エピソード#16 懺悔室とは? わかりやすく解説

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エピソード#16 懺悔室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 04:37 UTC 版)

岸辺露伴は動かない」の記事における「エピソード#16 懺悔室」の解説

『週刊少年ジャンプ』1997年30号に、当時連載中ジャンプ作家10名がそれぞれ読切を描く「ジャンプリーダーズカップ」の1つとして掲載され49ページ短編作品英題は『At a Confessional』。 正確には『岸辺露伴は動かない 〜エピソード16:懺悔室〜』という単発読切短編であり、シリーズ化単行本化に際して再編されたものである設定上は「原作岸辺露伴 作画荒木飛呂彦となっており、巻末コメント露伴キャラクター書かれていた。 『死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集』(1999年刊)からの再録である。『死刑執行中脱獄進行中』ではカラーページが収録されているが、『岸辺露伴は動かない』ではカラーではなくなっている。また、再録にあたって露伴一人称「わたし」から「ぼく」変更され箇所がある。 舞台イタリアヴェネツィアで、また雑誌掲載時は同『週刊少年ジャンプ』誌上にてイタリア舞台Part5連載中ヴェネツィアでの戦闘最中でというタイミングであった長編からはみ出ていたアイデア短編使っているのだという)。本作露伴は特に主人公ではなくナビゲーターであるとされ、スタンド能力使用などはしないあらすじ 怪我をして連載中断していた岸辺露伴は、休載期間を使ってイタリアへ旅行行きストーリー新展開のための取材行っていた。露伴取材のため『懺悔室』に入ると、ある一人の男が懺悔訪れる。露伴自分誤って神父部屋入っていた事に気づくが、「体験作品リアリティ生む」と考えたため男の懺悔に耳を貸すことにした。 登場人物 岸辺 露伴(きしべ ろはん) 声 - 櫻井孝宏エピソードナビゲーター杜王町に住む人気漫画家ヴェネツィア教会懺悔室取材をしていたところ、罪を犯した男の懺悔聞くこととなる。 懺悔者 / 若い男 声 - 高樹 本エピソード主人公前髪尖らせ後ろ刈り上げにした髪型の男。下働きをしていた24歳時に浮浪者を自らの非道な行いから死なせしまっており、その直後浮浪者の霊に「幸福の絶頂迎えた時に迎えに来る」と言われその後様々な幸運に恵まれるも素直に喜ぶことはできなかった。 そんなある日、娘(声 - 木野日菜)のかわいい仕草見て幸せ感じていると「幸福の絶頂」を迎えたとして約束通り浮浪者の霊が迎え現れる。それに逆恨みだと反論したため、霊から「ポップコーン街灯より高く投げ、それを口で3回連続キャッチできたら水に流す」と一度だけチャンス与えられるが、3回目失敗し首を刎ねられてしまう。 だが、実は殺されたのは自分と同じ顔に整形させた召使いであり、彼自身整形召使いなりすまして難を逃れようとしていた。懺悔訪れたのは身代わりとなった召使い死なせたことについてであったが、今度召使いの霊から「娘が幸福の絶頂迎えた時に迎えに来る」と言われ、さらに不正に気付いた浮浪者の霊からも四六時中付きまとわれることになった懺悔室では顔が見えないということからの叙述トリックである。幸福の絶頂に命を狙われる設定は、荒木が父や祖父から言われた「普段、人をあざむいて生活していると一番幸福な時にバチがあたるぞ」という諌め言葉参考になっており、荒木はこの主人公について「それでもヘコたれない本作主人公は好き」と述べている。 浮浪者の霊 声 - 樫井笙人 東洋風浮浪者の男餓死寸前の状態で男に食べ物懇願するも、男から「自分代わりにトウモロコシの袋を全て運び終えたら」という条件出され食べ物与えられることも無いまま袋を運んでいる最中にその下敷きとなって死亡するそのとき味わった深い絶望を男にも味わわせるため、男を陰ながら手助けして幸運与え、その絶頂迎えた時点殺害するつもりだった。幸福の絶頂のさなか、男の娘の舌に取り憑いて現れるも、男に逆恨みだと反論され、「ならば運命決めてもらう」として男に一度だけチャンス与える。 男は3回目挑戦失敗したため約束通り男を殺害して天に昇っていったが、殺された男が身代わりだったことを知ると、また騙されないようにと召使いの霊と二人で男を監視するようになった広瀬 康一(ひろせ こういち)、虹 億泰(にじむら おくやす)、山岸 由花子(やまぎし ゆかこ) 声 - 梶裕貴(康一)、高木渉(億泰)、能登麻美子由花子) Part4登場人物OVAのみの登場OVAオリジナルプロローグにおいて康一は露伴イタリア語話せるようにしてほしいと頼み、彼がイタリアに行くことを知った露伴自身イタリアで体験談として本エピソードを語る。 エピローグでは億泰と由花子もいつの間に同席しており、億泰は悪霊行動について「悠長なやり方」と感想述べ由花子は一生付きまとう霊のやり方怖がる一にもしそうなったら私が追い払ってあげる」とのろけていた。 キャラクターデザインにも若干変更が行われており、康一はParte5でのデザイン合わせて逆立った髪型となり、由花子も制服デザイン変わり、『エピソード#08 D・N・A』で身に着けていた「由」の形のブローチ付けている。 また、直接登場ではないが仗助も話の前置きワンシーンのみ後ろ姿描かれている。

※この「エピソード#16 懺悔室」の解説は、「岸辺露伴は動かない」の解説の一部です。
「エピソード#16 懺悔室」を含む「岸辺露伴は動かない」の記事については、「岸辺露伴は動かない」の概要を参照ください。

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