彼奴

デジタル大辞泉

あ‐いつ【^▽彼^▽奴】

読み方：あいつ

［代］《「あやつ」の音変化》

１ 三人称の人代名詞。第三者を軽蔑(けいべつ)して、または親しみの気持ちを込めてぞんざいに言う語。あのやつ。やつ。「—はそういう奴だ」

２ 遠称の指示代名詞。遠くのもの、または話し手・聞き手がすでに知っているものをさして、ややぞんざいに言う語。あれ。「—をとってくれ」

あ‐やつ【^▽彼^▽奴】

読み方：あやつ

［代］三人称の人代名詞。ののしったり、あなどったりするときのやや古めかしい言い方。あいつ。きゃつ。「—にできる訳がない」

か‐やつ【^▽彼^▽奴】

読み方：かやつ

［代］三人称の人代名詞。ののしっていう語。きゃつ。あいつ。

「—が方の者ども（＝敵方ノ兵）いと多く死にけるは」〈大鏡・道隆〉

きゃつ【^▽彼^▽奴】

読み方：きゃつ

［代］《「かやつ」の音変化》三人称の人代名詞。主として男子をののしったり親しみをこめたりしていう語。あいつ。やつ。「これは—の仕業だな」

難読語辞典

彼奴

読み方：アイツ（ａｉｔｓｕ），　アヤツ（ａｙａｔｓｕ），　カヤツ（ｋａｙａｔｓｕ），　キャツ（ｋｙａｔｓｕ）

遠慮のない相手との会話や、親しみ・憤り・侮蔑などの気持ちを表すときに用いる

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

彼奴

出典:『Wiktionary』 (2021/10/28 03:49 UTC 版)

和語の漢字表記

彼 奴

1. 「きゃつ」参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「彼奴」の例文・使い方・用例・文例

• 彼奴らは皆グルだ
• 彼奴までが一緒になって僕の悪口を言った
• 彼奴は僕にいたずらをしおった
• これは彼奴の仕業だ