雌をアカベラ、雄はアオベラ呼び区別している。幼魚体色雌型成長するにつれ性転換し、雄型のものがあらわれてくる。 一般に雄の方が雌よりも大きい。水温が下がると冬眠し4月頃から活発に活動するが、夜間は砂の中にもぐり睡眠をとる。

分布:北海道南部九州朝鮮半島東シナ海 大きさ:34cm
漁法:船釣り投げ釣り 食べ方:バター焼き煮付け竜田揚げ

ササノハベラ

学名Pseudolabrus japonicus 英名:Bambooleaf wrasse
地方名クサブ、クサビ、イモホリヒメトコ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目ベラ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
やや浅い岩礁域とその周辺砂礫底生息し内湾の磯まわりにすみ、あまり大きくなることなく成熟する内湾型、外洋面する磯にすみ、大きくなる黒潮型の2型分かれる内湾型の雄は青み強く、雌は赤っぽく、体の背の部分にある白い斑点大きい。黒潮型は赤みがかったオレンジ色体色のものが多く、体の白い斑点不鮮明か、なかったりする。昼間小型底生動物貪欲に食べて夜になると岩陰海藻根元で休む。冬になると砂底潜り込んで冬眠する。身はやわらかく味もよいため九州対馬では珍重される釣りエサをとるのがうまいため釣り人嫌われ、ほとんど捨てられることが多い。

分布:本州中部以南台湾 大きさ:25cm
漁法:釣り 食べ方:煮付け、みそたたき

ホンベラ

学名Halichoeres tenuispinnis 英名:Motleystripe rainbowfish
地方名セトベラ、クサビ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目ベラ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
雌と若魚胸びれのつけねに1個の黒い班点を持つ。背びれ前部に黒い色の斑点があり、尾びれがほぼ黒っぽく頭部の目の上下にそれぞれ1条の暗い色の線が入っているのは成熟した雄の特徴である。雌や幼魚の体は淡い緑色が普通であるが、紅藻類茂みにいるものは赤みが強い。 内湾性で海藻が多い岩礁付近に生活する。 食用になるがおいしくない

分布:下北半島および佐渡島以南沖縄県は除く) 大きさ:20cm
漁法:  食べ方: 

クサビ

読み方:くさび

  1. 夫婦又は親子同一作業就労すること。

分類 ルンペン大阪

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くさび

(クサビ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 17:23 UTC 版)

くさび)とは、隙間に打ち込んで材料を割ったり固定したりするのに用いる一端を薄く尖らせた道具[1]。箭(や)ともいい、楔で材料を割ることを箭割ともいう[1]

石材の加工

古代エジプトの石材の切り出しには、銅製のこぎりのみ、木製くさび、石製ハンマーなどが用いられたとされる[2]。ただし、木製くさびの有効性を疑問視する見解もあり、玄武岩を球形に加工したものをハンマーとして用いたとする説もある[2]

木材の加工

木材に楔や楔型の割り鑿(のみ)を打ち込んで木目に沿って切断する方法を打ち割り法という[3]。打ち割り法による製材は、ヒノキスギなどで木目がまっすぐに伸びているものに限られるが、迅速で、木目に沿って切断するため材に狂いが生じにくい利点がある[3]

材料の固定

  • 石橋ではアーチ状の石組みの最上部に楔型の石をはめ込んで全体を安定させているが、この石をキーストーン、日本語では要石(かなめいし)または楔石(くさびいし)という[4]
  • 太鼓で皮を張る際に外周の締めひもの間にくさびを入れて強く張るようにしたものをクサビ締め太鼓といい、日本では奄美諸島奄美大島のチヂンなど)に残るほか、韓国済州島中国タイヤオ族、タイのアカ族インドなどにみられる[5]

ギャラリー

修辞表現

くさび

修辞技法としては、割る意味で用いられることが多く、例えば、仲の良い両者の関係を悪くするような場合に「二人の間にくさびを打ち込む」などと使われる。

ウェッジ

三角形の形状の表現として、くさび形・ウェッジシェイプとして用いられる。靴底の一種としてウェッジソール(ウェッジヒール)などがある。

脚注

  1. ^ a b 村上 由美子「木製楔の基礎的論考」『史林』第85巻第4号、京都大学文学部史学研究会、2002年7月1日、468-507頁。 
  2. ^ a b 吉村作治、谷本親伯、安藤拓、近藤二郎「(74) 古代エジプト遺跡 (ルクソール地区VW-22号地下王墓)におけるき裂分布と不安定現象」、公益社団法人土木学会。 
  3. ^ a b 志村史夫「ハイテク時代に見直される古代技術—半導体結晶の加工を考える—」 - HORIBA Technical Reports No.17
  4. ^ 傘と要石 - エコナビ
  5. ^ 小島美子「クサビ締め太鼓の分布と民俗文化の地域性」『国立歴史民俗博物館研究報告』第52巻、国立歴史民俗博物館、1993年11月10日、351-355頁。 

関連項目


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