『カンポンボーイ』以後とは? わかりやすく解説

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『カンポンボーイ』以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 06:11 UTC 版)

ラット (漫画家)」の記事における「『カンポンボーイ』以後」の解説

1981年には Town Boyタウンボーイ』が刊行された。『カンポンボーイ』の続編として、故郷村落から都市移り住んだ主人公思春期を描くものだった風刺漫画作品集もさらに2冊刊行され(With a Little Bit of Lat および Lots More Lat)、筆名はさらに高まった1984年世間注目から逃れたいという望みもあって『ニュー・ストレーツ・タイムズ』の職を辞しフリー立場Scenes of Malaysia Life描き続けることになったラットカンポンボーイ社を設立して自作出版キャラクター商品化管理しはじめた2009年カンポンボーイ社はテーマパーク開設プロジェクトサンリオおよびヒット・エンターテインメント提携した2012年8月にはジョホール州イスカンダル・プテリ英語版)にマレーシア初の屋内テーマパークであるプテリ・ハーバー・ファミリーテーマパークが開設されハローキティボブとはたらくブーブーズなどのアトラクションフロアと並んでテーマレストラン Lat's Place置かれた。内装マレーシア村落モデルにしており、『カンポンボーイ』のアニメーション流れる中、キャラクター扮装をしたキャスト給仕食事を行うことができた。 ラット印刷媒体以外での表現にも挑戦している。1993年には、Unesco企画した短編アニメーション映画ミナ笑顔 (Mina Smiles)』の制作参加した東南アジア農村に住む若い母親主人公として識字教育啓発する作品だった。その後ラット個人的な懸念押されて再びアニメーション製作に進出した1980年代90年代放映され西洋アニメーション好ましくない文化的影響及ぼしていると考えマレーシアの子供に固有の価値観伝え番組作ろうとしたのであるその結果ラット代表作原作とするテレビシリーズカンポンボーイ』(1997年)が誕生した。同シリーズは全26話製作されマレーシア内外放映され技術的に内容的に好意的な評価集めた1999年にはアヌシー国際アニメーション映画祭において最優秀テレビシリーズ賞を授賞した。とはいえ、『ザ・シンプソンズ』との類似や、マレーシア固有とは言えない英語の使用指摘する声もあった。ラット最後にアニメーションに関わったのは2009年のことである。ペトロナス・フィルハーモニック・ホール行われたアニメーション・ミュージカル公演 Lat's Window to the World において、ラットは『カンポンボーイ』のキャラクター使った短いシーン3編の制作参加した完成したアニメーションマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団演奏とともに上映された。ラットの絵はカール・デイヴィス作曲による楽曲組み合わされ、「純真牧歌的な時代」のカンポン過ごした子供時代見事に捉えていた。 1997年27年間を過ごしたクアラルンプール離れ家族連れてイポー戻った漫画界から少し距離を置くとともに故郷カンポン近く住み子供たち小都市暮らしを味わわせようとしたのだという。ラット1977年結婚し、4人の子供(娘2人息子2人)を授かっていた。ラットによると、子育て有名人としての重圧紛らわせてくれただけでなく、漫画好み異な若い世代との間にギャップ生まれ可能性に気づかせてくれたという。ラットの妻は完成原稿スキャンしてクアラルンプール新聞社電子メールで送る役を務めていた。ラットは現在でもペンインク漫画描いており、コンピュータを使うのはメールを読むときだけである。2011年から2012年にかけて、チヴィテッラ・ラニエリ・フェローシップのプログラムによって世界中アーティストとともにイタリア招聘された。彼らは創作活動支援するように用意され環境の中で、一か月滞在期間わたって交流した

※この「『カンポンボーイ』以後」の解説は、「ラット (漫画家)」の解説の一部です。
「『カンポンボーイ』以後」を含む「ラット (漫画家)」の記事については、「ラット (漫画家)」の概要を参照ください。

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