ウンベルト・エーコとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 小説家・作家 > 推理作家 > ウンベルト・エーコの意味・解説 

エーコ【Umberto Eco】

読み方:えーこ

[1932〜2016イタリア記号論学者小説家トマス=アクィナス研究から出発小説薔薇(ばら)の名前」は世界的ベストセラーとなった。他に「不在の構造」「フーコーの振り子」「記号論」など。ジロラモ=デ=ミケーレとの共著に「美の歴史」。


ウンベルト・エーコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 00:20 UTC 版)

ウンベルト・エーコUmberto Eco, 1932年1月5日 - 2016年2月19日)は、イタリア小説家エッセイスト文芸評論家哲学者記号学者。イタリア共和国功労勲章受章者。1980年に発表された画期的歴史小説『薔薇の名前(Il nome della rosa)』の著者として最もよく知られる。同作品はフィクションの記号論的分析、聖書分析、中世研究、文学理論の要素を盛り込んだ知的ミステリーである。後に発表した小説作品には、『フーコーの振り子(Il pendolo di Foucault)』、『前日島(L'isola del giorno prima)』などがある。2010年に上梓した『プラハの墓地(Il cimitero di Praga)』はベストセラーとなった。


注釈

  1. ^ 基本的なプロットの構成法はアレッサンドロ・マンゾーニの技法に倣っている。マンゾーニが風景描写や人物描写を挿話してページ数を稼いだのに対し、エーコはそれをひねって専門の中世哲学や美学の分野における研究業績として発表できないような豆知識や推測を挿話してページ数を稼いだ。

出典

  1. ^ È morto lo scrittore Umberto Eco” [The writer Umberto Eco is dead] (italian). Corriere Della Sera Online (2016年2月19日). 2016年2月19日閲覧。
  2. ^ Umberto Eco, Italian author of 'The Name of the Rose,' dies at 84”. Reuters (2015年2月20日). 2016年1月20日閲覧。
  3. ^ ウンベルト・エーコ氏死去=「薔薇の名前」、84歳—伊哲学者 時事通信 2016年2月20日
  4. ^ Don Bosco in Umberto Eco's latest book N7: News publication for the Salesian community p.4 2004年6月
  5. ^ A Short Biography of Umberto Eco 2004年3月22日
  6. ^ Umberto Eco (1932-) - Pseudonym: Dedalus2003年
  7. ^ Farndale, Nigel (2005年5月24日). “Heavyweight champion”. Telegraph.co.uk. The Daily Telegraph. 2009年10月23日閲覧。
  8. ^ McMahon, Barbara (2005年10月6日). “No blood, sweat or tears”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/world/2005/oct/06/worlddispatch.italy 2009年7月28日閲覧。 
  9. ^ "A Conversation on Information" Interview with Umberto Eco by Patrick Coppock, 1995年2月
  10. ^ Ur-Fascism (essay in The New York Review of Books, 1995年6月22日)
  11. ^ "Vegetal and mineral memory", November 2003. Considers, among other things, encyclopedias
  12. ^ イタリアの作家・思想家、ウンベルト・エーコ氏を悼む朝日新聞2016年2月23日
  13. ^ Professor Umberto Eco at The London Book Fair Part 1 2009年6月
  14. ^ Новы раман Умбэрта Эка /New novel by Umberto Eco


「ウンベルト・エーコ」の続きの解説一覧

ウンベルト・エーコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 21:52 UTC 版)

ファシズムの定義」の記事における「ウンベルト・エーコ」の解説

イタリア作家学者のウンベルト・エーコは、1995年小論文永遠ファシズム」で、ファシストイデオロギー一般的特徴を一覧にすることを試みた。彼は、これらを理路整然とした体系組織化するのは困難だが、しかし「それらの1つ表れてファシズム凝固する事を許すならば充分だ」と述べた。彼は、ファシズム異なった歴史上体制汎用的記述を表す用語として「Ur-fascism」を使用した。彼が一覧化したファシズム特徴は以下である。 伝統狂信的集団 - 文化的なシンクレティズム結びつき近代主義却下する(しばしば資本主義却下偽装する行動のための行動狂信的集団 - 行動自分自身価値であり、知的な反応なしで受け入れられなければならない命令する。これは反知性主義非合理主義繋がり、しばしば近代文化科学への攻撃宣言となる。 意見不一致反逆 - ファシズムは、知的な会話重要な論理的思考を、行動への障害として価値下げる。 防衛恐怖 - ファシズムは、人種差別体制や、外国人移民対すアピールで、英雄的行為憤慨させる事を求める。 欲求不満中産階級へのアピール - 需要や、社会的な低層集団の強い願望からの、経済的な圧力陰謀強迫観念 - および敵の脅迫停止。これはしばし外国人嫌悪アピールや、国内安全保障上の脅威の認識を含む。(彼は陰謀強迫観念有名な例を、パット・ロバートソン書籍The New World Order」から引用した。) 平和主義は敵との不正取引 - なぜならば人生は常に戦争状態」、常に戦うべき敵がいるに違いない弱点への侮辱 - しかしファシスト社会エリート主義で、社会全員英雄になると教育される選択的なポピュリズム - 人々は共通の意思を持つ、それは委譲されないが、指導者によって介入される。これは民主的な制度演じられる疑いを含む、なぜならば「もはや民衆の声を代表しない」。 ニュースピーク - ファシズム危険な論理制限するために、貧しくされた語彙採用し推進する

※この「ウンベルト・エーコ」の解説は、「ファシズムの定義」の解説の一部です。
「ウンベルト・エーコ」を含む「ファシズムの定義」の記事については、「ファシズムの定義」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ウンベルト・エーコ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウンベルト・エーコ」の関連用語

ウンベルト・エーコのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウンベルト・エーコのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウンベルト・エーコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのファシズムの定義 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS