TDX24
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:13 UTC 版)
「バンホール・アストロメガ」の記事における「TDX24」の解説
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} はとバスに導入されたTDX24 アストロメガのロゴマーク InterCityDDのロゴマーク 上述の例以降導入が途絶えていたが、日本製の2階建てバスであった三菱ふそう・エアロキングが2010年に製造を終了して以降、はとバスが海外メーカーを対象に同車の更新対象車種を模索。しかし、一般的にヨーロッパでのバスの車両規格が「幅員2.55m」であるのに対し、日本の道路法の規定では幅員2.5mを超えると特大車扱いとなり、全長・全高も日本の規格に合わずそのままでは通常の公道走行が困難なこと、日本向けのサイズを納入するのにあたってメーカー側から一定以上の生産ロットを求められたことからメーカー選定が難航、最終的にバンホールが日本向けにサイズを縮小したモデルを生産することを承諾。バンホール、はとバスに加え、パワートレーンを担当するスカニアとの3社による共同プロジェクトにより、約5年の年月を費やして日本向けモデルを開発、2016年に輸入が開始された。 3社共同開発による日本向けモデル TDX24 は欧州向け TDX25 を日本向けにサイズを縮小(全幅2.5m、全高3.78m、全長11.99m)したもので、パワーユニットはヨーロッパのユーロ6および日本の平成28年排出ガス規制をクリアしたスカニア製直列6気筒ディーゼルエンジン「DC13 115」(排気量12,742cc、最高出力410PS、最大トルク2150Nm)を縦置きで搭載し、トランスミッションには12速AMT「オプティクルーズ」を用いている。安全面では衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報装置、横滑り防止装置や、車間距離保持機能付きオートクルーズを備えているほか、クラリオンの開発した全周囲俯瞰カメラシステム「サラウンドアイ」を搭載している。車両価格は8000万円。当車種のエアコンはドイツ・エバースペッヒャー製の機関直結式冷房装置を使用しており、エアロキングと比較して広いトランクルームを得ている。TDX24 はスカニアジャパンが輸入元となり販売をしており、標準仕様は内装が艤装された状態で輸入される。 2018年(平成30年)には高速路線バスとしては初めて京成バスが導入し、3月29日より東京駅鍛冶橋駐車場 - 成田空港間の『有楽町シャトル』で運行開始。この導入に当たっては、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)対応の一環として、1階部分に車椅子スペースを設けることの出来るアストロメガを導入したことを京成の関係者が明言している。また、京成に続いてジャムジャムエクスプレスが4月8日の東京ディズニーシー発名古屋行きでお披露目(名古屋発は4月9日発)、4月20日発より東京ディズニーシー - 大阪・神戸線に導入される。2018年7月14日より、ジェイアールバス関東が、バスタ新宿 - TDRの路線で運行を開始した。現在は東京駅 - 名古屋駅の東名ハイウェイバス(新東名スーパーライナー)1往復に充てられているが、2019年(令和元年)5月17日より青春昼特急号と青春エコドリーム号にも充当される。ジェイアールバス関東への導入に当たっては、はとバスが協力を行い、「InterCity DD」という独自のシリーズ名がつけられている。 2019年(平成31年)には、ジェイアールバステックに新たに導入され、4月25日より東京駅 - 御殿場プレミアム・アウトレット間の路線1往復に投入される。また同じ2019年(令和元年)には西日本ジェイアールバスにも導入され、5月17日より青春昼特急号と青春エコドリーム号に充当するなど、エアロキングを導入していた事業者を中心に導入が進んでいる。同年7月31日には岩手県北自動車が3列・4列混在シートの独自モデルを導入、盛岡 - 宮古間の「盛宮106特急」1往復で運行される。西日本ジェイアールバス向けには、全列4列シート仕様に加え、1階を4列座席、2階を3列座席とした仕様が導入され、2020年8月1日より運行が開始された。また、ジェイアール東海バスとジェイアール四国バスが「移動等円滑化取組計画書」の中で高速バスの二階建て車両の更新に言及しており、このうち、ジェイアール東海バスでは新東名スーパーライナー用に1階を4列座席、2階を3列座席とした仕様を導入し、6月15日より運行を開始した。ジェイアール四国バスは2020年7月22日より高知エクスプレス号に本車輌を導入した。2020年より、京王バスとフジエクスプレスの本車種が富士五湖線に投入された。 2021年は前年初頭より世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響に伴い輸入台数は前年より大きく落ち込んだが、スサノオ号用に中国ジェイアールバスに新たに導入された。 貸切専業事業者では、2016年に東京ヤサカ観光バスが「サンシャイン55」の愛称で2台を導入したほか、2020年2月には、千葉県茂原市に本拠地を置くオートウィルが1台導入している。
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