アースペア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 17:48 UTC 版)
「金色のガッシュ!!の登場人物」の記事における「アースペア」の解説
アース 声 - 梅津秀行 金色の鎧 と黄色いマントに身を包んだ大柄な騎士姿の魔物。 エリーに従うように行動し、その命令には逆らわない。これはエリーと共に戦う時に決めた約束によるもので、「某(それがし)」という一人称や侍のような口調もその時から使い始めた(本来の一人称は「俺」)。「魔界の法を守る一族」であり、魔界が平和になるような法律を作るために王を目指す。 普段から武器として持つ「ヴァルセーレの剣」から主に剣を利用した術を使う。また、この剣は術とは別に触れた魔物の力を奪い蓄える能力がある。剣道のすり足を使い高速で移動する事が出来る他、魔物としての気配を消す技も習得しており、この技でザルチムのような魔物を察知する魔物を欺いたりもした。 ファウードに並ぶ脅威であると危険視していた「バオウ」を抹殺するためガッシュと戦うが、彼を助けるために現れたテッドに苦戦しこの時点での「バオウ」の力を見極めたことで一時退却。ファウード内部でカルディオと共に気配を消した所でガッシュ達と再戦するが、リオウに呪いをかけられたエリーの命を救い、ファウードを魔界に帰すために彼らに協力することになる。ファウードの主がゼオンに変わった後、カルディオと共に「ファウードを魔界に帰す装置」の死守に向かった。カルディオの決死の協力により心臓を打つ魔物を倒し、破損したファウードを魔界に帰す装置の修復作業を完成。ファウードを魔界へ送還させることに成功した。 残りの魔物が10体になった直後にゴームと戦うが、彼の術の前に敗れ、その術で襲われるエリーを助けつつも本を燃やされる。消えゆく中、一族を守れなかったことと自身が消滅することに絶望するも、エリーの一喝で希望を取り戻し彼女が今までパートナーでいてくれたことに感謝を抱きながら魔界へ帰った。 その後はクリア完全体との決戦でガッシュの金色の本を通して出現。クリア完全体の尻尾を切り飛ばすなどの活躍でガッシュを助けた。ガッシュの戴冠後は王の教育係としても活躍している模様(そのためガッシュを「王様」と呼び、敬語で接している)。 アニメ版では代々ファウードを封印した一族という設定で、人間界にファウードを持ち出したリオウの一族が許せず、リオウと戦い最初は圧倒する。その後、リオウに回復液で何度も回復され、反撃する力が尽きるが、リオウがかけた扉により体内魔物に苦戦するガッシュ達を見て、ガッシュに全てを託すつもりで扉の解除に向かう。リオウからの攻撃に耐えながらガッシュ達を足止めしていた扉を解除したが、それと引き替えにリオウの最大呪文を受けて本を燃やされ魔界に送還された。呪文 1. ソルド ヴァルセーレの剣を強化し、相手を切り裂く。 2. ソルセン ヴァルセーレの剣から剣閃と共に実体となった刃状のエネルギーを放つ。 3. ゴウ・ソルド 「ソルド」の強化版。 4. ジャン・ジ・ソルド エネルギー状の巨大な剣を降らせて攻撃する。 5. ボルセン 自身の幻影を前方に飛ばす。フェイントや攻撃の回避などに使われる。 6. ウルソルト ヴァルセーレの剣を振るスピードを上げる。移動にも使用している。 7. ジェルド・マ・ソルド 居合いの構えを取り、間合いに入った敵を瞬時に切り裂く。性質上「待ちの技」だが上記のすり足を使うことで相手に接近できる。 8. バルバロス・ソルドン 「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。術を放つ前に前口上があり、「我が封神の型をとりて、一心に彼奴の術を打ち破らん!!!」と叫び(前口上無しで術を使ったこともある)、巨大な腕に握られた剣(ヴァルセーレの剣と若干似た形)を出現させ横に斬り裂くように攻撃する。「〜オウ」系の術に対して最もその威力を発揮する性質を持つ。 9. ギャン・バギャム・ソルドン 「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。術を放つ前の前口上として「一打粉砕に怒渇の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん!!!」と叫びながら、ヴァルセーレの剣を手刀で何度も打つ(前口上無しで術を使ったこともある)。巨大な腕の一方が柄を握りもう一方の手が拳の形で剣の上に添えられた片刃剣が出現し、上から前口上の通り叩き割るように攻撃する。術自体の攻撃力でいえばアースの最強呪文。 10. ゴディマ・ソルド ヴァルセーレの剣に巨大な気を纏わせ、相手を切り裂く。 11. ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン 「3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つで最大術。術を放つ前に前口上があり、「ヴァルセーレの剣に吸い込みしよろず魔物の魔力を放ち、万物を砂塵へと変える千手剛剣とならん!!!」と叫び、今までヴァルセーレの剣で吸い取った魔物の力を一気に放出し、ヴァルセーレの剣から様々な形の剣を前口上の通り千本放ち攻撃する(その中には「バルバロス・ソルドン」や「ギャン・バギャム・ソルドン」の際に現れる剣も含まれている)。その威力は今までにどれだけ魔物の力を吸い取ったかに比例する。 12. シン・ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン 「ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。 エリー 声 - 吉田小南美 アースの本(マゼンタ)の持ち主。 彼を臣下のように従える少女で、一人称は「余(よ)」もしくは「俺」。 本来の一人称は「私」であり普通の女の子の口調だったのだが、アースに頼まれてずっと男っぽい口調で話していた。 アースとは夜中に病室で出会った。 その幼さに反して常に冷静で、状況判断に長ける。自分の命を犠牲にしようとしてまでファウード復活を食い止めようとした強固な信念の持ち主。 元々は呼吸器系の難病に冒されており(ゴームとの対決直前までは影響は無かった)、徐々に発作に襲われるようになり、生きる希望を失っていたが、自分にも出来ること(アースを王にすること)があると気付き、彼と共に戦う道を選んだ。ゴーム戦の後は病院に搬送され、ガッシュにアースの思いと彼を生き返らせて欲しいことを伝えた。
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