軍人・従者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:17 UTC 版)
ジュダル 声 - 木村良平 元煌帝国神官。「マギ」の一人。 生まれてから一度も切ったことがない黒髪の中に空気を入れて大きな三つ編みにした少年。細身ながらも筋肉質な体型 で、黒い中東風の服に金色の首輪と腕輪を身に付けている。無邪気だが冷酷かつ攻撃的な性格をしたかなりの戦闘狂で、誰に対しても傲岸不遜で無礼で気まぐれ。白徳や紅炎のような強い人間が好きだが、一方で紅徳のことは嫌っていた。白龍のことは「自分と同じ捨てられない憎しみ」を持っているという理由から王の器として高く評価し、白徳の死後周囲から遠巻きにされていた白龍を幼い頃から気にかけ迷宮攻略にも誘っていた。自らが出現させた迷宮を勝手に攻略していたシンドバッドとは顔見知りで、かつては共に世界征服をしようと彼を勧誘していた。シンドバッドの発言に影響を受けており、「モテる」と唆されてトレーニングをしたり服装を決めたりしている。自分の合わせ鏡のような存在であるアラジンをライバル視し、彼を倒すためならば自らを省みない。一方でアラジンや白龍が一目置いているアリババについては、彼らがどこに引かれているのか全く理解できていない。戦争が好きで、将軍達に力を与えるために迷宮攻略を斡旋しており、結果として煌帝国は中原を制覇した。その背後にはアル・サーメンの存在があり、煌帝国の建国時から組織の者達と共に国政に関与している。18歳→19歳→20歳→23歳。身長173cmで体重60kg。趣味は空中散歩。好きな食べ物は桃で嫌いな食べ物は野菜。好きなタイプは強いヤツで嫌いなタイプは弱いヤツ。 先端に赤い石が付いた短い杖を持つ。「堕転」し黒く染まったマギなので、黒いルフによって力を増す。雷や氷などの様々な魔法を使い、複数の魔法を同時に使うこともできる。一方で肉体自体は一般人と変わらないため物理攻撃には弱く、「いち魔導士」としては未熟で自分の体内のルフを使う感覚にも慣れていないのか、ルフによる魔力の恩恵を受けられなくなると魔法も急激に弱くなる。後に暗黒点から集めた膨大な黒ルフを使い、具現化するほどの「怒り」で新たな黒く禍々しい形状の杖を出現させ、額に第3の目を開眼させられるようになる。 極東平原の山奥の寒村に生まれたが、その直後にアル・サーメンによって両親を殺され連れ去られてしまったという過去を持ち、アル・サーメンから「ジュダル」の名を与えられた。現在の状況を楽しんでおり、アル・サーメンに対して恨みの感情を抱いているわけではないと語っていたが、本心ではマギの中で自分だけが何も選べず一生を壊されたことに対して強い怒りを感じている。 バルバッドに訪れ霧の団のアジトを襲撃した際、アリババに危害を加えたことでアラジンと交戦。圧倒的な魔法の力を見せつけるが、暴走状態となったウーゴくんに敗れ全身の骨を折る重傷を負う。その後、ウーゴくんが彼の自我だけを聖宮に連れ帰ろうとするも、マルッキオに妨害される。夏黄文の眷属器の治療を受け回復し、王宮で黒いジンと化したカシムを魔力で押さえつけて操り、アリババと戦う。そして駆けつけたアラジンのソロモンの知恵で不利な形勢に持ち込まれ、さらに黒ルフの供給がなくなったことで力を失い、「銀行屋」に回収された。 闇の金属器使い達がアラジン達を襲撃した頃にシンドリアに現れ、「強大な力を持つシンドバッドとは殺しあった方が面白い」という理由から宣戦布告をする。その後、本国で玉艶に敗れた白龍に「堕転」という道を仄めかした。刹那的な所は変わっていないが、アラジンとの二度の戦いを経て自分の生き方が変わってきたことを自覚している。 マグノシュタットの戦いには白龍と共に参戦しなかったが、戦いの後依り代から飛び散った大量の黒ルフを手に入れ、その中にいるモガメットからアルマトランの絶縁結界をはじめとした多くの魔法の知識を得た。その後、第68迷宮「ベリアル」を出現させベリアルの能力でアラジンや焼かれた自分の故郷の風景を見せられ彼から手を差し伸べられるもこれを拒否、白龍と共に迷宮を攻略した。迷宮脱出後、白龍と共に戦力を増強させた後に一足先に洛昌に行き、後から来た白龍と共に玉艶との決戦に挑んだ。絶縁結界によるサポートに徹し、玉艶が重傷を追って逃げ出そうとした所で介入し20年来の恨みをぶつけたが、止めは白龍に譲る。玉艶を討った後はシンドリアと煌帝国の会談に現れアラジン達に宣戦布告をし、その後自分達を止めに来たアラジンと戦う。白龍がアリババを倒した後、暗黒点と同等の力をもってアラジンを倒そうとするが、彼の「推力固定衝」を受けて宇宙空間にまで吹き飛ばされる。暗闇の空間を漂っていたが 最終的に暗黒大陸の南端に漂着し、そこで埴輪のような姿になったアリババと再会する。白龍に負けた彼を「非情に成りきれず何も守れない王の器」と散々嘲笑していたが、ルフの加護を失い弱い魔法しか使えなくなってしまった自分が単独行動するのは命取りだと考え、現状で自分より強いアリババに同行し元の世界に戻る方法を探すことになる。不便な野宿生活を続けたことで単独で浮遊魔法を使えるまでに体力を付け、アリババと共に原始竜のいる大陸の裂け目に辿り着く。そこで彼女の背中に乗って暗黒大陸からの脱出を図り、体を動かせないアリババを残して白龍を探して旅立った(なお、2年間共に行動してもアリババの良い所は全く理解できなかった模様)。 最終章では戦争をしている唯一の金属器使いのネルヴァに妥協して共に暴れていたが、「つまらない」と言い残して生まれ故郷である山村に里帰りし、ネルヴァ達を畑で強制労働させていた。そこを白龍に発見され煌帝国に戻り、「堕転」しているためシンドバッドのルフの書き換えから逃れ、アラジン・アリババ・白龍と共に聖宮に赴く。聖宮では第一の迷宮である憤怒と英傑の試練「バアル」の相手を単身引き受け、力で運命を破壊するという手段を取りながらも、面倒なことを考えるのは白龍、屈服はアラジンやアリババの「役目」だというシンドバッドが見出せなかった一つの理想を突きつけることでバアルを納得させ先へ進む。ダビデの手で「世界をルフに還す魔法」が開始されると外の世界へ戻り、白龍と共にシンドリア王国で聖宮から現れる無数の天使達を迎え撃ち、国際同盟から派遣された鬼倭王国軍と対峙する。「マギシステム」の消滅には否定的だったものの、最終的には人々と共に「迷宮の塔」の破壊を手伝った。一連の事件後は暇を持てあまし、煌帝国の国費で桃ばかり食べていたが、「浮遊魔法が使える強い魔導士」としてアリババ商会の暗黒大陸調査部署に強制的に協力させられることになった。 外伝にも登場。当時はまだ幼い子供で、ファーランと共にパルテビア帝国にも関わっていた。後に暗黒大陸からカタルゴに戻ってきたシンドバッド達と接触、自分が出現させた第16迷宮「ゼパル」を攻略したセレンディーネを自分の王と見定めた上でパルテビアの現状を教え、セレンディーネの監視下でシンドリア商会に身を寄せる。その後、セレンディーネ達と共に商会を離別した。1年後にはパルテビアの革命軍に協力したかに見せかけていたが、実は当初より「組織」の意思に従い暗黒点を生み出すためバルバロッサに協力を続けており、土壇場でシンドバッド達を裏切った。 名前の由来は『ジュダルとその兄』から。魔法 降り注ぐ氷槍(サルグ・アルサーロス) ジュダルの一番得意な氷魔法。大気中の水分を凍らせ、上空から無数の氷の槍を降らせる。さらにそれが刺さった所から凍っていく。暗黒点の膨大な魔力を得たことで城よりも巨大な氷柱を発生させられるようになったが、ルフの加護を失うと細く小さい楊枝のような氷にまで弱体化する。 雷槍(ラムズ・アルサーロス) 作中で最初に使用した際は、ルフの加護を失い静電気レベルにまで弱くなっていたため正確な威力は不明。黒い雷槍(イル・ラムズ・アルサーロス) 空中から複数の黒い雷の槍を降らせる魔法。 追跡する氷竜(サルグ・サルゲツヤ) 氷魔法と風魔法の合わせ技。上空の雲から複数の巨大な冷気の竜巻を発生させ、相手を追撃する。炎魔法でも掻き消せない威力を持つ。 転送魔法陣(てんそうまほうじん) 紅明のダンダリオンやシェヘラザードと同種の魔法。杖で空中に八芳星を描き別の場所に移動する。運べる量は劣るが、転送できる飛距離は負けないと語っている。 遠隔透視魔法(えんかくとうしまほう) ルフの記憶を具現化し、空中に映し出す魔法。白龍に言われたことで習得し、玉艶との決戦時に白龍の記憶である玉艶の真実を兵達に映し出した。 李青龍(り せいりゅう) 煌帝国右将軍。 長い髭を蓄え、左目に眼帯をした長髪の男。龍の意匠がある甲冑を身に着けている。神官であるジュダルにも意見する気骨の持ち主。当初は紅炎に仕えており、彼を次期皇帝に推していた。玉艶が白徳を殺した張本人ということに気付いていたが、内戦を避けるために敢えて黙っていた。71歳没。身長199cm。 後のベリアルの眷族で眷属器は薙刀。同化によって左目が黒くなって左腕が目の模様がある肥大化した腕になり、巨大化して睨んだ多人数の人間を操ることが出来る。 煌帝国の武の中枢を担い、中原統一に貢献した。玉艶を討つために洛昌に攻め込んできた白龍とジュダルを制止し相手にすらされなかったが、白龍を未来の皇帝と認めたことで黒彪と共に玉艶討伐に加勢し、その際に左耳を失っている。紅炎率いる西軍との戦いでは、5万の兵を率いて東軍第一軍の軍団長を務める。玉艶の所業から目を背けていた罪悪感から、遠からず命を落とすことを承知の上で眷族同化を急速に進めており、黒彪と共に紅覇・紅玉達を足止めするが、途中で青秀・楽禁と対峙する。戦後は無理な眷族同化の代償で死亡した。遺体の一部は魔導研究施設「眷族同化」班に接収され、実験材料として利用されている。 周黒彪(しゅう こくひょう) 煌帝国左将軍。 黒髭を蓄え、目の濃いクマと縛った長髪を持つ男。彪の意匠がある虎模様の甲冑と黒いマントを身に着けている。当初は青龍と対になって紅炎の世界統一に身命を賭していた。玉艶が白徳を殺した張本人ということに気付いていたが、内戦を避けるために敢えて黙っていた。68歳没。身長196cm。 後のザガンの眷族で眷属器は斧。同化によって右目が黒くなって右腕が黒い鱗に覆われ肥大化した腕になり、巨大化して発生させた植物から相手の魔力を奪い取ることが出来る。 建国の時代より煌帝国を支えている人物。玉艶を討つために洛昌に攻め込んできた白龍とジュダルを制止し相手にすらされなかったが、白龍を未来の皇帝と認めたことで青龍と共に玉艶討伐に加勢し、その際に右目を失って以降は十字模様の眼帯をしている。紅炎率いる西軍との戦いでは、5万の兵を率いて東軍第二軍の軍団長を務める。玉艶の所業から目を背けていた罪悪感から、遠からず命を落とすことを承知の上で眷族同化を急速に進めており、青龍と共に紅覇・紅玉達を足止めするが、途中で青秀・楽禁と対峙する。戦後は無理な眷族同化の代償で死亡した。遺体の一部は魔導研究施設「眷族同化」班に接収され、実験材料として利用されている。 炎彰(えんしょう) 声 - 大畑伸太郎 紅炎の眷族。 同化によりドラコーンと同様の黒い皮膚を持つ竜人のような姿をしている。紅炎に忠誠を誓っているものの、血統の正当性では白龍の方が皇帝に相応しいのではないかとも考えている。 巨大化して口から熱気を吐くことができる。 白龍率いる東軍との戦いではバルバッドで紅炎の傍に仕えていたが、終戦後は敗軍の将として投獄された。 李青秀(り せいしゅう) 声 - 宮崎寛務 紅炎の眷族。青舜の兄。 同化により髪が蛇になっており、体表には鱗がある。同化する前は弟と似た容姿で、彼同様背も小さかった。紅炎の眷族の中では一番の若輩者で過信かつ軽率な言動を周囲から諌められることも多い。忠雲とは同い年であり、彼をちゃん付けで呼んでいる。 アシュタロスの眷族で眷属器は右手首にはめた腕輪。巨大化して蛇の髪を自在に操ることができる。 白龍率いる東軍との戦いでは、9万の兵を率いて西軍第四軍の軍団長を務め、紅覇・紅玉を白龍のいる華安渓谷に辿り着かせるため楽禁と共に青龍・黒彪の相手を買って出る。終戦後は敗軍の将として投獄された。 一連の事件後は金属器が消滅したことで、同化が解けて一気に身長が低くなった。 楽禁(がくきん) 声 - 蓮岳大 紅炎の眷族。 頭巾を被り髭を蓄えた猪八戒を思わせるような肥満体の男性。たまに間延びした口調で話し、生意気で考えが浅い青秀をどつくこともある。 フェニクスの眷族で眷属器は鏟。巨大化による肉弾戦を得意とし、黒いジンとの戦闘では敵の肉体を喰らっていた。 白龍率いる東軍との戦いでは、11万の兵を率いて西軍第三軍の軍団長を務め、紅覇・紅玉を白龍のいる華安渓谷に辿り着かせるため楽禁と共に青龍・黒彪の相手を買って出る。終戦後は敗軍の将として投獄された。 周黒惇(しゅう こくとん) 声 - 荒井聡太 紅炎の眷族。 同化により角の生えた獅子のような風貌をしている。 アガレスの眷族で眷属器は左手首にはめた腕輪。巨大化して鋭い爪を振って繰り出す斬撃を武器に戦う。 白龍率いる東軍との戦いではバルバッドで紅炎の傍に仕えていたが、終戦後は敗軍の将として投獄された。 忠雲(ちゅううん) 紅明の部下であり眷族。 兜を被り、両目を前髪で隠した男性。青秀とは同い年で、彼が同化する前は頭一つほど身長が高かったが現在は追い越されている。身長182cm。 弓矢を武器に持ち、弓術を使う。まだダンダリオンの眷族になって日が浅いため、同化はできていない。 白龍率いる東軍との戦いでは西軍本陣で紅明の傍に仕えていたが、終戦後は敗軍の将として投獄された。 紅覇の従者 三人の優秀な女性魔導士。元々は人工的に魔導士を作り出す実験の失敗作だった。実験の影響で体の一部がおぞましい姿になってしまっており、乾卦札によって肉体の腐敗を防いでいる。最終章では魔導研究施設で他の者と共に研究に勤しんでいた。純々(じゅんじゅん) 声 - 長尾明希 紅覇の従者であり強力な魔導士。 顔に呪符と包帯 を巻いている長髪の女性。紅覇に非常に懐いており、紅覇に叩かれては喜び、紅徳の崩御で彼が自分達を置いて帰国する際には号泣していた。少々口が軽く、自分より各上の存在のマギであるとはいえアラジンに自国の軍事機密を漏らしてしまったこともある。 仁々(じんじん) 声 - 庄子裕衣 紅覇の従者であり強力な魔導士。 V字型の前髪で腹部に符が張られた服を着ている女性。表情の変化に乏しい。彼氏がいるらしく(紅覇曰く「昔からモテた」)、従者3人の中では勝ち組。 麗々(れいれい) 声 - 河合紗希子 紅覇の従者であり強力な魔導士。 中分けの長髪で腕に包帯が巻いてあり、その上に符が張られている女性。 関鳴鳳(かん めいほう) 声 - 興津和幸 紅覇の部下。 頭巾を被り右目を前髪で隠した青年。120年前に王家に反旗を翻した武将・関鳴盛(かん めいせい)の末裔で、元は一族郎党荒れ地に追放されていた。 鳴才(めいさい)、鳴進(めいしん)、猛傑(もうけつ)、呂文丁秀(りょぶんていしゅう)、何候尚(かこうしょう) 紅覇の部下達。マグノシュタットへ進軍中、黒いジンの襲撃を受けて死亡した。 李青舜(り せいしゅん) 声 - 瀬戸麻沙美 白瑛の部下であり眷族。青秀の弟。 淡い水色の長髪を縛り、中性的な容姿をした少年。一人称は「私」。白瑛とは旧知の仲で、彼女と共に迷宮を攻略した。彼女の弟である白龍とも仲が良く昔馴染みで共に武術の稽古を行うこともある。少し前までは年齢に見合った関係だったが、白龍に身長を越されたことを気にしている。双剣術を得意とし、虫が苦手。17歳→18歳。身長158cm。趣味は詩吟。双月剣(そうげつけん) パイモンの眷属器。風の刃を操る一対の曲刀。 夏黄文(か こうぶん) 声 - 鈴村健一 煌帝国宰相→煌帝国宰相補佐。紅玉の従者であり眷族。 顔に眼鏡のような特徴的な刺青があるため、ジュダルからは「メガネ」と呼ばれる。紅玉を煌帝国西域進出の道具として策謀しているが、一方で紅玉の望みを叶えられないことを心苦しく思っており、彼女のわがままには弱い。特技は人心掌握(自称)。24歳→25歳→26歳→29歳。身長183cm。趣味は出世。独身。 煌国北軒州の寒村に生まれ、「科選」試験を優秀な成績で突破し、官吏として登用される。17歳の頃に当時遠巻きにされていた紅玉に仕え、彼女と共に迷宮を攻略した。他国に嫁いだ紅玉の子の後見人となり当地の国権を掌握するのが目的だったが、バルバッドでは王政の廃止、シンドリアではヤムライハの魔法と紅玉を哀れに思った部下の裏切りにより頓挫する(かねてより思考がダダ漏れであるため出世できないと言われていた)。白龍率いる東軍との戦いでは、紅玉が軍団長を務める西軍第二軍に所属する。 最終章では煌帝国の宰相になっており、危機に瀕する国を救うための政策を作るため知恵を絞っていた。紅玉が藁にもすがる思いでアリババを宰相に登用したことで降格し、宰相補佐となる。ヴィネアの眷属器 正式名称は不明。治癒効果のある水を出す扇で、重傷を負ったジュダルに応急処置を施した。 「銀行屋」 声 - 三木眞一郎 アル・サーメンの一員。 顔の全面をベールで隠した男。ジュダルのお目付け役といった体でも有り、行動を共にすることが多い。経済アドバイザーを名乗り、各国を渡り歩いて国々の財政顧問を請け負い、国を破滅へと追い込む。 呂斎(りょさい) 声 - 飛田展男 煌帝国千人将。 頭巾を被り、髭を蓄えた男。白徳の皇女である白瑛を監視する立場でもある。41歳。身長173cm。 白瑛を将軍の器ではないと思っており、裏で独自に奴隷狩りを行っていた。西征部隊の将軍になりたかったが、白瑛がその任を受けたため、策略によって黄牙一族の手で白瑛を打ち取らせようとするが失敗。その後、伏兵を用いて白瑛を魔力切れに追い込み討とうとしたが、アラジンによって阻止され、逆臣として捕らえられる。 迷宮生物兵団 迷宮生物を人体に移植する手術を生き延びて異形の姿になった戦士達。当初は2割程度の成功率しかなかったが、アルマトランの情報を元にゲノムの洗い直しを進めた結果、最終章では成功率7割にまで技術が進歩した。後述の3名はバルバッドに贈られた紅玉の「結納品」。閻体(えんたい) 声 - 福原耕平 紅玉の「結納品」の一人。吾国出身。 普段は人の姿だが、巨象のような姿に変身できる。マスルールと互角の力を持つ。25歳没。身長203cm。 バルバッド王宮に現れたアリババを圧倒するが、武器化魔装を完成させたアリババにより真っ二つに斬られた。 閻心(えんしん) 紅玉の「結納品」の一人。迷宮出身。 人間の知能と分裂・再生能力を併せ持つ大猿のような姿をしている。猿のような迷宮生物を率いるボスで、集団とスピードの早い戦闘を得意とする。身長400cm。 本気を出したモルジアナのスピードの前に敗れる。 閻技(えんぎ) 声 - 勝沼紀義 紅玉の「結納品」の一人。凱国出身。 人の姿から豹のような姿に変身できる。剣士であり、剣術に秀でている。27歳没。身長174cm。 アリババの「アモンの剣」の前に敗れる。
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