アウトブレイクシリーズの主人公たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)
「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「アウトブレイクシリーズの主人公たち」の解説
『2』と『3』の舞台であるラクーンシティで、ミサイル攻撃による消滅の数日前から数時間前の中、生き残るためにラクーンシティからの脱出を図る8人の一般市民が主人公。歴代の主人公たちとは違ってT-ウィルスに対する抗体を持っていないため、ウイルスゲージが溜まるとゾンビ化してしまう。それぞれが能力や最初から持っているアイテムに個性があり、キャラ同士でも気が合う、合わないなどの相性がある。 ケビン・ライマン (Kevin Ryman) 年齢:31歳(1998年当時) 声:カーク・ソーントン(『OB2』) R.P.D所属の白人男性。楽天的な性格で友人も多いが、欠勤も多く遅刻の常習犯であることなどから、S.T.A.R.S選抜試験に二度も落ちている。射撃能力が高く、体力が高めで移動速度も8人の中で一番速いが、その分ウイルス感染速度が速い。パーソナルアイテムは「ケビン専用45オート(コルト・ガバメント)」。エクストラアイテムは「45オートのマガジン」。J'sBarの支払いのツケ常習犯でブラックリストにも名が入っており、対戦表からダーツは上手ではないことが分かる。 ラクーンシティからの脱出後は、フロリダ州マイアミの警察署に勤務しているが、勤務態度は相変わらずでエンディングでも遅刻していた。 デビット・キング (David King) 年齢不詳 声:ボブ・パーペンブルック(『OB2』) 配管工の白人男性。寡黙で必要なこと以外はあまり喋らない性格で、過去のことはあまり話さないものの、それなりに荒れていたらしい。身近にある物を使って武器や爆弾などを作ることができる他、戦闘向けで体力も高い上に、ウイルス感染にも強い。パーソナルアイテムは「工具入れ」。エクストラアイテムは「ライター」。 ラクーンシティからの脱出後は、船で旅へ出たような描写があり、無駄話も悪くないと考えるようになっていた。 マーク・ウィルキンス (Mark Wilkins) 年齢:52歳(1998年当時) 声:ボー・ビリングズリー(『OB2』) 民間警備会社に勤める黒人男性。ベトナム戦争を経験したことから戦争の虚しさを痛感し、今の平穏な暮らしが続くことを願っている。妻と息子がおり、年齢こそ50代だが、体力は8人の中で一番高い上、ハンドガンの連射速度も早い。しかし、移動速度は遅く、ウイルス進行度もかなり早い。また、立派な体格が災いして机の下やロッカーなどの狭い場所には入れない場合があるが、その代わりに2人以上で動かせるオブジェクトを1人で動かすことができる。パーソナルアイテムは「マーク専用ハンドガン」。エクストラアイテムは「ハンドガンマガジン」。 ラクーンシティからの脱出後は、同じく脱出に成功した家族と共に平和な日々を過ごしている。 シンディ・レノックス (Cindy Lennox) 年齢:24歳(1998年当時) 声:ジュリー・マッダレーナ(『OB2』) 『OB』の主人公たちが最初に集まっていた「J'sBAR」でウェイトレスとして働く白人女性。美人でサービス精神に富み、店では多くの客をその笑顔で魅了し、厳しい社会現実への慣れから、かなりの度胸の持ち主。また、趣味はハーブ栽培。体力は2番目に低く、攻撃によるウイルス進行も高いが、仲間を助けるようなアクションを取ることや、ハーブを多く持つことが可能。パーソナルアイテムは「ハーブケース」。エクストラアイテムは「止血帯」。 ラクーンシティからの脱出後は、新しく家を購入するなど、新生活を満喫している。 ジョージ・ハミルトン (George Hamilton) 年齢:39歳(1998年当時) 声:ボブ・バックホルツ(『OB2』) ラクーンシティ市内の病院で医者をしている白人男性。自然に周囲の信頼性を得ていく包容性があり、紳士的で周囲に友人が多いが、私生活ではバツイチらしい。専攻はウイルス学で、趣味は腕時計収集。また、対T-ウイルスワクチン「デイライト」の開発者であり、ラクーン大学の教員であるピーター・ジェンキンスとは友人関係。戦闘能力・体力・移動速度は平均的だが、パーソナルアイテムで様々な薬品が作り出せる。パーソナルアイテムは「メディカルキット」。エクストラアイテムは「カプセルシューター」。 なお、実在する同名の俳優やプロデューサーとは無関係。 ラクーンシティからの脱出後は、その仕事熱心ぶりは変わらず、飛行機で各地を飛び回る日々を送っている。 アリッサ・アッシュクロフト (Alyssa Ashcroft) 年齢:28歳(1998年当時) 声:ジェシカ・ストラウス(『OB2』) 「ラクーンプレス社」の社会部に勤める新聞記者の白人女性。かなり好奇心旺盛で、押しが強く負けず嫌いな性格。また、他人と衝突しやすいが、自分を慕う者には面倒見が良く、記者としての実力は確かであり、同業者であるベン・ベルトリッチも彼女のことを一目置いている。銃の扱いは慣れており、トレーニングは欠かさなかったため、女性の中では一番戦闘向け。移動速度もケビンに次いで早く、体力も女性の中では一番高い。パーソナルアイテムは「キーピック」。エクストラアイテムは「スタンガン」。 ラクーンシティからの脱出後は、生物兵器に関する記事を執筆し新聞に掲載された。その後、『7』では失踪事件に関する彼女の取材記事がファイルとして登場している。 ジム・チャップマン (Jim Chapman) 年齢:24歳(1998年当時) 声:ボー・ビリングズリー(『OB2』) 地下鉄職員をしている黒人男性。気さくで陽気だが、少々臆病な性格で、悪気は無いが、常に一言多く、周囲の反感を買いやすい。バスケットボールと靴の趣味があり、パズルも得意で、ゾンビでさえ欺く「死んだフリ」は、役者顔負けの演技である。体力が低くウイルス感染速度が最も早い上、戦闘能力も無いが、パーソナルアイテム「コイン」を使うと、運次第で攻撃面は非常に強力なものとなる。エクストラアイテムは「幸運のコイン」。 ラクーンシティからの脱出後は、趣味を楽しんでおり、再就職も無事に決定した。 ヨーコ・スズキ (Yoko Suzuki) 年齢:20歳(1998年当時) 声:アリソン・コート(『OB』)、リア・サージェント(『OB2』) 大学生を自称する日系人女性で、ロバート・ケンドと共に、シリーズ数少ない日系人の一人。かつてアンブレラで働いていた経歴があるらしいが、実験体にされた影響でその時の記憶はほとんど失ってしまっている。物静かで控え目な性格だが、探究心は強く、コンピュータのことになると大胆な行動に出ることもある。体力・移動速度・戦闘能力は8人の中で最低だが、アイテムを多く持てる上、ウイルス感染速度も8人の中で最も遅い。パーソナルアイテムは「ナップサック」。エクストラアイテムは「お守り」。なお、彼女の隠しコスチュームは『OB』ではブルマータイプの体操着、『OB2』ではスクール水着と、前代未聞のセレクトになっている。 ラクーンシティからの脱出直後に記憶を取り戻し、その後、同じ元アンブレラ社員であるリンダと共にアンブレラ裁判で証言台に立つ。
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