登場する幻想生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:26 UTC 版)
「DESERTED ISLAND」の記事における「登場する幻想生物」の解説
デザーテッドアイランドの固有種は質、量ともにガラパゴス諸島の比ではない。ヤマアラシ、ヤシ、パパイアといった記載済みの生物も見られるものの、そのほとんどが未発見の新種であり、現在の生物学の分類に全くかすりもしないような、とても地球の生き物とは思えない種も存在する。探検隊もこの島の生態系の不気味さに疑念を抱くようになり、漂流者のメモや謎の球体のメッセージ、そして島の至る所に見られる文明の痕跡からある仮説を立てることになるのだが… また発見時の隊員たちのやりとりはやや専門的で、生物学の基礎的な知識があるとより楽しめる。またドゥーガル・ディクソンのアフターマンに登場する架空の動物とよく似た幻想生物や、ハラルト・シュテュンプケの鼻行類などが登場し、いわゆるトンでも系のマニアックな元ネタが盛り込まれている。 うるる猿 東南部生息。ケイエスエスのゲームソフト無人島物語にも登場する白毛の猿。目が大きい。 アメリカチームではレイチェルがその名を命名する(イギリスではアーサー)。 とびザル 東南部生息。皮膜を持ったサル。 カーグラン 空飛ぶ円盤のような飛行生物。浮力、推進力をどのように得ているかは全くの謎。 二度目に出会った際のイギリスチームのインド人シンと医者のチャールズのやり取りは、かなりブラック。 生息地域は決まっておらず、まさに神出鬼没。調査隊を監視している可能性もある。島の謎の鍵を握る存在であり、隠しエンディングにも登場する。 ダイヤモンド スタート地点付近の森の中に不自然に転がっている馬鹿でかいダイヤモンドの原石。 ミナミオオカミ 東南部などに生息。タイリクオオカミに外見は似るが、体は一回り小さく、性質はおとなしい。 森エルバッキー 東南部生息。やや気性の荒いヤマネコ。エルバッキーは宇宙生物であり、元ネタが存在する。 アメリカチームの陽気な医者スティーブンが命名。「変な名前」とメンバーの評価はいまいちだった。 グレーグレー 東南部の石畳の道に生息。胴体に尻尾を巻きつけるなど、異様な形状の霊長類。不気味だが性質はおとなしい。有毒。 踊り木 東南部などでみられる。ヤシに外見は似るが、水分を吸収するとダンスをしているように自ら幹を大きく揺らす。 パプイート 東南部の硬い外皮をもった食器のような植物。動物の骨のようにも見える。 ちび黒熊 小熊と間違えてしまうほど、体の小さな熊で性質はおとなしい。島内のいたる所に生息する優勢な種。 ジャイアントゼセリ 超大型の蛾。鱗粉には神経系の毒が含まれ、動物を麻痺させた後その体に卵を産み付ける危険な昆虫。しかし繁殖力は低い。 スコロド石 東南部で見つかる鉱物。毒性があるが口に入れない限りは安全らしい。一般にはニンニクの様な臭いがする鉱物として有名。 ラルイル 巨大なネズミに見えるが、小型のげっ歯類が集まった群体生物。逃げ足が速く記載が困難。東南部のみに生息。 花ハイエナ 子犬に花びらのような襟巻きがついた動物で、花に擬態し近づいてきた虫を捕食する。よく似たコウモリが『アフターマン』にも登場している。 フライングチキン 東南部に生息。空を飛翔することもできる筋肉質なニワトリ。 ローク石 火の中に投げ込むと不気味な叫び声のような音がする石。宗教的儀式に使われていたという設定。 砂漠の薔薇 東南部の海岸付近の岡に咲く、鉱物の薔薇。大変美しく、貴重な鉱物。実在する。 リンファン 東南部の海上で起こった竜巻によって陸地へ巻き上げられてくる、イッカクのような鋭い牙を持った大型の魚類。 ヴォルパーティンガー 東南部の海の上を歩いている、哺乳類にも爬虫類にも似た生物。外見的特徴はカモノハシに酷似。名前の由来はドイツのバイエルン地方に伝わる角を持つウサギ。 サウスアイランド 東部他生息。老紳士のような髭を生やした小型のゴリラ。外敵が多いためか、皮膚が装甲化されている。 その品のある外見から、ドイツチームのラインハルトのお気に入りで「ランスを教えてやりたい」とも語っていた。 星見イグアナ 東部生息。完全なる夜行性で、日中その姿を目撃することはきわめて難しい。星を仰ぐように見つめる行動が名前の由来となった。 爆竹草 米の稲のように見えるが、稲穂状の器官を花火のように爆発させて種子を飛ばす興味深い植物。 グリーンドレイク 火山地帯等に生息する、グリーンイグアナに似た二本の後足で歩くトカゲ。 後足で立ち上がるトカゲは実在し、バシリスク属の仲間が後足で水の上を疾走することがある。 かぶりネズミ 東南部に生息。ヘビの抜け殻を小人の帽子のように頭にかぶるげっ歯類。これで外敵から身を守っているようだが、効果のほどは不明。 アルミー 硬い皮膚を持つ食肉類。ライフルを持った人間も襲う異常な凶暴性と強さを誇る。島の次のエリアに進む為に倒さねばならないボス的な存在。 ドードー 東南部他生息。この島では絶滅を免れているハトの仲間。実際の歴史のように捕獲して食べることも出来る。 つながりリス 東部生息。尻尾をもう一体の個体に見せかける擬態動物。 サファイア 東部に生息するブルーの体色のヘビ。その美しさから「生きる宝石」としてその名がついた。 耳ナシ石かつぎ 北東部生息。触手のような器官で石を常に担いでいる分類不能な不思議な哺乳類。担いだ石の大きさで優劣をつける。 フクロウサギ 北東部生息。二足で移動するウサギのような有袋類。逃げ足が速く記録が困難。 ナヨタケ 北東部に生える毒々しい赤いキノコだが大変美味。大英帝国のみなぜか一度に10とれる。 ナヨタケもどき ナヨタケに似ており、そのすぐそばに生えるが有毒。 マーロー 北東部の水辺に生息。夜行性のナメクジでなんと昼間は気体(エアロゾル)になってしまう。 酔っぱらい草 とっくりを逆さにしたような形の花茎と肥大化した根を持ち、だらしなくしなびている植物。 その姿は酔っ払いそのもので、温厚なライハルトが珍しく「無様な!己の酒量も測れぬクズどもめ!」と本気で叱っていた。 チョイチョイ 北東部生息。完全に装甲化されたアリクイ。甲冑のデザインが秀逸。 イリエワニ 東部の海岸に生息。淡水、海水どちらでも生息できる巨大なクロコダイルの仲間。恐ろしく強く危険な動物。実在する。 鉄鉱石 東部や北東部にみられる大変純度の高い鉄鉱石。 熱帯桜 北部に一本だけ生える日本のソメイヨシノに近い、熱帯の桜。 すかしアゲハ 北部の北の丘を越えた水辺。大変美しい蝶だが、棲息地点に非常に行きづらい。 フルーツタートル 北部生息。胴体はガラパゴスゾウガメに似るが、首がとても長く頭には角がついている草食性のカメ。 タルグラン 中央部の川に生息。イルカのようにテイルウォークをするマスの仲間。 バハムート 中央部の川に生息。鯨のようにダイナミックにジャンプする現存する恐竜。 厳密には恐竜ではなく、ペロネウスティスに近い首長竜。 サカマキジョウロ 中央部の湿地帯に生息。珍妙な形の両生類(?)で溶解液を吐き出す危険な生き物。 水子の木 実が人間の胎児に似ている不気味な木。ただ見かけはともかく身は美味らしい。 走りハチドリ 西部の野原に生息。飛べないハチドリ。外見はコスタリカハチドリに近い。飛べない分とてもすばしっこい。 アムビスバエナ 西部に生息。凶暴な双頭の蛇。頭の色がそれぞれ異なる。端がどちらも頭なので尾は無い。 名前はギリシャ神話の双頭の竜に由来。 ファンエヴァンドレイル 西部の河川に生息。肉眼でもはっきりと確認できる世界一巨大な単細胞生物。 気球虫 西部の花畑に生息。腹部が気球のように丸い昆虫。腹部のガスによって逆さに浮いている。 ギルインデ 西部に生息する鳥。気球虫を食べ、それを燃料として屁で推進力を得てほとんど羽ばたかずにジェット機のように飛ぶ。 ハーアン 西部の草原に生息。サラブレッド並みのスピードを誇る偶蹄類。 風鈴蛙 南部の水辺に生息。その名の通り風鈴のような美しい鳴き声で鳴くカエル。 この美声はゲーム中のSEでも一位二位を争う美しさである。 ネズミトリグサ 南部などに自生する、ネズミを捕らえる事ができる程巨大なハエトリグサに似た食虫植物。 線引きアルマジロ 南部に生息する尻尾で地面に線を描いて縄張りを主張するアルマジロ。通称「小さな芸術家」と調査隊から呼ばれている。 鏡ネズミ 南部に生息。特殊な皮膚によって鏡のように光を反射するネズミ。 製品パッケージの裏に載っているのは、この動物を記載した博物誌の一ページである(ただし言語は英語)。 ミリアタイト 南西部の洞窟で発見することができる特殊な鉱石で非常に重い。その重さは近くの空間が歪んでしまうほどである。 ジャイアン 南西部などに生息する、巨大なゴキブリ。 実在する大きなゴキブリはモグラゴキブリのようにずんぐりむっくりした体型であるが、これはクロゴキブリがそのまま巨大化したような外見となっている。 投網グモ その名の通り、クモの巣を使って投網漁を行うクモ。 網ではないが、投げ縄を使って蛾等を捕まえるクモ(ナゲナワグモ)は実在する。 チャックウィル 西部に生息するハイエナの仲間。 アフターマンに登場する強肉食性のコウモリ、ナイトストーカーに似た頭部を持つ。 ガルエンディル 西部の小島に生息する植物。蔦が人間の形をしており、日の当たる位置を探して歩き回る。頭に当たる部分にはヒマワリのような花が咲く。 オリハルコン 西部の小島にいたる洞窟で採取。ムー大陸の伝説の鉱物。比重はアルミに近く硬度は10。 オオシロワシ 島内にたった一羽君臨する巨大なワシ。現在絶滅の危機にあるハクトウワシに近い。 ヒヒイロカネ 南西部の洞窟。日本の伝説の鉱物。 エドリシン 一見ただの岩だが、ゆっくりと移動できる前代未聞の無機質生物。代謝が極めて低いのか、一万年も生きられるらしい。 象牙トカゲ 南西部に生息。象のような立派な牙を持つ大型のオオトカゲ。 双頭コウモリ 南西部に生息。夜行性で夜になると出現率が高くなる。一見奇形のようだが双頭が正常らしい。 オオバコ 南西部。有名な薬草で、風邪薬にも使われる。 解毒剤代わりにアイテムとして採取することも可能。 ヴィーウェン 西部や南西部に生息する、卵を主食とするヘビ。モデルはアフリカタマゴヘビ。卵そのものに擬態し巣に潜入し、卵を盗む手口はイギリスチームのチャールズをも「見事」と言わしめた。 ヤブオレン 地球上の生物では絶対ありえない球体生物。外皮まで全て筋肉でできた、まさに「動く肉団子」で、つぶらな瞳が二つある。 鼻行類 最後の最後で登場する奇天烈生物。南西部の不思議な建造物前で遭遇するが、動きがとても気持ち悪い。 グルーガー 南西部に生息するアルビノのプレデター。戦闘力はあのアルミーよりも高い。
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