Textbookとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > Textbookの意味・解説 

textbook

別表記:テキストブック

「textbook」の意味・「textbook」とは

「textbook」とは、学習のための書籍を指す英単語である。学校授業使われる教科書を指すことが多いが、一般的には特定の学問技術を学ぶための基本的な情報提供する本のことを指す。具体的には、数学科学歴史など各分野における基本的な概念理論解説した書籍や、語学学習のための教材なども「textbook」と呼ばれる

「textbook」の発音・読み方

「textbook」の発音は、IPA表記では /ˈtɛkstbʊk/ となる。IPAカタカナ読みでは「テクストブック」となり、日本人発音するカタカナ英語では「テキストブック」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「textbook」の定義を英語で解説

A "textbook" is a book containing a comprehensive compilation of content in a branch of study with the intention of explaining it. Textbooks are produced to meet the needs of educators and students and are typically published and marketed by educational publishers. For instance, a mathematics textbook would contain detailed explanations of mathematical concepts and principles, along with exercises for students to practice.

「textbook」の類語

「textbook」の類語としては、「manual」、「handbook」、「guidebook」などが挙げられる。これらはすべて、特定の分野知識提供する書籍を指す言葉である。ただし、「manual」は操作方法手順詳しく説明した書籍、「handbook」は参照用の情報をまとめた小型書籍、「guidebook」は特定の場所や事象についての情報提供する書籍を指すことが多い。

「textbook」に関連する用語・表現

「textbook」に関連する用語表現としては、「curriculum」、「syllabus」、「coursebook」などがある。「curriculum」は特定の学習プログラムコースで学ぶべき内容指し、「syllabus」は特定の授業コースカバーするトピック内容詳細にリストアップしたものを指す。「coursebook」は特定のコース授業使用する教科書教材を指す。

「textbook」の例文

1. English textbook (英語の教科書)
2. This is a textbook example of how to handle such situations. (これはそのような状況をどう扱うべきかの教科書的な例である)
3. The textbook covers all the key concepts of physics. (その教科書物理学すべての主要な概念カバーしている)
4. The professor wrote a textbook on modern European history. (教授近代ヨーロッパ史についての教科書書いた)
5. The textbook is designed to be user-friendly for students. (その教科書学生使いやすいように設計されている)
6. The textbook includes a glossary of terms at the end. (その教科書には最後に用語集含まれている)
7. The textbook is supplemented with online resources. (その教科書オンラインリソース補完されている)
8. The textbook provides a comprehensive overview of the subject. (その教科書主題についての包括的な概観提供する)
9. The textbook is divided into chapters based on different topics. (その教科書異なトピック基づいて章に分けられている)
10. The textbook is required reading for the course. (その教科書コース必読書である)

テキストブック【textbook】

読み方:てきすとぶっく

テキスト2」に同じ。


Textbook

教科書アメリカのtextbookは分厚くて大きいのが特徴です。

教科書

(Textbook から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 02:11 UTC 版)

日本の教科書(高等学校用)

教科用図書(きょうかようとしょ、英語: textbook、schoolbook)、して教科書(きょうかしょ)は、学問などを学ぶときに、主たる教材として用いられる図書

なお、市販されている「教科書」とその他の「教材」との区別は

  • 検定されたもののみを「教科書」と呼ぶ。それ以外の教材は「副教材」「ワークブック」「テキストブック」「ハンドブック」やその書籍の名前で呼ばれ、教科書とは明確に区別される。学校内での分類。
  • 単に学問を習うための教材としての書籍全般を示す言葉で厳密に区別されない分類。

がある。

概要

学校教育とりわけ初等教育中等教育では、地域によってさまざまなタイプの教科書が使用されている。政府と民間(企業など)の関わり方の違いによって、以下のように大別することができる。

  • 国定教科書:国家(政府)が発行して、生徒に使用を義務付けるもの。
  • 検定教科書:民間が発行するが、国家(政府)が検定を行なうもの。原則として、生徒は使用を義務付けられる。ただし、検定外教科書副読本として併用する場合もある。
  • 検定なしの教科書:民間が発行して、国家(政府)は基本的に干渉しないもの。毎年入れ替る生徒1人ごとに購入する義務はないので、学校が生徒に貸し出す貸出し制にしている国もある(アメリカ[1]フィンランドノルウェーなど)。

下表に、主な国の初等教育におけるの違いを示す[2]

おもな国々の初等教育における教科書制度の違い
教科書の制度 発行 主な国々(2009年現在) 過去の主な国々
国定教科書 国家 イラン韓国タイマレーシア 日本中国
検定教科書 民間 中国[要出典]ドイツ日本台湾ノルウェー フィンランド
検定なし アメリカイギリスオーストラリアフィンランドフランス

イギリスにはガイドライン(学習指導要領)はなく、アメリカでは自治体が、フランスでは政府がガイドラインを示すが、教科書検定は行わない。ドイツは検定を行うが、国でなく自治体が行っている[3]

なお、外国人学校、特に国籍民族言語などが特定される場合は、本国の教育制度に対応した教科書を使用することが少なくない。例えば、日本における韓国学校は韓国の国定教科書を使用、日本フィンランド学校はフィンランドの民間の教科書を使用(貸し出し制)、日本国外の日本人学校は日本の検定教科書を使用する。

各国の教科書事情

日本

  • 初等教育・中等教育
日本初等教育(小学校などにおける教育)と中等教育(中学校・高等学校などにおける教育)では、文部科学大臣による検定を経た教科用図書文部科学省検定済教科書)や、文部科学省が著作の名義を有する教育用図書(文部科学省著作教科書)がほとんどの場合で用いられている。これらは、学習指導要領に準拠したものである。教科用図書は、教科書供給所を経て流通することとなっている。このほか、文部科学省の検定を受けない準教科書・検定外教科書などが使われる場合もある。
  • 高等教育・専門教育
他方、高等教育大学短期大学高等専門学校専修学校専門課程専門学校〕など)における授業用の教科書については、教育施設が市販の専門書などを使用している。これらの専門書に対する検定の制度はない。教科用図書と市販の専門書では、企画製作の過程から流通採択に至るまでまったく事情が異なっている。私立大学放送大学を含む)、専修学校の専門課程(専門学校)やその他の教育施設では、市販本に頼らず、もっぱら自前で制作・発行した教科書・教材を使用する場合もある。
  • 美術や音楽など一部の科目を除けばA5版型が非常に多く、週刊誌のB5版型、文庫本のA6版型と並んで、版型サイズを説明する例としてしばしば用いられる。

アメリカ

アメリカ合衆国の教科書はK-8用(幼稚園から第8学年)、第7-12学年用、AP用(ハイスクール上級学年向け)に大別される[4]。AP用は大学入学前単位認定プログラムに対応しており大学での単位認定が認められる場合が多い[4]

  • 生物教科書
一般的な生物教科書の特徴は、主にハードカバーおよびフルカラーで、2kg近い重さがあり、頁数は600頁から1000頁を超えるものまであり、一般に頁数が多いほど内容も高度である。神奈川県立青少年センターの池田博明は「アメリカの多くの州では、教科書は州または地区で購入して、 教室に置いて生徒に貸与して使わせているのである。表紙の裏に所有校欄があり、9年間分の使用簿 (使用者氏名、学年等)まで用意されている。 また、生徒に対して破損・書き込み禁止の注意も書いてある。何年も繰り返して使えるように丈夫に出来ているのだ。 アメリカでは、個人が教科書を買うことは出来ないのである。」と報告している[5]
  • 生物教科書問題:
アメリカのいくつかの州では、キリスト教右派キリスト教根本主義の圧力により、生物の授業において、旧約聖書の『創世記』に基づく創造論人類唯一神により創造されたとする信仰)を記載した教科書を使用して教えることが義務付けられている。このため、科学(進化論)と宗教とは区別すべきと考える生物の教育者らの強い反発を招き、問題になっている。[注釈 1]
  • 2000年東京書籍が刊行した『新しい算数』英訳版は、アメリカの一部の小学校で使用されたことがあった[6]

フランス

フランスでは科目によっては教科書が使用されず、各教師の配布するプリントなどが使用される。また教科書が使用される場合でも、貸出制である。[7]

イギリス

イギリスには教科書検定制度はないが、サッチャー政権以降、ナショナルカリキュラムが導入されており、また日本のような1学年毎ではなく2~3学年をひとまとめにしたキー・ステージ(key stage)の段階毎に構成されている。

ドイツ

ドイツでは1972年以来、ポーランドと共同で歴史教科書を作成している。[8]

ノルウェー

ノルウェーでは教科書は無償で貸出制。教科書にはカバーを付け、1年間使ったあとにカバーを取って返却する[9]

オランダ

オランダには教育の自由[10]の保障の観点から、教科書検定制度がない。教育研究家のリヒテルズ直子によれば「著しい異端的な価値観は、まず父母や保護者が気付いて批判する。子どもを他校に転校させる、という形の批判は、学校存続の危機につながる。だから、オランダの教科書の様相・またそこで使われる方法は、出版社によってかなりの違いがある。」と指摘している[11]

関連文献

脚注

注釈

  1. ^ 近年では、宗教的な原理主義に対する教育現場の反発が強いことから、創造論から発した創造科学によって宗教色をカムフラージュしたインテリジェント・デザイン(略称ID)を生物教育に導入しようとする動きが高まっている。しかしこれも、科学者・教育者側からは「疑似科学にすぎない」との強い批判を浴びている。

出典

  1. ^ アメリカの「生物」教科書を見て 神奈川県立青少年センター 池田博明および下記節各国事情:アメリカを参照。
  2. ^ NHK週刊こどもニュース」2007年11月10日放映の「教科書はどうつくられる?」を元に作成
  3. ^ 宮台真司『日本の難点』幻冬舎新書、2009年、72ページ
  4. ^ a b 諸外国の教育評価”. 新興出版社啓林館. 2020年11月29日閲覧。
  5. ^ アメリカの「生物」教科書を見て 神奈川県立青少年センター 池田博明
  6. ^ よみうり入試必勝講座 WITH 河合塾 よみトク 英語講座12 月15 日号
  7. ^ 第3期科学技術基本計画のフォローアップ「理数教育部分」に係る調査研究
  8. ^ ドイツ・ポーランド間の歴史教科書対話に関するメモ”. 2008年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月23日閲覧。
  9. ^ 外務省サイト:ノルウェーの学校情報平成21年3月更新記事
  10. ^ リヒテルズ直子オランダの学校教育1 大原則としての『教育の自由』なお日本における学問の自由とは意味が重なるところもあるが異なる。
  11. ^ オランダの学校教育10 各生徒の歴史解釈を奨励する歴史教育

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Textbook」の関連用語

Textbookのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Textbookのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
栄陽子留学研究所栄陽子留学研究所
Copyright © 栄陽子留学研究所, All Rights Reserved.
アメリカ大学ランキング
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの教科書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS