乳飲料とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 飲料 > 飲料 > 乳飲料の意味・解説 

にゅう‐いんりょう〔‐インレウ〕【乳飲料】

読み方:にゅういんりょう

牛乳や乳製品をもとにして作った飲み物果汁コーヒーなどで風味をつけたものなど。

乳飲料の画像
乳飲料や加工乳

乳飲料

成分中に乳固形分が3%以上含まれている飲料は「飲用乳の表示に関する公正競争規約施行規則」において「乳飲料」に区分される


乳飲料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 18:03 UTC 版)

乳飲料の一種であるコーヒー牛乳(小岩井コーヒー)

乳飲料(にゅういんりょう)とは、生乳(無調整の牛乳)や乳製品を主原料とし、カルシウムビタミンなどを加えて特定の栄養素を強化したり、果汁コーヒーなどを加えたりして、消費者の嗜好に合わせて加工されたもの。食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(略称・乳等省令)、および公正取引委員会の認定する業界団体である全国飲用牛乳公正取引協議会が定める「飲用乳の表示に関する公正競争規約」で規定されている。

原材料に乳製品以外のものが使われていることが、加工乳と異なる。

規約上で定められる乳飲料

「飲用乳の表示に関する公正競争規約」によって以下のように規定されている[1]

この規約で「乳飲料」とは、乳等省令第2条第40項に規定する乳飲料であつて、重量百分率で乳固形分3.0%以上の成分を含有するものをいう。

ここで乳固形分とは、無脂乳固形分と乳脂肪分との合計である。上記引用中の「乳等省令」は「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」であり、第2条第40項において以下のように消去法的に定義されている。

この省令において「乳飲料」とは、生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を主要原料とした飲料であつて、第2項から第11項まで及び第13項から前項までに掲げるもの以外のものをいう。 

商品名について

かつては、乳飲料や加工乳でも一定以上の成分を満たしていれば商品名に「牛乳」と命名することが可能であったが、2000年の雪印集団食中毒事件の発生を受け、2001年に公正競争規約が改正され、2003年以後は「牛乳」と表記してはいけないことになった。「オーレ」(au lait; フランス語)や「ミルク」(milk; 英語)、「ラテ」(latte; イタリア語)などとは表記できる。

乳飲料の種類

バナナ味牛乳

乳飲料には、「白物乳飲料」と「色物乳飲料」とがあり、カルシウム・ビタミン・繊維等を加え白が基調のもので、牛乳に色々な成分を混ぜ強化した「白物」と、コーヒー、ココア、果汁等を加え、白以外が基調のもので、消費者の嗜好に合わせて加工した「色物」とに大別される[2]

容器は主に紙パック牛乳瓶であるが、一部が使用されている。

「色物乳飲料」は、いわゆる「コーヒー牛乳」、「フルーツ牛乳」、「いちご牛乳」、「マンゴー牛乳」など。また、コーヒー利用のものを分別し「コーヒー系乳飲料」とする場合や、チルドカップに入っている場合「カップ乳飲料」と言うことがある。

ご当地商品としては栃木県内で流通しているいわゆる「レモン牛乳」が有名。日本ではあまり目にしないが、韓国にはバナナ牛乳바나나 우유)、台湾にはパパイヤ牛乳(木瓜牛奶)という人気商品がある。

表示

乳製品には、食品表示法に基づき、製造者名及びその所在地の表示が義務づけられているため、製造所固有記号等によって製造者名を省略表記してはいけない。

関連項目

脚注

  1. ^ 飲用乳の表示に関する公正競争規約及び同施行規則 (PDF) - 社団法人全国公正取引協議会連合会
  2. ^ 飲用乳の種類 - 全国飲用牛乳公正取引協議会

外部リンク


乳飲料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:48 UTC 版)

牛乳」の記事における「乳飲料」の解説

乳製品を主原料とした飲料で、乳固形分3%以上(乳等省令規定による)。カルシウムなどを加えた栄養強化タイプや、いわゆるコーヒー牛乳イチゴ牛乳フルーツ牛乳レモン牛乳など、また乳糖不耐症の人のための乳糖分解乳もこちらに含まれる

※この「乳飲料」の解説は、「牛乳」の解説の一部です。
「乳飲料」を含む「牛乳」の記事については、「牛乳」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「乳飲料」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「乳飲料」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



乳飲料と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「乳飲料」の関連用語

1
白物乳飲料 デジタル大辞泉
100% |||||

2
色物乳飲料 デジタル大辞泉
100% |||||

3
乳酸菌飲料 デジタル大辞泉
100% |||||

4
乳酸飲料 デジタル大辞泉
100% |||||




8
加工乳 デジタル大辞泉
76% |||||

9
牛乳類 デジタル大辞泉
76% |||||


乳飲料のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



乳飲料のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
一般社団法人中央酪農会議一般社団法人中央酪農会議
(C) 2025 Japan Dairy Council All right reserved.
UCCUCC
(C) 2025 UCC UESHIMA COFFEE CO.,LTD. All Rights Reserved
UCC上島珈琲コーヒー用語辞典
文部科学省文部科学省
食品成分値は文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告「五訂増補 日本食品標準成分表」、 科学技術庁資源調査会編「改訂日本食品アミノ酸組成表」によります。 食品成分値を複製又は転載する場合は事前に文部科学省への許可申請もしくは届け出が必要となる場合があります。 連絡先:文部科学省科学技術・学術政策局政策課資源室 電話(03)5253-4111(代)
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの乳飲料 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの牛乳 (改訂履歴)、食品の自主規制 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS