venture
「venture」とは、冒険的企て・冒険的事業・投機のことを意味する英語表現である。
「venture」とは・「venture」の意味
「venture」とは英語の名詞・動詞である。名詞「venture」として、主に「冒険的企て」「冒険的事業」「投機」「危険」「思惑」といった意味を持つ。日本語で「ベンチャー」としても定着している。名詞「venture」の複数形は、「ventures」となる。動詞「venture」は他動詞として、「危険にさらす」「あえて言う」「危険を冒して賭ける」、自動詞として「危険を冒して行う」「あえて出かける」「投資する」といった意味である。動詞「venture」の活用形は、三人称単数現在形が「ventures」、現在分詞が「venturing」、過去形が「ventured」、過去分詞が「ventured」と変化する。「venture」の発音・読み方
「venture」の発音記号は、アメリカ英語で「véntʃər」、イギリス英語で「véntʃə」と表記される。「venture」の読み方をカタカナで表すと、アメリカ英語で「ヴェンチャア」、イギリス英語で「ヴェンチャ」となる。「ヴェンチャア」「ヴェンチャ」の「ヴェ」にアクセントを付けて発音する。「venture」の語源・由来
「venture」の語源は、英語の名詞「adventure」と同じである。「adventure」の語源を遡ると、「到着する」「届く」といった意味のラテン語の動詞「advenire」から来ている。「advenire」から「到来」を意味するラテン語の名詞「adventurus」となった。さらに「adventurus」から「チャンス」「イベント」といった意味の古フランス語の名詞「aventure」や、「好機が生じる」「起こる」といった意味の古フランス語の動詞「aventurer」と変化した。そして「aventure」「adventurus」から中英語の「adventure」となり、「adventure」を縮めた単語が「venture」である。「venture」と「adventure」の違い
「adventure」は「venture」の元となった英語の名詞である。「adventure」は、主に「冒険」「投機」「火遊び」といった意味を表す。日本語で「アドベンチャー」として定着している。「venture」と「adventure」の違いとして、まず「adventure」は動詞が存在しないことである。そして「adventure」の「冒険」とは、未開の土地の探索や非日常的体験を指すことに対して、「venture」の「冒険」とは、新規事業の展開や起業などのビジネス関連のものを指す。「venture」を含む英熟語・英語表現
「venture into」とは
「危険を冒して(intoの中)へ足を入れる」「思い切って(into以下のことに)挑戦してみる」といった意味である。
「venture」に関連する用語の解説
「business venture」とは
「投機的事業」「リスクの高い事業」といった意味を指す。また「オックスフォード大学出版局」から出版されている、ビジネスマン向けの英語教材が「Business Venture」である。
「joint venture」とは
複数の起業・国家が共同で事業を行う「合弁事業」を意味する。
「venture企業」とは
大企業では扱っていない革新的な技術・製品を提供し、設立から数年程度の新興企業を指す。日本語で「ベンチャー企業」とも言う。
「venture capital」とは
未上場のベンチャー企業に出資し、上場後に株式を売却することで利益を得ることを意味する。ハイリスク・ハイリターンなのが特徴である。日本語で「ベンチャー・キャピタル」とも言う。また「ベンチャー・キャピタル」を行う投資家・投資会社を、英語で「venture capitalist」と表記する。
「The Ventures」とは
アメリカのインストゥルメンタル・ロックバンドである。日本語で「ザ・ベンチャーズ」と表記される。1959年に結成し、エレクトリックギターを主軸に数々のサーフ・サウンドを世に送り出した。その功績が認められ、2008年にはロックの殿堂入りを果たしている。また日本のポップス・ロックにも多大な影響を与えている。
「venture」の使い方・例文
「venture」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・He quit the company and soon started a venture company.(彼は会社を辞めて、すぐにベンチャー企業を立ち上げた)
・She ventured out from her house in the heavy rain.(彼女は大雨の中、思い切って家を出た)
・I ventured into the park at midnight.(私は危険を冒して真夜中の公園に足を踏み入れた)
・I wouldn't venture to say that he is wrong.(私は彼が間違っているとあえて言うつもりはない)
ベンチャー venture
Venture
ヴェンチア
(VENTURE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:24 UTC 版)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2015年6月)
( |
ヴェンチア | |
---|---|
欧字表記 | Venture |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 青毛 |
生誕 | 1957年 |
死没 | 1979年4月 (22歳没・旧23歳) |
父 | レリック |
母 | ローズオリン |
母の父 | フェロッシャー |
生国 | ![]() |
生産者 | アーガー・ハーン3世 アリ・ハーン |
馬主 | アリ・ハーン →アーガー・ハーン4世 |
調教師 | アレック・ヘッド(フランス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 12戦7勝 |
獲得賞金 | 1万7198ポンド 26万508フラン |
ヴェンチア (Venture) とはイギリス生まれの競走馬および種牡馬である。種牡馬として日本に輸入され成功を収めた。
全兄に仏2000ギニー、ジャックルマロワ賞等の優勝馬Buisson Ardent(ビュイッソンアルダン)、半兄にロワイヤルオーク賞の優勝馬Buisson d'Or(ビュイッソンドール)がいる。
経歴
競走馬としては主にイギリスで走り、サセックスステークス、ミドルパークステークス、セントジェームズパレスステークスといった現在のG1競走を制した。
1961年よりフランスで種牡馬入りして供用が開始され、その後1969年に日本へ輸入された。日本では2度の年度表彰を受賞したイットーや東京優駿を制したクライムカイザーといった産駒が活躍し、同じくレリックの直仔で日本に輸入されたポリックやミンシオらとともにマンノウォー系およびレリック系の発展に大きく貢献した。
しかし、種牡馬を引退した1979年に屠殺され食肉となった。前述の通り東京優駿優勝馬などを輩出し、日本で大成功を収めた馬であったが悲惨な結末となった。
日本ではクライムカイザーをはじめ後継種牡馬を3頭残したが、いずれも失敗に終わった。ブラジルに渡ったフランス産の牡駒Locris(ロクリ)が同地でリーディングサイアーとなっており、多くの活躍馬を輩出した。また、母の父としても大きな実績を残したため、母系に入って「華麗なる一族」や、ヨーロッパで種牡馬となっているソヴィエトスターなどを通して2000年代以降も血統表に名前が残っている。
主な産駒
- Embeille(1962年生 ロンポワン賞)
- Locris(1964年生 ジャンプラ賞、チャンピオンステークス2着)
- Maroun(1968年生 ジャンプラ賞・仏G2、ダフニ賞・仏G3)※1971年よりヨーロッパでグループ制導入。
- イットー(1971年生 1975年スワンステークス、高松宮杯)
- タカエノカオリ(1971年生 1974年桜花賞)
- ソシアルトウショウ(1972年生 1975年優駿牝馬2着)
- クライムカイザー(1973年生 1976年京成杯、弥生賞、東京優駿、種牡馬)
- パッシングベンチャ(1973年生 1976年京都大賞典)
- クリーンファミリー(1975年生 1979年東海菊花賞)
- ホクセーミドリ(1976年生 1979年ラジオたんぱ賞)
- トドロキエイカン(1977年生 種牡馬)
- トドロキヒホウ(1978年生 1981年東京4歳ステークス、弥生賞、1982年オールカマー、種牡馬)
- 母の父としての主な産駒
- ハギノトップレディ(母イットー、1980年桜花賞、エリザベス女王杯など重賞4勝)
- ザベリワン(母Verushka バーバラハンデキャップなど重賞10勝)
- ハギノカムイオー(母イットー、1983年宝塚記念など重賞6勝)
- タイテエム(母テーシルダ天皇賞・春など重賞5勝)
- カツラギエース(母タニノベンチヤ、1984年宝塚記念、ジャパンカップなど重賞7勝)
- ソヴィエトスター(母Verushka フランス2000ギニー、サセックスステークス、フォレ賞、ジュライカップ、ムーラン・ド・ロンシャン賞など重賞7勝)
その他中央競馬重賞勝ち馬10頭を輩出。
血統表
ヴェンチアの血統(レリック系/Rock Sand 5×5×5=9.38%、Superman・Peter Pan 5×4=9.38%(父内)、Phalaris 4×5=9.38%(母内)、Fairy Gold 5×5=6.25%(父内)) | (血統表の出典) | |||
父
Relic 1945 青毛 |
父の父
War Relic1938 栗毛 |
Man o'War | Fair Play | |
Mahubah | ||||
Friar's Carse | Friar Rock | |||
Problem | ||||
父の母
Bridal Colors1931 青毛 |
Black Toney | Peter Pan | ||
Belgravia | ||||
Vaila | Fariman | |||
Padilla | ||||
母
Rose O'Lynn 1944 鹿毛 |
Pherozshah 1934 芦毛 |
Pharos | Phalaris | |
Scapa Flow | ||||
Mah Mahal | Gainsborough | |||
Mumtaz Mahal | ||||
母の母
Rocklyn1937 鹿毛 |
Easton | Dark Legend | ||
Phaona | ||||
Rock Forrard | Rock Flint | |||
Hark Forrard F-No.7 |
父はヨーロッパに渡ったマンノウォー系種牡馬の代表格。母は仏重賞コンデ賞の優勝馬で、仏1000ギニーでも2着となっている。甥にアメリカでG1競走2勝を挙げたThe Bart(ザバート)、フランスで重賞2勝を挙げ、種牡馬としてオーストラリアで大きな成功を収めたZamazaan(ザマザーン)などがいる。
外部リンク
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