オーディオの歴史とは? わかりやすく解説

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オーディオの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 17:03 UTC 版)

オーディオマニア」の記事における「オーディオの歴史」の解説

オーディオ系譜』(瀬川冬樹著)によれば1948年6月アメリカCBSによって発売されモノーラルLPレコード(以下レコード)が、いわゆるハイファイ・オーディオの発達促す導火線になったレコード出現合わせてアメリカオーディオ産業発達しゼネラル・エレクトリック社、ピカリング[要曖昧さ回避]社、フェアチャイルド社がレコード針の「御三家」として製品競い合う時代続いた1950年代に入ると左右それぞれの音声記録するステレオステレオフォニック方式開発進み1958年にはステレオ録音レコード市販された。ステレオレコードそれまでモノラルレコード比べて劇的に臨場感のある再生可能にし、オーディオ産業はいっそうの発展見た。この時代には録音メディアであるオープンリール方式テープレコーダー登場しているが、その大きさ扱いにくさゆえ広く普及しなかった。 1960年代から70年代にかけて第一次オーディオブームが起こった機器まとめて家具調木製キャビネット収めたオーディオシステムが流行し当時ステレオといえばこれを指すほどであった一方でレコードプレーヤーアンプスピーカーなどの各機器メーカー問わず好み組み合わせるコンポーネントステレオコンポ)の概念製品生まれ、後にこれがオーディオ趣味主流となっていく。アンプ真空管からトランジスタへ変わったまた、4つスピーカー使用して音場再生する4チャンネルステレオ方式出現した。これはのちのサラウンド方式を含むマルチチャンネルにつながるものだったが、規格統一されず、商業的に失敗終わった1970年代にはコンパクトカセット登場、その簡便さから急速に普及した1969年にはNHK-FMステレオ放送開始しており、FM放送カセット録音するエアチェック」がブームとなったまた、レコード複製にも使われていた。 1980年代に入ると、オーディオ業界従来アナログ方式からデジタルオーディオへと転換していく。1980年~1982年頃にはビデオテープレコーダー台頭などでオーディオ製品売り上げ極度に落ち込んだが、1982年登場したCDレコードに取って代わりCD中心としたコンポーネントステレオ飛ぶよう売れた。これは第二次オーディオブームと呼ばれる。この時代ハイファイビデオレーザーディスク登場しオーディオビジュアル融合黎明期でもあった。 1990年代には機器デジタル化・小型化・簡易化進んだ1992年登場したMD簡単な操作CD複製が可能であった。この時期レンタルCD法的整備進められCD借りてMD複製することが広く行われるようになったこのためコンパクトカセット市場急速に縮小しFM放送音楽入手経路としての役割終えたこのころから日本ではミニコンポCDラジカセなどの安価簡便な機器主流となってゆき、専用オーディオ機器急速に売上落としていった。このため総合家電メーカーのほとんどがオーディオ事業から撤退しオーディオ専業メーカー倒産・廃業・事業転換相次いだ2000年代になってSuper Audio CDデジタルアンプD級アンプ)などの登場巻き返し図ったが、オーディオ市場の縮小止めるには至らなかった。その一方でDVD薄型テレビ売上急速に伸び、音と映像一緒に楽しむオーディオ・ビジュアル一大ブームとなったその後ハイビジョン放送普及Blu-ray Discハードディスク・レコーダー登場音楽配信サービスハイレゾ登場し、現在に至っている。

※この「オーディオの歴史」の解説は、「オーディオマニア」の解説の一部です。
「オーディオの歴史」を含む「オーディオマニア」の記事については、「オーディオマニア」の概要を参照ください。

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