『カーソンの詩』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 06:38 UTC 版)
『カーソンの詩』 ("Carthon: A Poem") はジェイムズ・マクファーソンによる再話。ここではコンラに相当する人物はカーソン (Carthon) という名であり、クー・フーリンに相当する彼の父親はクレサモー (Clessámor) である。マクファーソンの作品群に共通する特徴であるがフィン・マックールに相当する人物であるフィンガルも登場する。 母モイナ (Moina) と死に別れたカーソンは父親の顔を知らないままバルクルーサ (Balclutha) の地で成長した。コンホールの侵攻によりバルクルーサは陥落するが、カーソン本人は難を逃れた。カーソンはコンホールの子孫への復讐を誓い、コンホールの息子フィンガルの軍勢との戦闘に挑む。カーソンはフィンガルの下で戦っていた父親クレサモーと遭遇し、彼との戦いの中で致命傷を負った。自分が名を残せないままこの世を去る事を嘆くカーソンに対し、フィンガルは敵である彼の死を悼み、彼の詩を語り継ぐ事を誓った。
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