やつ‐がしら【八頭】
やつ‐がしら【戴=勝】
やつがしら (八頭)


●わが国の本州、中国地方から九州に分布しています。「ツメレンゲ」の一品種で、暖地の岩上などに生えます。葉は多肉質で、直径5センチほどのロゼットを形成します。10月から11月ごろ、ロゼットの中心から花茎を伸ばし、長い総状花序に白い花を咲かせます。名前は、多くの匍匐枝を出して広がるところから。
●ベンケイソウ科イワレンゲ属の常緑多年草で、学名は Orostachysjaponicus f. polycephalus。英名はありません。
イワレンゲ: | 八頭 爪蓮華 |
エオニウム: | 黒法師 |
エケベリア: | エケベリア エケベリア・アガウォイデス エケベリア・カルニコロール エケベリア・コッキネア |
やつがしら
食品名(100g当たり) | 廃棄率(%) | エネルギー(kcal) | 水分(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 灰分(g) |
いも及びでん粉類-いも及びでん粉類/(さといも類)/やつがしら/球茎、生 | ![]() ![]() |
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いも及びでん粉類-いも及びでん粉類/(さといも類)/やつがしら/球茎、水煮 | ![]() |
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ヤツガシラ
![]() | 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
ヤツガシラ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Upupa epops Linnaeus, 1758 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ヤツガシラ(戴勝、八頭) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Eurasian Hoopoe | |||||||||||||||||||||||||||
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ヤツガシラ(戴勝、八頭、学名:Upupa epops)は、鳥綱サイチョウ目ヤツガシラ科の1種である。
漢名は戴勝(たいしょう、簡体字: 戴胜、拼音: タイション)。現代中国語では俗に呼哱哱(拼音: フーポーポー)、山和尚(拼音: シャンホーシャン)とも[2]。
形態
全長約28cm。雌雄同色。くちばしは黒で細長く下に曲がっている。頭には広げると扇状になる冠羽があり、橙黄褐色で先は黒い。頭部、上背、胸は橙褐色で、翼と尾は黒褐色と白色の横縞模様。体の下面は白みを帯びる。
分布
ヨーロッパ南部および中部、アフリカ、南アジアから、東南アジア、中国、沿海州にかけて分布する。北方で繁殖した個体は、冬季南方へ渡る。 日本では、少数が旅鳥もしくは冬鳥として渡来する。記録は全国からあるが、南西諸島では春の渡りの時期に毎年通過する。秋田県、長野県、広島県では繁殖の記録がある。
生態
上記の分布にあるように渡りを行う。
平地の開けた草地や農耕地に生息する。日光浴や砂浴びをする。
食性は主に動物食で、地上を歩きながら地表や地中の昆虫類やカエルやトカゲなどを捕食するが、木の樹皮やコケを剥がして餌を探したり、種子や果実なども食す[3][4]。
繁殖形態は卵生。樹洞や石垣の隙間などに営巣するが、巣箱を利用することもある。4-6月に5-8卵産む。抱卵日数は16-19日で、20-27日で雛は巣立つ。
亜種
6亜種に分かれる[5]。
- U. e. epops Linnaeus, 1758 - 北西アフリカ、ヨーロッパ、ロシア東部から中南部、中国北西部、インド北西部[5]。
- U. e. ceylonensis Reichenbach, 1853 - インド中部・南部、スリランカ[5]。
- U. e. longirostris Jerdon, 1862 - インド北東部から中国南部、インドシナ、マレー半島北部[5]。
- U. e. major Brehm, CL, 1855 - エジプト[5]。
- U. e. senegalensis Swainson, 1837 - セネガル、ガンビアから(アフリカ大陸を横断して)ソマリア[5]。
- U. e. waibeli Reichenow[6], 1913 - カメルーンから(アフリカ大陸を横断して)ケニア北西部、ウガンダ北部[5]。
文化

戦後になって皇居に1個体が飛来したときは、昭和天皇が観察を行っている。昭和天皇は皇居の庭に降り立ったヤツガシラを見るため、双眼鏡を持ってくるよう侍従に命じたが、サトイモの一品種であるヤツガシラと勘違いした侍従は「お芋を見るのに双眼鏡が何故いるのですか」と聞き返したという。生物学者としての一面を兼ね備えた昭和天皇らしいエピソードである。その後、香淳皇后がその絵を描いている。
古代エジプトで使われていた文字であるヒエログリフにもヤツガシラが描かれているため、Unicodeの U+13159 で表示することができる[7]。ガーディナーの記号表ではG22である。神聖な物として宗教施設によく描かれている[8]。以下にヒエログリフのヤツガシラを示す。
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