KKS-1 KKS-1の概要

KKS-1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 01:30 UTC 版)

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KKS-1 / 輝汐
所属 産業技術高専航空高専
宇宙科学研究同好会
公式ページ 航空高専衛星プロジェクト KKS-1
国際標識番号 2009-002H
カタログ番号 33499
状態 運用中
目的 マイクロスラスタ
3軸姿勢制御機能の実証
打上げ機 H-IIAロケット15号機
打上げ日時 2009年1月23日
12時54分 (JST)
物理的特長
本体寸法 一辺15cmの立方体
質量 3.17kg
軌道要素
周回対象 地球
高度 (h) 680 km
軌道傾斜角 (i) 約98度
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概要

2004年4月に開発が始まり、2008年12月に完成した。固体火薬レーザー着火する超小型スラスタを搭載し(世界初実証)、そのほかにもリアクションホイール、地球撮影用CMOSカメラを搭載していた。

愛称が一般公募され、地元の中学生が応募した「輝汐」が採用された。奇跡、軌跡をかけ、さらにキャンパス周辺地が汐入だった。

JAXAのH-IIA15号機の相乗り衛星に選ばれ、2009年1月23日に打ち上げられた。14時ごろ大阪府立大学の地上局でKKS-1の電波が受信される。しかし、電波は受信できたものの通信の不具合があり、地上から衛星を操作できない状態が続いている。打ち上げわずか3日後に交信途絶によりコントロール不能となったこのトラブルは、検証の結果コンピューターの誤動作が原因であると判明した[1]。しかしながら2016年11月現在も不安定であるがモールス信号は発信されており運用中である。通信復旧後にはスラスタによる姿勢制御、地球撮影といった本来のミッションを実行する予定である。

参考文献

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